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公開番号2024164963
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080716
出願日2023-05-16
発明の名称建設機械用旋回ブレーキ装置
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類E02F 9/12 20060101AFI20241121BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】簡略な構成でブレーキの遅延速度を精密に制御することができ、ブレーキの損傷を好適に防止することが可能な建設機械用旋回ブレーキ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる建設機械用旋回ブレーキ装置(ブレーキ装置100)の構成は、建設機械の上部旋回体を旋回させる旋回モータ110と、旋回モータ110の回転を制止するブレーキ120と、ブレーキ120を動作させるブレーキ弁200と、ブレーキ弁200のスプリング室242のドレン回路180に配置された遅延回路170と、を備え、遅延回路170は、ブレーキ120を解除する方向の作動油の流れを許容するチェック弁172と、チェック弁172と並列に配置されブレーキ120を作動させる際に作動油が通過する絞り174と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建設機械の上部旋回体を旋回させる旋回モータと、
前記旋回モータの回転を制止するブレーキと、
前記ブレーキを動作させるブレーキ弁と、
前記ブレーキ弁のスプリング室のドレン回路に配置された遅延回路と、
を備え、
前記遅延回路は、
前記ブレーキを解除する方向の作動油の流れを許容するチェック弁と、
前記チェック弁と並列に配置され前記ブレーキを作動させる際に作動油が通過する絞りと、
を有することを特徴とする建設機械用旋回ブレーキ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械の上部旋回体を旋回させる旋回モータと、旋回モータを制止するブレーキを含む建設機械用旋回ブレーキ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
土木や建設の作業現場において用いられる建設機械は、作業員が搭乗するキャビン等の上部旋回体を旋回させて作業を行う。上部旋回体は、旋回時には旋回モータによって駆動し、非旋回時にはブレーキによって旋回モータが制止される。例えば特許文献1には、旋回掘削機の旋回制御回路が開示されている。
【0003】
特許文献1の旋回制御回路は、「旋回操作弁より旋回制御弁へ供給されるパイロット圧を取出してブレーキ弁を切換えることにより、旋回モータに設けられた軸ブレーキをオンオフ制御するものにおいて、ブレーキ弁に、軸ブレーキの開放時「ブレーキシリンダ内の油を」徐々にドレンする遅延手段を設けてなる」ことを特徴としている。特許文献1によれば、慣性旋回すべく旋回操作弁を中立へ操作しても軸ブレーキが急激に作用しないようにできるため、軸ブレーキの焼き付きや早期の摩耗が改善されるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭61-193168号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の旋回制御回路では、ブレーキ弁に自己保持回路が設けられている。そしてブレーキ弁の連通ポジションとドレンポジションとを切り替える(油路を切り替える)ことにより、軸ブレーキのブレーキシリンダの油が、ブレーキ弁の自己保持回路を経由してスローリターンバルブ(遅延手段)の絞りを経てドレンされる。しかしブレーキピストンのブレーキシリンダに供給される圧油は旋回駆動圧力と同一の高圧であり、且つ負荷により圧力が変動するため、特許文献1の構成であるとブレーキの遅延速度を精密に制御することが難しい。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑み、簡略な構成でブレーキの遅延速度を精密に制御することができ、ブレーキの損傷を好適に防止することが可能な建設機械用旋回ブレーキ装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明にかかる建設機械用旋回ブレーキ装置の代表的な構成は、建設機械の上部旋回体を旋回させる旋回モータと、旋回モータの回転を制止するブレーキと、ブレーキを動作させるブレーキ弁と、ブレーキ弁のスプリング室のドレン回路に配置された遅延回路と、を備え、遅延回路は、ブレーキを解除する方向の作動油の流れを許容するチェック弁と、チェック弁と並列に配置されブレーキを作動させる際に作動油が通過する絞りと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡略な構成でブレーキの遅延速度を精密に制御することができ、ブレーキの損傷を好適に防止することが可能な建設機械用旋回ブレーキ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態にかかる建設機械用旋回ブレーキ装置を説明する図である。
ブレーキ弁および遅延回路を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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