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公開番号
2024157834
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072440
出願日
2023-04-26
発明の名称
地中排水具及び地中排水構造
出願人
岡部株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02D
3/10 20060101AFI20241031BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】土砂などの粒分によって目詰まりが生じることがなく、地下水を円滑に排出することが可能な地中排水具及び地中排水構造を提供する。
【解決手段】地中に斜め下向きに挿入されて地下水wを流通させる排水管2,3を直列接続するために、端部開口4a,4bから長さ方向に内奥へ向けて、排水管が挿入される中空筒状の接続管4を備え、接続管の内周には、端部開口4aから内奥へ向けて、螺旋状に凸条15が形成され、凸条と接続管の第1接続部10に挿入される第1排水管2とで区画して、接続管の端部開口から内奥へ向けて螺旋状の通水路16が形成され、接続管の内奥に位置する通水路の終端である排水部16aが接続管内方に連通されると共に、接続管の端部開口に位置する通水路の始端である流入部16bが地中と連通される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
地中に浸透している地下水を排出する地中排水具であって、
地中に斜め下向きに挿入されて地下水を流通させる排水管を直列接続するために、端部開口から長さ方向に内奥へ向けて、該排水管が挿入される中空筒状の接続管を備え、
該接続管の内周には、上記端部開口から上記内奥へ向けて、螺旋状に凸条が形成され、
該凸条と上記接続管に挿入される上記排水管とで区画して、該接続管の上記端部開口から上記内奥へ向けて螺旋状の通水路が形成され、
上記接続管の上記内奥に位置する上記通水路の終端が該接続管内方に連通されると共に、該接続管の上記端部開口に位置する該通水路の始端が地中と連通されることを特徴とする地中排水具。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記排水管には、前記接続管と接続するための外周ねじ条が形成され、該外周ねじ条は、前記凸条に隙間を隔てて螺合され、前記通水路は、上記凸条と上記外周ねじ条の隙間で形成されることを特徴とする請求項1に記載の地中排水具。
【請求項3】
前記接続管に挿入される前記排水管は、外周が前記凸条に当接され、前記通水路は、上記凸条と上記排水管の外周で区画形成されることを特徴とする請求項1に記載の地中排水具。
【請求項4】
請求項1~3いずれかの項に記載の地中排水具を用い、該地中排水具は、前記排水管が斜め下向きとなる姿勢で地中に挿入され、上記排水管の斜め下向きの先端は、挿入終端として地中から地盤面に露出されることを特徴とする地中排水構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、土砂などの粒分によって目詰まりが生じることがなく、地下水を円滑に排出することが可能な地中排水具及び地中排水構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
地中に浸透している地下水を排出する技術として、例えば特許文献1及び2が知られている。特許文献1の「排水管」は、地中に埋設して、地中に浸透した水を排水する排水管であって、周面に軸方向に延びる多数のスリット状通水孔を開設して構成されている。
【0003】
特許文献2の「土中埋設用集水管」は、目詰まりが起こりにくく、かつ、製造コストが低くて製造が容易である集水管の提供を課題とし、開口率5~50%の有孔板からなる集水管としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平4-37624号公報
特開2003-232028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
地中に浸透している地下水は、土や砂などの粒分が混ざり合って、混濁状態となっている。これら粒分は、水中で浮遊するものもあるが、比重が水よりも重くて沈殿する。
【0006】
背景技術では、孔の形状や個数、開口率によって、孔に目詰まりを生じさせずに、土中から排水することを企図している。
【0007】
しかしながら、地下水が排水管や集水管へ流入する際、地下水と共に流れ込もうとする土や砂などの粒分によって孔が塞がれて目詰まりが生じてしまうことは避けられず、また、排水管等の内部に流れ込んでしまった粒分がその重さによって当該排水管等の内部に沈殿し堆積して、これにより排水管等それ自体に目詰まりが生じてしまって、排水や集水の機能を継続して果たすことができないという課題があった。
【0008】
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、土砂などの粒分によって目詰まりが生じることがなく、地下水を円滑に排出することが可能な地中排水具及び地中排水構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明にかかる地中排水具は、地中に浸透している地下水を排出する地中排水具であって、地中に斜め下向きに挿入されて地下水を流通させる排水管を直列接続するために、端部開口から長さ方向に内奥へ向けて、該排水管が挿入される中空筒状の接続管を備え、該接続管の内周には、上記端部開口から上記内奥へ向けて、螺旋状に凸条が形成され、該凸条と上記接続管に挿入される上記排水管とで区画して、該接続管の上記端部開口から上記内奥へ向けて螺旋状の通水路が形成され、上記接続管の上記内奥に位置する上記通水路の終端が該接続管内方に連通されると共に、該接続管の上記端部開口に位置する該通水路の始端が地中と連通されることを特徴とする。
【0010】
前記排水管には、前記接続管と接続するための外周ねじ条が形成され、該外周ねじ条は、前記凸条に隙間を隔てて螺合され、前記通水路は、上記凸条と上記外周ねじ条の隙間で形成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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