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公開番号
2024175529
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093378
出願日
2023-06-06
発明の名称
ショベル
出願人
住友建機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E02F
9/00 20060101AFI20241211BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】簡単な構成によって、カバー部材の変形を抑制できるショベルを提供する。
【解決手段】ショベル100は、下部走行体1と、下部走行体1に旋回可能に設けられる上部旋回体3と、を備える。下部走行体1は、上部旋回体3を支持するセンタフレーム12Cと、センタフレーム12Cの両側に連結されて走行部を支持するサイドフレーム12L、12Rと、サイドフレーム12L、12Rに取り付けられ、センタフレーム12Cとサイドフレーム12L、12Rとの間を延在する配管を覆うカバー部材50と、を備える。カバー部材50およびセンタフレーム12Cのうち一方は、他方に対して引っ掛かり可能な凸部54を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
下部走行体と、
前記下部走行体に旋回可能に設けられる上部旋回体と、を備えるショベルであって、
前記下部走行体は、前記上部旋回体を支持するセンタフレームと、前記センタフレームの両側に連結されて走行部を支持するサイドフレームと、
前記サイドフレームに取り付けられ、前記センタフレームと前記サイドフレームとの間を延在する配管を覆うカバー部材と、を備え、
前記カバー部材および前記センタフレームのうち一方は、他方に対して引っ掛かり可能な凸部を有する、
ショベル。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記凸部は、前記カバー部材の縁から前記センタフレームの下面に対向する位置に突出している、
請求項1に記載のショベル。
【請求項3】
前記カバー部材は、前記サイドフレームに取り付けられる取付部を有し、
前記凸部は、前記カバー部材の縁において前記取付部から離れた位置に設けられる、
請求項2に記載のショベル。
【請求項4】
前記凸部は、前記カバー部材に連続して形成されている、
請求項2に記載のショベル。
【請求項5】
前記カバー部材は、前記凸部と前記取付部が連続して形成される取付部材を含む、
請求項3に記載のショベル。
【請求項6】
前記サイドフレームに前記カバー部材が取り付けられた状態で、前記凸部と、前記凸部が対向する前記センタフレームまたは前記カバー部材との間に間隙を有する、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のショベル。
【請求項7】
前記サイドフレームに前記カバー部材が取り付けられる一方で、前記凸部が前記センタフレームに対して自由状態となっている、
請求項2乃至5のいずれか1項に記載のショベル。
【請求項8】
前記サイドフレームおよび前記カバー部材は、互いに分離した状態で、前記サイドフレームに対して前記カバー部材が近接する方向または離間する方向に案内可能である、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のショベル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ショベルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ショベルは、輸送時等において下部走行体の幅を変更できるように、センタフレームとサイドフレームをボルト等で固定しているものがある。このショベルは、センタフレームとサイドフレームとの間に油圧を供給および排出するための配管等を延在させており、さらに配管を保護するために配管の露出部分の周囲にカバー部材を設置している。
【0003】
例えば、特許文献1には、センタフレームとサイドフレームとの間を延在する油圧ホース群を覆うカバー部材を備えたショベル(ミニショベル)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017‐89233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、カバー部材は、サイドフレームに取り付けられて片持ち梁となっている場合、走行時の異物の巻き上げに伴う外力やサイドフレームの振動等を受けることで、持ち上がるように変形する現象が発生する。特許文献1のカバー部材は、ボルトおよびナットからなる連結部を介してセンタフレームのブラケットに固定される。
【0006】
しかしながら、このようにカバー部材をサイドフレームとセンタフレームの両方に固定する構成は、カバー部材とフレームとの連結構造の複雑化を招き、コストが増加することになる。また、カバー部材の取り付けや取り外しに時間がかかるようになり、センタフレームとサイドフレームを分離させる作業等において、余計な手間が生じる(作業性が低下する)ことになる。
【0007】
本開示は、簡単な構成によって、カバー部材の変形を抑制できるショベルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様によれば、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に設けられる上部旋回体と、を備えるショベルであって、前記下部走行体は、前記上部旋回体を支持するセンタフレームと、前記センタフレームの両側に連結されて走行部を支持するサイドフレームと、前記サイドフレームに取り付けられ、前記センタフレームと前記サイドフレームとの間を延在する配管を覆うカバー部材と、を備え、前記カバー部材および前記センタフレームのうち一方は、他方に対して引っ掛かり可能な凸部を有する、ショベルが提供される。
【発明の効果】
【0009】
一態様によれば、簡単な構成によって、カバー部材の変形を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係るショベルを示す側面図である。
下部走行体のフレームの斜視図である。
センタフレームの左側および左サイドフレームの後側を拡大して示す斜視図である。
図3のカバーパネルおよびカバー部材を外した状態を示す斜視図である。
実施形態に係るカバー部材を前側から見た斜視図である。
センタフレームとカバー部材の係合構造を示す側面図である。
センタフレームとカバー部材を斜め下側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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