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公開番号2024130256
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039883
出願日2023-03-14
発明の名称乾燥装置、記録装置及び制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240920BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】乾燥装置の内気の温度調整をより短時間で行える技術を提供する。
【解決手段】吐出ヘッドから液体が吐出された媒体を搬送する搬送手段と、空気を送風する送風手段、及び、空気を加熱する加熱手段を備えた温風送風手段と、前記温風送風手段と前記搬送手段の搬送経路上の領域との間で前記温風送風手段が送風する空気を循環させる循環通路を形成する通路形成手段と、を備えた乾燥装置であって、前記循環通路で循環される内気と、前記循環通路に導入される前記循環通路外の外気との割合を調整する調整手段を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
吐出ヘッドから液体が吐出された媒体を搬送する搬送手段と、
空気を送風する送風手段、及び、空気を加熱する加熱手段を備えた温風送風手段と、
前記温風送風手段と前記搬送手段の搬送経路上の領域との間で前記温風送風手段が送風する空気を循環させる循環通路を形成する通路形成手段と、
を備えた乾燥装置であって、
前記循環通路で循環される内気と、前記循環通路に導入される前記循環通路外の外気との割合を調整する調整手段を備える、
ことを特徴とする乾燥装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
請求項１に記載の乾燥装置であって、
前記調整手段を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、
昇温条件が成立した場合は、前記内気の割合が増加するように前記調整手段を制御し、
降温条件が成立した場合は、前記外気の割合が増加するように前記調整手段を制御する、
ことを特徴とする乾燥装置。
【請求項３】
請求項２に記載の乾燥装置であって、
前記昇温条件は、ユーザの昇温指示を含み、
前記降温条件は、ユーザの降温指示を含む、
ことを特徴とする乾燥装置。
【請求項４】
請求項２に記載の乾燥装置であって、
前記昇温条件は、前記媒体に対する前記吐出ヘッドの吐出動作指示を含み、
前記降温条件は、メンテナンスの発生を含む、
ことを特徴とする乾燥装置。
【請求項５】
請求項２に記載の乾燥装置であって、
前記制御手段は、前記降温条件が成立した場合は、前記温風送風手段が送風する空気の温度が低くなるように前記温風送風手段を制御し、
前記昇温条件が成立した場合は、前記温風送風手段が送風する空気の温度が高くなるように前記温風送風手段を制御する、
ことを特徴とする乾燥装置。
【請求項６】
請求項１に記載の乾燥装置であって、
前記調整手段は、
前記外気の導入量、又は、前記内気を前記循環通路外へ排気する排気量の少なくともいずれか一方を調整する、
ことを特徴とする乾燥装置。
【請求項７】
請求項１に記載の乾燥装置であって、
前記循環通路は、
前記循環通路外の外気が導入される導入部と、
前記循環通路内の内気が排気される排気部と、を有し、
前記調整手段は、
前記排気部における排気量を調整する、
ことを特徴とする乾燥装置。
【請求項８】
請求項１に記載の乾燥装置であって、
前記循環通路は、
前記循環通路外の外気が導入される導入部と、
前記循環通路内の内気が排気される排気部と、を有し、
前記調整手段は、
前記排気部の開口量を変更する可動部材を備える、
ことを特徴とする乾燥装置。
【請求項９】
請求項１に記載の乾燥装置であって、
前記循環通路は、
前記循環通路外の外気が導入される導入部と、
前記循環通路内の内気が排気される排気部と、を有し、
前記調整手段は、
前記排気部に隣接した位置において前記排気部の排気方向に空気を送風する送風手段を備える、
ことを特徴とする乾燥装置。
【請求項１０】
請求項１に記載の乾燥装置であって、
前記通路形成手段は、前記循環通路を外部と連通させる開口部を有し、
前記調整手段は、前記開口部の開口量を変更する可動部材を備える、
ことを特徴とする乾燥装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、乾燥装置、記録装置及び制御方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
紙などの媒体上の液体を乾燥する技術として、温風を媒体に送風して液体の乾燥を促進する技術が知られている。例えば、特許文献１には媒体にエマルジョンインクを吐出した後、温風を用いてエマルジョンインクを乾燥して媒体に定着させる技術が開示されている。特許文献１には温風を循環することも開示されている。温風を循環することにより、空気を加熱するヒータの省電力化を図れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
米国特許出願公開第２０１８／２２２２１４号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
乾燥装置の立ち上げの際、装置内を循環する内気が所定の温度に達するまでに時間を要する。立ち上げに時間がかかると乾燥作業に速やかに移行できず、内気の昇温時間の短縮の点で従来技術は改善の余地がある。また、媒体の交換やエラー対応のために、ユーザが乾燥装置に対して作業を行う場合、温風の温度を降温することで作業者の作業性を向上することができる。しかし、温風の降温に時間を要すると作業者の利便性が低下する。従来技術は内気の降温時間の短縮の点でも改善の余地がある。
【０００５】
本発明は、乾燥装置の内気の温度調整をより短時間で行える技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明によれば、
吐出ヘッドから液体が吐出された媒体を搬送する搬送手段と、
空気を送風する送風手段、及び、空気を加熱する加熱手段を備えた温風送風手段と、
前記温風送風手段と前記搬送手段の搬送経路上の領域との間で前記温風送風手段が送風する空気を循環させる循環通路を形成する通路形成手段と、
を備えた乾燥装置であって、
前記循環通路で循環される内気と、前記循環通路に導入される前記循環通路外の外気との割合を調整する調整手段を備える、
ことを特徴とする乾燥装置が提供される。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、乾燥装置の内気の温度調整をより短時間で行える技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の一実施形態に係る記録装置の概略図。
（Ａ）及び（Ｂ）は調整ユニットの動作説明図。
図１の記録装置の制御回路のブロック図。
制御ユニットの処理例を示すフローチャート。
乾燥装置の別の構成例を示す図。
（Ａ）及び（Ｂ）は乾燥装置の別の構成例を示す図。
乾燥装置の別の構成例を示す図。
（Ａ）及び（Ｂ）は乾燥装置の別の構成例を示す図。
（Ａ）及び（Ｂ）は乾燥装置の別の構成例を示す図。
（Ａ）及び（Ｂ）は乾燥装置の別の構成例を示す図。
（Ａ）及び（Ｂ）は乾燥装置の別の構成例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【００１０】
＜記録装置＞
図１は本発明の一実施形態に係る液体吐出装置１の概略図である。本実施形態の液体吐出装置１は液体インクを記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録装置である。しかし、本発明は他の形式の記録装置や液体吐出装置にも適用可能である。図中、矢印Ｘ及びＹは互いに交差する水平方向を示し、矢印Ｚは上下方向を示す。Ｘ方向とＹ方向とは本実施形態の場合、直交している。
（【００１１】以降は省略されています）

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