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公開番号
2024165895
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082478
出願日
2023-05-18
発明の名称
トナー
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G03G
9/097 20060101AFI20241121BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】ベタ画像を高速で連続両面印刷した際にも、排紙接着が発生しにくいトナー。
【解決手段】結着樹脂を含有するトナー粒子と、外添剤と、を有するトナーであって、該結着樹脂が、ポリエステル樹脂を含み、該ポリエステル樹脂が、特定のエチレングリコール構造を10.0~30.0質量%含有し、該外添剤が、ハイドロタルサイト粒子を含み、該トナーのSTEM-EDSマッピング分析におけるライン分析において、該ハイドロタルサイト粒子の内部にフッ素及びアルミニウムが存在し、該トナーのSTEM-EDSマッピング分析による、該ハイドロタルサイト粒子の主成分マッピングから得られた、該ハイドロタルサイト粒子における該フッ素の該アルミニウムに対する原子数濃度の比の値F/Alが、0.01~0.60である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
結着樹脂を含有するトナー粒子と、外添剤と、を有するトナーであって、
該結着樹脂が、ポリエステル樹脂を含み、
該ポリエステル樹脂が、下記式(1)で示される構造を10.0~30.0質量%含有し、
該外添剤が、ハイドロタルサイト粒子を含み、
該トナーのSTEM-EDSマッピング分析におけるライン分析において、該ハイドロタルサイト粒子の内部にフッ素及びアルミニウムが存在し、
該トナーのSTEM-EDSマッピング分析による、該ハイドロタルサイト粒子の主成分マッピングから得られた、該ハイドロタルサイト粒子における該フッ素の該アルミニウムに対する原子数濃度の比の値F/Alが、0.01~0.60である、ことを特徴とするトナー。
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【請求項2】
前記ポリエステル樹脂が、前記式(1)で示される構造を15.0~25.0質量%含有する、請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記ハイドロタルサイト粒子の一次粒子の個数平均粒径が、60~1000nmである、請求項1に記載のトナー。
【請求項4】
前記ハイドロタルサイト粒子の前記トナー中の質量基準の含有量をb(質量%)としたとき、該bが0.050~0.500質量%である、請求項1~3のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項5】
前記式(1)で示される構造の前記トナー中の質量基準の含有量をa(質量%)とし、前記ハイドロタルサイト粒子の前記トナー中の質量基準の含有量をb(質量%)としたとき、
該a及びbが、下記式(3)を満たす、請求項1~3のいずれか1項に記載のトナー。
4.0≦a/b≦100.0 ・・・(3)
【請求項6】
前記ポリエステル樹脂が、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物に対応する構造及びビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物に対応する構造を含有し、
前記ポリエステル樹脂における、該ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物に対応する構造の含有量をc(質量%)とし、該ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物に対応する構造の含有量をd(質量%)としたとき、
該c及びdが下記式(4)を満たす、請求項1~3のいずれか1項に記載のトナー。
5.0≦c/d≦20.0 ・・・(4)
【請求項7】
前記式(1)で示される構造の前記トナー中の質量基準の含有量をa(質量%)としたとき、該aが、1.400~5.700質量%である、請求項1~3のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項8】
前記ハイドロタルサイト粒子が、前記フッ素及び前記アルミニウムに加えマグネシウムを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項9】
前記結着樹脂における前記ポリエステル樹脂の含有割合が、60~100質量%である
、請求項1~3のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項10】
前記トナー粒子は、乳化凝集トナー粒子である、請求項1~3のいずれか1項に記載のトナー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真法などの画像形成方法に用いられるトナーに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、複写機やプリンターなどの電子写真画像形成装置は、高速化や長寿命化についての改良が進められており、高速で連続印刷する際にも、安定した画質を提供できるトナーが求められている。
こういった背景から、複数種の金属イオンを有することで、トナーの帯電性や転写性を安定に保つことができるハイドロタルサイト類化合物を外添したトナーが多く提案されている。例えば特許文献1では、少なくともハイドロサイト類化合物を外添剤として含有することで、長期間の連続使用においても画像品質の変動を小さくすることができるトナーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-045578号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者らの検討により、特許文献1に記載のトナーを用いてトナー積載量の多いベタ画像を高速で連続両面印刷したところ、排紙接着が生じやすいことがわかった。紙が熱を持ったまま排出トレイに積み重なるため、その熱と圧力で画像部と画像部とが接着又は画像部と紙とが接着したと考えられる。
【0005】
本開示は、様々な環境において、ベタ画像を高速で連続両面印刷した際にも、排紙接着が発生しにくいトナーに向けたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、結着樹脂を含有するトナー粒子と、外添剤と、を有するトナーであって、
該結着樹脂が、ポリエステル樹脂を含み、
該ポリエステル樹脂が、下記式(1)で示される構造を10.0~30.0質量%含有し、
該外添剤が、ハイドロタルサイト粒子を含み、
該トナーのSTEM-EDSマッピング分析におけるライン分析において、該ハイドロタルサイト粒子の内部にフッ素及びアルミニウムが存在し、
該トナーのSTEM-EDSマッピング分析による、該ハイドロタルサイト粒子の主成分マッピングから得られた、該ハイドロタルサイト粒子における該フッ素の該アルミニウムに対する原子数濃度の比の値F/Alが、0.01~0.60である、トナーに関する。
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【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、様々な環境においてベタ画像を高速で連続両面印刷した際にも、排紙
接着が発生しにくいトナーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
STEM-EDSマッピング分析におけるEDSライン分析の模式図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態を挙げて、さらに詳しく説明するが、これらに限定されることはない。なお、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
【0010】
本開示は、結着樹脂を含有するトナー粒子と、外添剤と、を有するトナーであって、
該結着樹脂が、ポリエステル樹脂を含み、
該ポリエステル樹脂が、下記式(1)で示される構造を10.0~30.0質量%含有し、
該外添剤が、ハイドロタルサイト粒子を含み、
該トナーのSTEM-EDSマッピング分析におけるライン分析において、該ハイドロタルサイト粒子の内部にフッ素及びアルミニウムが存在し、
該トナーのSTEM-EDSマッピング分析による、該ハイドロタルサイト粒子の主成分マッピングから得られた、該ハイドロタルサイト粒子における該フッ素の該アルミニウムに対する原子数濃度の比の値F/Alが、0.01~0.60である、トナーに関する。
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(【0011】以降は省略されています)
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