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公開番号2024131750
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042192
出願日2023-03-16
発明の名称制御装置、レンズ装置、外部コントローラ装置、撮像装置および制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/28 20210101AFI20240920BHJP(光学)
要約【課題】フォーカス領域の表示機能を使用できない場合でも、ユーザがフォーカス領域の位置を容易に変更できるようにする。
【解決手段】制御装置106は、操作手段203に対するユーザの操作を検出し、該操作に応じて撮像装置の撮像範囲内のフォーカス領域を設定する。撮像装置3が撮像により得られる画像を表示する画像表示手段305にフォーカス領域を表示させる場合は第1の処理を行い、撮像装置が画像表示手段にフォーカス領域を表示させない場合は第2の処理を行う。第1の処理では、操作手段での操作位置に対応する方向に所定量だけ移動したフォーカス領域を設定し、第2の処理では、操作位置に対応する位置にフォーカス領域を設定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
操作手段に対するユーザの操作を検出する操作検出手段と、
前記操作に応じて、撮像装置の撮像範囲内のフォーカス領域を設定する設定手段とを有し、
前記設定手段は、
前記撮像装置が撮像により得られる画像を表示する画像表示手段に前記フォーカス領域を表示させる場合は第１の処理を行い、前記撮像装置が前記画像表示手段に前記フォーカス領域を表示させない場合は第２の処理を行い、
前記第１の処理では、前記操作手段での操作位置に対応する方向に所定量だけ移動した前記フォーカス領域を設定し、
前記第２の処理では、前記操作位置に対応する位置に前記フォーカス領域を設定することを特徴とする制御装置。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記操作手段は、互いに異なる位置に設けられた複数の操作部を有し、
前記設定手段は、
前記第１の処理では、前記複数の操作部のうち操作された操作部に対応する方向に前記所定量ずつ移動するように前記フォーカス領域を設定し、
前記第２の処理では、前記複数の操作部のうち操作された操作部に対応する位置に前記フォーカス領域を設定することを特徴とする請求項１に記載の制御装置。
【請求項３】
前記設定手段は、前記第１および第２の処理において、前記操作手段における特定操作位置での前記操作に応じて、前記撮像範囲内の特定位置とは異なる位置にある前記フォーカス領域を前記特定位置に移動させることを特徴とする請求項１に記載の制御装置。
【請求項４】
前記設定手段は、同一の前記操作位置での前記操作が第１の所定時間より長く継続した場合に該操作に応じて前記フォーカス領域を設定することを特徴とする請求項１に記載の制御装置。
【請求項５】
前記設定手段は、前記同一の操作位置での前記操作が前記第１の所定時間より長い第２の所定時間より長く継続した場合に、前記第１の所定時間より長く継続した前記操作に応じて移動した前記フォーカス領域を移動前の位置に戻すことを特徴とする請求項４に記載の制御装置。
【請求項６】
前記設定手段は、前記第２の処理において、
前記フォーカス領域におけるフォーカス評価値を取得し、
前記フォーカス評価値が所定値より低い場合は前記フォーカス領域のサイズを拡大することを特徴とする請求項１に記載の制御装置。
【請求項７】
前記設定手段は、前記第２の処理において、前記画像表示手段とは別に設けられた情報表示手段に、前記フォーカス領域の位置に関する情報を表示させることを特徴する請求項１に記載の制御装置。
【請求項８】
操作手段に対するユーザの操作を検出する操作検出手段と、
前記操作に応じて、撮像装置の撮像範囲内のフォーカス領域を設定する設定手段と、
ユーザによる撮像方向の変更操作を検出する方向検出手段とを有し、
前記設定手段は、
前記撮像装置が撮像により得られる画像を表示する画像表示手段に前記フォーカス領域を表示させない場合に前記変更操作が行われることに応じて第３の処理を行い、
前記第３の処理では、
前記変更操作によって前記撮像方向が変更された方向に少なくとも１つのフォーカス領域候補を設定し、
前記少なくとも１つのフォーカス領域候補のうち前記操作手段の前記操作により選択された前記フォーカス領域を設定することを特徴とする制御装置。
【請求項９】
操作手段に対するユーザの操作を検出する操作検出手段と、
前記操作に応じて、撮像装置の撮像範囲内のフォーカス領域を設定する設定手段と、
前記撮像範囲において前記フォーカス領域として設定可能な複数の領域におけるフォーカス評価値を取得する取得手段とを有し、
前記設定手段は、
前記撮像装置が撮像により得られる画像を表示する画像表示手段に前記フォーカス領域を表示させない場合に第４の処理を行い、
前記第４の処理では、
前記複数の領域のうち前記フォーカス評価値が所定値より高い少なくとも１つの領域をフォーカス領域候補に設定し、
前記少なくとも１つのフォーカス領域候補のうち前記操作手段の前記操作により選択された前記フォーカス領域を設定することを特徴とする制御装置。
【請求項１０】
撮像装置に着脱可能に装着されるレンズ装置であって、
撮像光学系と、
請求項１から９のいずれか一項に記載の制御装置とを有することを特徴するレンズ装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、撮像におけるフォーカス制御に使用される制御装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
カメラにビューファインダ等の表示デバイスが設けられていると、オートフォーカス（ＡＦ）によりフォーカシングするフォーカス領域を示すＡＦ枠を表示デバイス上の被写体画像に重畳表示することができる。これにより、ユーザ（撮影者）はＡＦ枠の位置を容易に設定することができる。特許文献１には、カメラがＡＦ枠を表示する機能を持たない場合は、ＡＦ枠の位置を固定するレンズ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１２／１０８２９４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、ＡＦ枠の表示機能を使用できない場合に単にＡＦ枠の位置を固定するだけでは、ユーザがＡＦ枠の位置を変更することができず、使い勝手が良くない。
【０００５】
本発明は、フォーカス領域の表示機能を使用できない場合でも、フォーカス領域の位置を容易に変更することを可能とするレンズ装置、外部コントローラ装置および撮像装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一側面としての制御装置は、操作手段に対するユーザの操作を検出する操作検出手段と、該操作に応じて、撮像装置の撮像範囲内のフォーカス領域を設定する設定手段とを有する。設定手段は、撮像装置が撮像により得られる画像を表示する画像表示手段にフォーカス領域を表示させる場合は第１の処理を行い、撮像装置が画像表示手段にフォーカス領域を表示させない場合は第２の処理を行う。第１の処理では、操作手段での操作位置に対応する方向に所定量だけ移動したフォーカス領域を設定し、第２の処理では、操作位置に対応する位置にフォーカス領域を設定することを特徴とする。
【０００７】
本発明の他の一側面としての制御装置は、操作手段に対するユーザの操作を検出する操作検出手段と、該操作に応じて、撮像装置の撮像範囲内のフォーカス領域を設定する設定手段と、ユーザによる撮像方向の変更操作を検出する方向検出手段とを有する。設定手段は、撮像装置が撮像により得られる画像を表示する画像表示手段にフォーカス領域を表示させない場合に変更操作が行われることに応じて第３の処理を行う。第３の処理では、変更操作によって撮像方向が変更された方向に少なくとも１つのフォーカス領域候補を設定し、該少なくとも１つのフォーカス領域候補のうち操作手段の操作により選択されたフォーカス領域を設定することを特徴とする。
【０００８】
本発明の他の一側面としての制御装置は、操作手段に対するユーザの操作を検出する操作検出手段と、操作に応じて、撮像装置の撮像範囲内のフォーカス領域を設定する設定手段と、撮像範囲内のフォーカス領域として設定可能な複数の領域においてフォーカス評価値を取得する取得手段とを有する。設定手段は、撮像装置が撮像により得られる画像を表示する画像表示手段にフォーカス領域を表示させない場合に第４の処理を行う。第４の処理では、複数の領域のうちフォーカス評価値が所定値より高い少なくとも１つの領域をフォーカス領域候補に設定し、該少なくとも１つのフォーカス領域候補のうち操作手段の操作により選択されたフォーカス領域を設定することを特徴とする。
【０００９】
なお、上記制御装置を備えたレンズ装置、外部操作装置および撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
【００１０】
また本発明の他の一側面としての制御方法は、操作手段に対するユーザの操作を検出するステップと、該操作に応じて、撮像装置の撮像範囲内のフォーカス領域を設定するステップとを有する。フォーカス領域を設定するステップにおいて、撮像装置が撮像により得られる画像を表示する画像表示手段にフォーカス領域を表示させる場合は第１の処理を行い、撮像装置が画像表示手段に前記フォーカス領域を表示させない場合は第２の処理を行う。第１の処理では、操作手段での操作位置に対応する方向に所定量だけ移動したフォーカス領域を設定し、第２の処理では、操作位置に対応する位置にフォーカス領域を設定することを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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