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公開番号
2024166732
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083038
出願日
2023-05-19
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
B41J
29/00 20060101AFI20241122BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】装置本体に扉を回動可能に取り付けるヒンジ機構を介して安定的に接地を確保することができる画像形成装置の提供。
【解決手段】ヒンジ板41が導電性の当接部60を有し、支持板51が当接部60と当接可能な導電性の被当接部70を有する。当接部60と被当接部70は、前扉40を閉じたときに当接し、前扉40を開いたときに離間する。当接部60は、前扉40を閉じる際に被当接部70に突き当たって当接する。当接部60が被当接部70に当接すると、被当接部70は弾性変形して当接部60と一定の接点圧にて接触する。即ち、前扉40が閉じた状態のときの前扉40による荷重の掛かり方の影響を受ける支持板51の上側筒部111の下端面と、ヒンジ板41の下側筒部112の上端面との接触による接地以外に、扉側板状部412に設けられた当接部60と、本体側板状部512に設けられた被当接部70との当接による接地が確保されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
記録材に画像を形成する画像形成装置において、
開口部が形成された装置本体であって、導電性のフレームを有する装置本体と、
前記装置本体の開口部を開閉可能に設けられ、少なくとも金属部を有する扉と、
棒状のヒンジピンと、
前記フレームに固定される第一固定部と、前記ヒンジピンに回動自在に嵌合される筒状の第一嵌合部と、を有する導電性の支持部と、
前記扉に固定される第二固定部と、前記第一嵌合部と同軸上に設けられ前記ヒンジピンに回動自在に嵌合される筒状の第二嵌合部とを有し、前記金属部と導電的に接続された導電性のヒンジ部と、を備え、
前記ヒンジ部は、導電性の当接部を有し、
前記支持部は、前記当接部と当接可能な導電性の被当接部を有し、
前記当接部と前記被当接部は、前記扉が閉じた状態で当接している、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記当接部と前記被当接部は、閉じた状態の前記扉を開いたときに離間する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記支持部及び前記ヒンジ部のいずれか一方は、前記当接部と前記被当接部が当接したときに弾性変形する弾性変形部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記支持部は、前記当接部に当接されることで弾性変形する弾性変形部を有し、
前記被当接部は、前記弾性変形部に設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記支持部は、前記第一固定部と前記第一嵌合部とをつなぐ板状部を有し、
前記板状部は一部にスリットが形成され、前記スリットに囲まれた領域が前記弾性変形部である、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記弾性変形部は、前記弾性変形部の表面から突出し前記当接部に当接する突出部を有する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記支持部は、前記第一固定部と前記第一嵌合部とをつなぐ板状部と、前記第一嵌合部と同軸上に前記第一嵌合部と隙間を空けて前記板状部に配置され、前記ヒンジピンに回動自在に嵌合される筒状の第三嵌合部を有し、
前記弾性変形部は、前記第三嵌合部に設けられる、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記扉は、非導電性部材により形成され、
前記扉の内側に設けられ、前記扉を補強する補強板金を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記扉を閉じた状態で前記装置本体に保持する一対の保持部を備え、
前記扉は、前記ヒンジピンの回動軸線に直交する方向に関し、一端部側に前記ヒンジ部が設けられ、他端部側に前記一対の保持部のうちの一方が設けられ、
前記装置本体は、前記一対の保持部のうちの他方が設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの画像形成装置には、装置本体に開閉自在な扉が設けられている。作業者は扉を開けることで装置本体内にアクセスして、装置本体内に収容されている各種ユニットの交換や清掃、あるいは搬送路に詰まった記録材の除去等の作業を行い得る。扉は、ヒンジ(蝶番)により回動可能に装置本体に取り付けられている(特許文献1)。そして、扉の自由端部側には、例えばマグネットにより扉を閉じた状態で装置本体に保持させる保持機構が設けられている(特許文献2)。なお、扉が樹脂製である場合には、扉の耐久性や剛性を確保するための補強板金が扉の裏面に取り付けられている。
【0003】
ところで、扉が金属製である場合や樹脂製の扉が補強板金により補強されているような場合には、それらをグランドに接地(アース)する必要がある。これは、導体であるそれらを接地しないと、それらが電子回路やモータ等から生じて空気中を伝わる電磁波(放射ノイズと呼ぶ)を受信して再放射するアンテナとして機能する虞があるからである。従来では導電性を有するヒンジ機構を用い、装置本体に取り付けられた支持板においてヒンジピンが嵌合される筒状の上側筒部の下端面と、扉に取り付けられてヒンジピンを回動軸として支持板に対し回動可能なヒンジ板においてヒンジピンが嵌合される筒状の下側筒部の上端面とが接触して、接地が確保されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-187815号公報
特開2017-108018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、保持機構により扉が閉じた状態で保持されたときに、上側筒部の下端面と下側筒部の上端面とが電気的に十分な接点圧で接触しない場合がある。これは、上側筒部の下端面と下側筒部の上端面との間には回動をスムースにするために微小な隙間が設けられており、それらの接触状態は扉が閉じた状態のときの扉による荷重の掛かり方に影響されるからである。その結果、従来では、扉が閉じた状態で保持されているときに接地が十分でなく、金属製の扉や補強板金が放射ノイズの発生源となる虞があった。
【0006】
本発明は上記問題に鑑み、例え扉が閉じた状態で保持された場合でも、装置本体に扉を回動可能に取り付けるヒンジ機構を介して安定的に接地を確保することができる画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、記録材に画像を形成する画像形成装置において、開口部が形成された装置本体であって、導電性のフレームを有する装置本体と、前記装置本体の開口部を開閉可能に設けられ、少なくとも金属部を有する扉と、棒状のヒンジピンと、前記フレームに固定される第一固定部と、前記ヒンジピンに回動自在に嵌合される筒状の第一嵌合部と、を有する導電性の支持部と、前記扉に固定される第二固定部と、前記第一嵌合部と同軸上に設けられ前記ヒンジピンに回動自在に嵌合される筒状の第二嵌合部とを有し、前記金属部と導電的に接続された導電性のヒンジ部と、を備え、前記ヒンジ部は、導電性の当接部を有し、前記支持部は、前記当接部と当接可能な導電性の被当接部を有し、前記当接部と前記被当接部は、前記扉が閉じた状態で当接している、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、例え扉が閉じた状態で保持された場合でも、装置本体に扉を回動可能に取り付ける導電性の支持部及び導電性のヒンジ部を介して安定的に接地を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の画像形成装置を示す概略図。
前扉を開いた状態を示す斜視図。
(a)画像形成ユニットを引き出した状態を示す斜視図、(b)中間転写ベルトユニットを引き出した状態を示す斜視図。
ヒンジ機構の概要について説明するための図。
(a)マグネットキャッチ部及びドアスイッチ板を示す拡大図、(b)吸着部及び挿入部を示す拡大図。
前扉を閉じた状態の補強板金の内側を示す上面断面図。
(a)前扉が開いた状態のときに掛かる荷重について説明するための図、(b)上側のヒンジ機構に掛かる荷重について説明するための図、(c)下側のヒンジ機構に掛かる荷重について説明するための図。
(a)前扉が閉じた状態のときにヒンジ機構に掛かる荷重について説明するための図、(b)上側のヒンジ機構に掛かる荷重について説明するための図、(c)下側のヒンジ機構に掛かる荷重について説明するための図。
第一実施形態のヒンジ機構を示す斜視図であり、(a)前扉が開いた状態、(b)前扉が閉じた状態。
第二実施形態のヒンジ機構を示す斜視図であり、(a)前扉が開いた状態、(b)前扉が閉じた状態。
第二実施形態の上側支持板を示す斜視図であり、(a)内側から見た場合、(b)外側から見た場合。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第一実施形態]
<画像形成装置>
以下、本実施形態について説明する。まず、本実施形態の画像形成装置について、図1乃至図3(c)を用いて説明する。図1に示すように、画像形成装置1は電子写真方式のフルカラープリンタであって、装置本体1Aを有する。装置本体1Aには、原稿の画像情報を読取る原稿読取装置160、各種情報を表示可能な表示部や作業者操作に応じて各種情報を入力可能なキー等を有する操作部80などが配設されている。なお、本明細書において、作業者が操作部80を操作する際に立つ側を「正面(又は前面)」と呼び、その反対側を「背面」と呼ぶ。図1では、画像形成装置1を正面から見た場合を示している。
(【0011】以降は省略されています)
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