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公開番号2024130128
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039659
出願日2023-03-14
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03B 11/00 20210101AFI20240920BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】強い衝撃が与えられても光学フィルタを移動させる機構の破損が少なく、撮像装置の大型化を抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】撮像装置は、撮像光路を有するレンズ鏡筒ユニットと、光学フィルタと、光学フィルタを保持する回動可能なフィルタ保持部材と、フィルタ保持部材を回動させ、光学フィルタを撮像光路上の第1の位置と撮像光路外の第2の位置に移動させる第1のレバーと、第1のレバーを回動させる第2のレバーと、第2のレバーを回動させるモータと、モータの回転軸の回転を第2のレバーに伝達する伝動ベルトとを備える。モータ、伝動ベルトおよび第2のレバーは、レンズ鏡筒ユニットの1つの側面側に配置されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
撮像光路を有するレンズ鏡筒ユニットと、
光学フィルタと、
前記光学フィルタを保持する回動可能なフィルタ保持部材と、
前記フィルタ保持部材を回動させ、前記光学フィルタを前記撮像光路上の第1の位置と前記撮像光路外の第2の位置に移動させる第1のレバーと、
前記第1のレバーを回動させる第2のレバーと、
前記第2のレバーを回動させるモータと、
前記モータの回転軸の回転を前記第2のレバーに伝達する伝動ベルトと、
を備え、
前記モータ、前記伝動ベルトおよび前記第2のレバーは、前記レンズ鏡筒ユニットの1つの側面側に配置されていることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記レンズ鏡筒ユニットをチルトさせるために回動させられる第1のチルトシャフトをさらに備え、
前記モータが前記第1のチルトシャフトの内部に配置され、前記伝動ベルトおよび前記第2のレバーは、前記レンズ鏡筒ユニットに対して、前記第1のチルトシャフト側に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記第1のチルトシャフトには、前記第1のチルトシャフトを回転させるギアまたは歯付プーリが固定されている
ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記レンズ鏡筒ユニットをチルトさせるために回動させられる第2のチルトシャフトをさらに備え、
前記第2のチルトシャフトは、前記レンズ鏡筒ユニットにとって前記第1のチルトシャフトの反対側に向けて、前記第1のチルトシャフトと同軸に延びており、
前記第2のチルトシャフトは、前記第2のチルトシャフトの軸線方向に延びる空洞を有し、前記空洞には、前記レンズ鏡筒ユニットを駆動制御する信号を伝送するケーブルおよび撮像素子で撮像されて得られた画像信号を伝送するケーブルの少なくとも一方が配置されている
ことを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記レンズ鏡筒ユニットを保持するレンズ鏡筒ユニット保持部材をさらに備え、
前記第1のチルトシャフトは前記レンズ鏡筒ユニット保持部材に固定されており、
前記モータの回転軸の軸線は、前記第1のチルトシャフトの軸線と一致しているか平行であり、前記第1のチルトシャフトの前記レンズ鏡筒ユニット保持部材側の端部は、前記伝動ベルトの一部が通過する切欠きを有する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記伝動ベルトは歯付ベルトである
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記第1のレバーは、前記フィルタ保持部材に係合する第1の端部と、前記第2のレバーに係合する第2の端部と、前記第1の端部と前記第2の端部の間に位置する回動軸とを有し、
前記第2のレバーは、回動軸と、端部とを有し、
前記第2のレバーの前記端部は、前記第2のレバーが第1の方向に回動する際に、前記第1のレバーの前記第2の端部を押圧して第1のレバーを回動させる第1の押圧部と、前記第2のレバーが前記第1の方向とは逆の第2の方向に回動する際に、前記第1のレバーの前記第2の端部を押圧して第1のレバーを回動させる第2の押圧部とを有する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記第1のレバーの回転軸線は、前記レンズ鏡筒ユニットの光軸に平行に延び、
前記第2のレバーの回転軸線は、前記第1のレバーの前記回転軸線に直交する方向に延びる
ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記フィルタ保持部材に係合し、前記第1の位置に停止した前記光学フィルタを前記第1の位置で維持させ、前記第2の位置に停止した前記光学フィルタを前記第2の位置で維持させるターンオーバースプリングをさらに備える
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
撮像装置には、被写体からの光の分光特性を調整(補正)するフィルタ(光学フィルタ)が設けられることがある。光学フィルタには、例えば、赤外カットフィルタ、ND(Neutral Density)フィルタがある。
光学フィルタが設けられた撮像装置において、環境に応じて、光学フィルタの使用と不使用を切り替えることができると便利である。例えば、夜間や可視光の光量が不十分な暗所では、被写体から入射した撮像光路の外に赤外カットフィルタを移動させることにより、赤外波長の光線も利用して明るい画像を撮影することが可能となる。他方、可視光の光量が十分な環境では、赤外カットフィルタを撮像光路上に移動させることにより、撮像光線の赤外波長の成分をカットする。これにより、撮像光線が撮像光学系を通過する際に発生する赤外波長の成分と可視光波長の光線との収差と呼ばれる光学的なズレの影響を低減して、画像の品質を向上させることができる。
【0003】
特許文献1は、赤外カットフィルタを保持するフィルタ保持枠を駆動する光学機器を開示する。この技術では、モータでウォームを回転させることにより、ウォームホイールを回転させる。ウォームホイールは、ピニオンに同軸に固定されており、ピニオンはウォームホイールとともに回転する。フィルタ保持枠には、ピニオンに噛み合うラックが設けられており、ピニオンが回転すると、フィルタ保持枠は赤外カットフィルタとともに移動する。
【0004】
特許文献2は、複数の光学フィルタが配置された円板部材を回転させることにより、所望の光学フィルタを撮像光路上に配置することが可能な撮像装置を開示する。円板部材の外周には、ギアの歯が形成されており、円板部材の歯はモータの回転軸に固定されたギアに噛み合っている。したがって、モータの回転が円板部材に伝達されて、円板部材が回転する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-194031号公報
特開2019-56859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、モータの回転をギア伝達機構で伝達する技術では、ギア伝達機構に強い衝撃が与えられると、ギアの歯が損傷するおそれがある。特に監視カメラに対しては、犯罪者がカメラを破壊しようとしてカメラに強い衝撃を与えることが想定される。
【0007】
また、撮像装置はできるだけ小型であることが好ましい。
【0008】
そこで、本発明は、強い衝撃が与えられても光学フィルタを移動させる機構の破損が少なく、撮像装置の大型化を抑制することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る撮像装置は、撮像光路を有するレンズ鏡筒ユニットと、光学フィルタと、前記光学フィルタを保持する回動可能なフィルタ保持部材と、前記フィルタ保持部材を回動させ、前記光学フィルタを前記撮像光路上の第1の位置と前記撮像光路外の第2の位置に移動させる第1のレバーと、前記第1のレバーを回動させる第2のレバーと、前記第2のレバーを回動させるモータと、前記モータの回転軸の回転を前記第2のレバーに伝達する伝動ベルトとを備える。前記モータ、前記伝動ベルトおよび前記第2のレバーは、前記レンズ鏡筒ユニットの1つの側面側に配置されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明の態様においては、強い衝撃が与えられても光学フィルタを移動させる機構の破損が少ない。また、撮像装置の大型化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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