TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024168238
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084733
出願日
2023-05-23
発明の名称
鋼管杭撤去装置
出願人
株式会社JAST
,
株式会社タケミ企画
代理人
個人
主分類
E02D
9/02 20060101AFI20241128BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】地中に埋設された既設の鋼管杭を簡単に引き抜くことができるようにする。
【解決手段】回転式杭打ち機2に取り付けられ、地中に埋設された既設の鋼管杭3を引き抜くための鋼管杭撤去装置1である。鋼管杭撤去装置1は、回転式杭打ち機2に連結される連結部11と、この連結部11に固定されるベース部材12の下面から下方に垂下し、かつ鋼管杭3の上端外周部を全周に亘って囲うように配置された垂下壁13と、垂下壁13に固定される油圧シリンダー14と、油圧シリンダー14の押圧力が作用するとともに、鋼管杭3の外周面を直径方向の外方側から挟み込むように直径方向に対で対向配置された歯状突起部材15とを備える。油圧シリンダー14の押圧力を作用させることによって歯状突起部材15で鋼管杭3の外周面を直径方向に挟み込み、回転式杭打ち機2で鋼管杭撤去装置1を回転させながら引抜き力を与えることによって鋼管杭3を引き抜く。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転式杭打ち機に取り付けられ、地中に埋設された既設の鋼管杭を引き抜くための鋼管杭撤去装置であって、
前記鋼管杭撤去装置は、前記回転式杭打ち機に連結される連結部と、この連結部に固定されるベース部材の下面から下方に垂下し、かつ前記鋼管杭の上端外周部を全周に亘って囲うように配置された垂下壁と、前記垂下壁に固定される油圧シリンダーと、前記油圧シリンダーの押圧力が作用するとともに、前記鋼管杭の外周面を直径方向の外方側から挟み込むように直径方向に対で対向配置された歯状突起部材とを備え、
前記油圧シリンダーの押圧力を作用させることによって前記歯状突起部材で前記鋼管杭の外周面を直径方向に挟み込み、前記回転式杭打ち機で前記鋼管杭撤去装置を回転させながら引抜き力を与えることによって前記鋼管杭を引き抜くことを特徴とする鋼管杭撤去装置。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
前記鋼管杭の上端開口から内部に挿入され、前記歯状突起部材の挟み込み位置に配置される圧力支持部材が備えられている請求項1記載の鋼管杭撤去装置。
【請求項3】
前記歯状突起部材がブロック状の保持具に取り付けられ、前記保持具の周囲が前記保持具の外周面と摺接するガイド部材で囲われている請求項1記載の鋼管杭撤去装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地中に埋設された既設の鋼管杭を引き抜くための鋼管杭撤去装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、既存の建造物の解体後、地中に埋設されている基礎杭の撤去工事が行われている。基礎杭の撤去方法として種々の提案がなされており、例えば、既設杭の周りを囲むように円筒状のケーシングを回転圧入して既設杭と地盤とを縁切りした後、既設杭の頭部にワイヤーを掛けて、クレーンによって引き抜く輪投げ工法、ケーシングの下端に備えられた爪で、既設杭の下端部を抱え込み、既設杭をケーシングの中に入れたままケーシングごと引き抜くチャッキング工法などがある。
【0003】
また、基礎杭として、従来より、鋼管製の杭の下端部に、螺旋状の掘削刃と下方に突出する掘削刃とが設けられ、回転力と押圧力を与えながら地中に貫入されるものが知られている。ところが、このような従来の鋼管杭は、螺旋状の掘削刃が打設時に変形しやすいという問題があった。
【0004】
このような問題の解決のため、下記特許文献1、2には、鋼管からなる杭本体の下端断面のほぼ1/2ずつがそれぞれ異なる傾斜角度、且つ、それぞれ杭本体軸方向に直交せず、交差する傾斜角度で形成され、前記杭本体の下端断面のほぼ中央に同軸方向に延びるように板体が溶接されて軸方向突設刃が形成され、前記ほぼ1/2の下端断面よりも大きい二枚の矩形板体それぞれの面上に前記ほぼ1/2の下端断面がそれぞれ溶接されて、軸方向突設刃を挟む両側に径方向突設刃が形成されてなる鋼管杭が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-152446号公報
特開2005-90128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1、2に記載された鋼管杭は、直径が100~400mm程度の細径のものであり、このような細径の鋼管杭を撤去する際、上述の従来の輪投げ工法やチャッキング工法を用いたのではコストが嵩み、工期が長期化する問題があった。
【0007】
そこで本発明の主たる課題は、地中に埋設された既設の鋼管杭を簡単に引き抜くことができる鋼管杭撤去装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、回転式杭打ち機に取り付けられ、地中に埋設された既設の鋼管杭を引き抜くための鋼管杭撤去装置であって、
前記鋼管杭撤去装置は、前記回転式杭打ち機に連結される連結部と、この連結部に固定されるベース部材の下面から下方に垂下し、かつ前記鋼管杭の上端外周部を全周に亘って囲うように配置された垂下壁と、前記垂下壁に固定される油圧シリンダーと、前記油圧シリンダーの押圧力が作用するとともに、前記鋼管杭の外周面を直径方向の外方側から挟み込むように直径方向に対で対向配置された歯状突起部材とを備え、
前記油圧シリンダーの押圧力を作用させることによって前記歯状突起部材で前記鋼管杭の外周面を直径方向に挟み込み、前記回転式杭打ち機で前記鋼管杭撤去装置を回転させながら引抜き力を与えることによって前記鋼管杭を引き抜くことを特徴とする鋼管杭撤去装置が提供される。
【0009】
上記請求項1記載の発明では、鋼管杭の外周面を直径方向の外方側から挟み込むように直径方向に対で対向配置された歯状突起部材と、前記歯状突起部材を押圧する油圧シリンダーとが備えられ、前記油圧シリンダーの押圧力を作用させることによって前記歯状突起部材で前記鋼管杭の外周面を直径方向に挟み込み、前記回転式杭打ち機で前記鋼管杭撤去装置を回転させながら引き抜き力を与えることによって前記鋼管杭を引き抜くようにしている。
【0010】
このように、鋼管杭の上端部を歯状突起部材で直接クランプして回転式杭打ち機で回転させながら引き抜くため、従来の工法のようにケーシングを貫入する必要がなく、簡単に引き抜くことができるようになる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社JAST
鋼管杭撤去装置
8日前
個人
エア津波緩衝装置
2日前
個人
砂防ダム及び導流堤
28日前
個人
指示装置
1日前
鹿島建設株式会社
接合構造
8日前
株式会社クボタケミックス
桝蓋
1日前
株式会社不二越
建設機械
8日前
住友建機株式会社
ショベル
8日前
住友建機株式会社
ショベル
1か月前
株式会社ナガイ製作所
貫入試験方法
23日前
日本車輌製造株式会社
建設機械
22日前
コベルコ建機株式会社
作業機械
2日前
個人
鋼管杭とその製造方法
1日前
住友重機械工業株式会社
作業機械
9日前
住友重機械工業株式会社
ショベル
1か月前
住友重機械工業株式会社
ショベル
1か月前
住友重機械工業株式会社
作業機械
1日前
株式会社フジタ
建築物とその施工方法
8日前
株式会社乗富鉄工所
水門開閉装置の設置方法
22日前
日本車輌製造株式会社
杭打機の制御装置
15日前
コベルコ建機株式会社
作業機械
1日前
コベルコ建機株式会社
作業機械
1日前
ゼニヤ海洋サービス株式会社
通船ゲートシステム
1か月前
千代田工営株式会社
杭と上部構造物との接合構造
8日前
株式会社不二越
建設機械用旋回ブレーキ装置
15日前
住友重機械工業株式会社
作業機械の制御装置
1日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
1日前
住友重機械工業株式会社
作業機械の管理システム
23日前
株式会社JAST
鋼管杭撤去装置
8日前
岡部株式会社
地中排水具及び地中排水構造
1か月前
岡部株式会社
地中排水具及び地中排水構造
1か月前
大成建設株式会社
整流構造
15日前
カナデビア株式会社
排砂装置および排砂方法
15日前
株式会社竹中工務店
山留め工法
1日前
株式会社竹中工務店
山留め工法
1日前
日特建設株式会社
基盤材処理システム
2日前
続きを見る
他の特許を見る