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公開番号2024130522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023040303
出願日2023-03-15
発明の名称計測装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01S 7/481 20060101AFI20240920BHJP(測定;試験)
要約【課題】高密度でほぼ等間隔な点群データを取得可能な計測装置を提供すること。
【解決手段】計測装置は、物体に走査光を照射し、物体からの反射光を反射するミラーと、水平方向に平行な第1軸周りにミラーを回転させる第1駆動部と、鉛直方向に平行な第2軸周りにミラーを回転させる第2駆動部と、第1駆動部と第2駆動部とを制御すると共に、反射光に基づいて物体の形状に関する情報を取得する制御部とを有し、制御部は、ミラーを第1軸周りに回転させつつ第2軸周りに180°回転させる間に情報を取得する制御を、所定時間をあけて複数回実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体に走査光を照射し、前記物体からの反射光を反射するミラーと、
水平方向に平行な第1軸周りに前記ミラーを回転させる第1駆動部と、
鉛直方向に平行な第2軸周りに前記ミラーを回転させる第2駆動部と、
前記第1駆動部と前記第2駆動部とを制御すると共に、前記反射光に基づいて前記物体の形状に関する情報を取得する制御部とを有し、
前記制御部は、前記ミラーを前記第1軸周りに回転させつつ前記第2軸周りに180°回転させる間に前記情報を取得する制御を、所定時間をあけて複数回実行することを特徴とする計測装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記ミラーを前記第1軸周りに第1回転方向へ回転させつつ前記第2軸周りに180°回転させる間に前記情報を取得する第1制御と、前記ミラーを前記第1軸周りに前記第1回転方向と反対の第2回転方向へ回転させつつ前記第2軸周りに180°回転させる間に前記情報を取得する第2制御とを実行することを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第2制御において、前記ミラーを前記第2軸周りに前記第1制御での回転方向と反対方向へ回転させることを特徴とする請求項2に記載の計測装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第2制御において、前記ミラーを前記第2軸周りに前記第1制御での回転方向と同一方向へ回転させることを特徴とする請求項2に記載の計測装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1制御と前記第2制御とを交互に実行することを特徴とする請求項2に記載の計測装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記所定時間の間に、前記ミラーを、前記制御における前記第1軸周りの開始位置に回転させることを特徴とする請求項1又は2に記載の計測装置。
【請求項7】
複数の前記制御における前記開始位置は互いに異なることを特徴とする請求項6に記載の計測装置。
【請求項8】
前記開始位置は、前回の前記制御における開始位置に対して所定角度だけ回転した位置であることを特徴とする請求項6に記載の計測装置。
【請求項9】
前記制御部が複数の前記制御をN(N:2以上の自然数)回行う場合、前記所定角度は360/N[°]であることを特徴とする請求項8に記載の計測装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記所定時間の間に、前記ミラーを、前記制御における前記ミラーの前記第2軸周りの速度よりも速い速度で前記制御における前記第2軸周りの初期位置に回転させることを特徴とする請求項1に記載の計測装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、走査光を用いて物体の形状を測定する計測装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レーザ光を用いたレーザレーダ装置、いわゆる3Dレーザスキャナが提案されている。特許文献1には、水平回転軸と鉛直回転軸を中心に回転可能なミラーの回転数を設定することで、高密度な点群データを取得可能な構成が開示されている。また、特許文献2には、モータの駆動のオン/オフを繰り返し、モータの性能を超えてミラーを低速で回転させることで、高密度の点群データを取得可能な構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-156142号公報
特開2017-166841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構成では、水平回転軸を中心にミラーを1回転させると、図12(b)に示されるように鉛直回転軸周りの回転角度(縦軸の角度)が0°である場合の点群データは等間隔に記録される。一方、それ以外の回転角度の点群データは、等間隔には記録されない。すなわち、点群データの密度の高い部分と低い部分が生じてしまう。また、特許文献2の構成では、ミラーが一定速度で回転しないため、隣り合う点群データの間隔が一定にならない。
【0005】
本発明は、高密度でほぼ等間隔な点群データを取得可能な計測装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての計測装置は、物体に走査光を照射し、物体からの反射光を反射するミラーと、水平方向に平行な第1軸周りにミラーを回転させる第1駆動部と、鉛直方向に平行な第2軸周りにミラーを回転させる第2駆動部と、第1駆動部と第2駆動部とを制御すると共に、反射光に基づいて物体の形状に関する情報を取得する制御部とを有し、制御部は、ミラーを第1軸周りに回転させつつ第2軸周りに180°回転させる間に情報を取得する制御を、所定時間をあけて複数回実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、高密度でほぼ等間隔な点群データを取得可能な計測装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態の計測装置の一例である3Dレーザスキャナのブロック図である。
第1の実施形態の点群データ取得処理を示すフローチャートである。
第1の実施形態の第2の点群データ取得処理を示すフローチャートである。
第1の実施形態の点群データ取得処理における回転ミラーの回転方向の一例を示す図である。
第1の実施形態の1回目の点群データ取得時の走査線の一例を示す図である。
第1の実施形態の2回目の点群データ取得時の走査線の一例を示す図である。
第1の実施形態の4回目の点群データ取得時の走査線の一例を示す図である。
第2の実施形態の第2の点群データ取得処理を示すフローチャートである。
第2の実施形態の点群データ取得処理における回転ミラーの回転方向の一例を示す図である。
走査線の方向の一例を示す図である。
第3の実施形態の第2の点群データ取得処理を示すフローチャートである。
(a)従来の3Dレーザスキャナにおいて、ミラーを中心として、ミラーの周囲に任意の半径の透明な球体が仮想的に存在するとした場合、仮想球体の表面上に、走査線がどのようなパターンを描くかを示したイメージ図である。(b)正角円筒図法(メルカトル図法)により、(a)の仮想球体の表面上の走査線を平面で表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の計測装置の一例である3Dレーザスキャナ100のブロック図である。3Dレーザスキャナ100は、レーザ光(走査光)を物体(対象物)に照射し、物体により反射された反射光を用いて物体までの距離を計測する。3Dレーザスキャナ100は、計測した距離にレーザ光の照射方向情報を加えることで三次元座標系の座標値を算出する。3Dレーザスキャナ100は、三次元座標値の算出を周囲の空間に対してレーザ光の照射方向を変えながら複数回行って複数の座標値(点群データ)を取得する。3Dレーザスキャナ100は、取得した点群データを用いて周囲の空間の形状を計測する。
【0010】
以下、3Dレーザスキャナ100の具体的な構成について説明する。3Dレーザスキャナ100は、半導体レーザ(光源)1、収束レンズ2、固定絞り3、第1固定ミラー4、第2固定ミラー5、保護ガラス6、回転ミラー7、集光レンズ8、及び受光素子9を有する。また、3Dレーザスキャナ100は、第1駆動部13、第2駆動部14、制御部15、第1モータドライバ16、第2モータドライバ17、及び筐体18を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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