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公開番号2024122040
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029349
出願日2023-02-28
発明の名称電子機器
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03B 17/18 20210101AFI20240902BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ユーザーが所望のフォーカス操作を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】本発明の電子機器は、フォーカス操作のための操作部材に関する操作部材情報に基づき、至近側の第1端から無限遠側の第2端までのフォーカス範囲における現在のフォーカス位置を示すガイドを表示するように制御し、前記ガイドは、所定の方向に長く且つ前記所定の方向における一端の位置が前記第1端に対応し且つ前記所定の方向における他端の位置が前記第2端に対応するフォーカス範囲部分を有し、前記フォーカス範囲部分の長さは、前記操作部材に対してユーザーが行うことが可能なフォーカス操作の操作量の範囲である操作範囲に応じた長さであり、前記フォーカス範囲部分における前記第1端の位置と前記第2端の位置とは、前記操作部材に対するフォーカス操作の操作方向とフォーカス位置の変化方向との関係に応じた位置である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
フォーカス操作のための操作部材に関する情報である操作部材情報を取得する取得手段と、
前記操作部材情報に基づいて、至近側の第1端から無限遠側の第2端までのフォーカス範囲における現在のフォーカス位置を示すガイドを表示するように制御する表示制御手段と
を有し、
前記ガイドは、所定の方向に長く且つ前記所定の方向における一端の位置が前記第1端に対応し且つ前記所定の方向における他端の位置が前記第2端に対応する部分であるフォーカス範囲部分を有し、
前記フォーカス範囲部分の長さは、前記操作部材に対してユーザーが行うことが可能なフォーカス操作の操作量の範囲である操作範囲に応じた長さであり、
前記フォーカス範囲部分における前記第1端の位置と前記第2端の位置とは、前記操作部材に対するフォーカス操作の操作方向とフォーカス位置の変化方向との関係に応じた位置である
ことを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記フォーカス範囲は、ユーザーによって指定された範囲である
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記フォーカス範囲は、レンズユニットの機械的構成によって決まる至近端から無限遠端までの範囲である
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
ユーザーからの指示に応じて現在のフォーカス位置を登録するように制御する登録制御手段をさらに有し、
前記ガイドは、登録されたフォーカス位置をさらに示す
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記表示制御手段は、現在のフォーカス位置が前記登録されたフォーカス位置と一致しているか否かを識別可能に前記ガイドを表示するように制御する
ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記操作部材情報は、前記フォーカス操作の操作範囲を示す情報、および前記フォーカス操作の操作方向と前記フォーカス位置の変化方向との関係を示す情報を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
前記操作部材は、回転操作部材であり、
前記所定の方向は、円周方向と略一致し、
前記フォーカス範囲部分の長さに対応する角度は、前記フォーカス操作の操作範囲に対応する前記操作部材の回転角と略一致する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記操作部材は、回転操作部材であり、
前記所定の方向は、円周方向と略一致し、
前記ガイドは、前記操作部材の回転方向と同じ回転方向の移動によってフォーカス位置の変化を示す
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
前記表示制御手段は、前記フォーカス操作が行われない状態で所定の時間が経過したことに応答して、前記ガイドを非表示にするように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項10】
前記表示制御手段は、ユーザーによって指定された透明度で前記ガイドを表示するように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マニュアルフォーカスにおけるフォーカス操作をアシストする機能に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
映像作品の撮影において、被写体へのフォーカス調整(ピント合わせ)がマニュアル操作で行われることがある。そのような操作(フォーカス操作)のアシスト機能として、フォーカスポジションガイドと呼ばれるガイドを表示するフォーカスポジションガイド表示機能がある。フォーカスポジションガイドは、現在のフォーカス位置(ピント位置)を示す(特許文献1)。ユーザー(撮影者)は、フォーカスポジションガイドを見ながら、所望のフォーカス位置にフォーカス位置を移動させるようにフォーカス操作を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-258086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のフォーカスポジションガイド表示機能では、レンズユニットの種類に依らず同じフォーカスポジションガイドが表示される。そのため、フォーカス操作におけるユーザーの感覚とフォーカスポジションガイドの表示とがマッチせず、ユーザーが所望のフォーカス操作を容易に(直感的に)行えないことがある。
【0005】
本発明は、ユーザーが所望のフォーカス操作を容易に(直感的に、迷いなく)行うことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、フォーカス操作のための操作部材に関する情報である操作部材情報を取得する取得手段と、前記操作部材情報に基づいて、至近側の第1端から無限遠側の第2端までのフォーカス範囲における現在のフォーカス位置を示すガイドを表示するように制御する表示制御手段とを有し、前記ガイドは、所定の方向に長く且つ前記所定の方向における一端の位置が前記第1端に対応し且つ前記所定の方向における他端の位置が前記第2端に対応する部分であるフォーカス範囲部分を有し、前記フォーカス範囲部分の長さは、前記操作部材に対してユーザーが行うことが可能なフォーカス操作の操作量の範囲である操作範囲に応じた長さであり、前記フォーカス範囲部分における前記第1端の位置と前記第2端の位置とは、前記操作部材に対するフォーカス操作の操作方向とフォーカス位置の変化方向との関係に応じた位置であることを特徴とする電子機器である。
【0007】
本発明の第2の態様は、至近側の第1端から無限遠側の第2端までのフォーカス範囲における現在のフォーカス位置を示すガイドを表示するように制御する表示制御手段を有し、前記フォーカス位置は、レンズユニットに設けられたフォーカスリングを回転させることによって変更可能であり、前記ガイドは、一端の位置が前記第1端に対応し且つ他端の位置が前記第2端に対応する円弧を含み、前記円弧の中心角は、前記フォーカス位置を前記第1端から前記第2端に変更するための前記フォーカスリングの回転角と略一致し、前記ガイドは、前記フォーカスリングの回転方向と同じ回転方向の移動によってフォーカス位置の変化を示し、第1のレンズユニットの場合と第2のレンズユニットの場合とで、前
記ガイドが異なることを特徴とする電子機器である。
【0008】
本発明の第3の態様は、フォーカス操作のための操作部材に関する情報である操作部材情報を取得するステップと、前記操作部材情報に基づいて、至近側の第1端から無限遠側の第2端までのフォーカス範囲における現在のフォーカス位置を示すガイドを表示するように制御するステップとを有し、前記ガイドは、所定の方向に長く且つ前記所定の方向における一端の位置が前記第1端に対応し且つ前記所定の方向における他端の位置が前記第2端に対応する部分であるフォーカス範囲部分を有し、前記フォーカス範囲部分の長さは、前記操作部材に対してユーザーが行うことが可能なフォーカス操作の操作量の範囲である操作範囲に応じた長さであり、前記フォーカス範囲部分における前記第1端の位置と前記第2端の位置とは、前記操作部材に対するフォーカス操作の操作方向とフォーカス位置の変化方向との関係に応じた位置であることを特徴とする電子機器の制御方法である。
【0009】
本発明の第4の態様は、コンピュータを、上記電子機器の各手段として機能させるためのプログラムである。本発明の第5の態様は、コンピュータを、上記電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ユーザーが所望のフォーカス操作を容易に(直感的に、迷いなく)行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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