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公開番号
2024169268
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023173857
出願日
2023-10-05
発明の名称
乾燥装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
B65H
29/52 20060101AFI20241128BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】搬送ベルトにより搬送されるシートの乾燥効率を向上させると共に、シートが搬送ベルトから浮くのを抑制する。
【解決手段】対向ダクト部141は、温風吹付面12に温風吹付ノズル10、リブ30が設けられ、温風吹付面12から上面121に向けて貫通した貫通部181、182が形成されている。温風吹付ノズル10を設けることで、シートを効率的に乾燥させ得る。温風吹付ノズル10から吹き付けられた温風の一部は、貫通部181、182において温風吹付面12から上面121へ抜ける。温風の一部を貫通部181、182から抜けやすくするために、リブ30が温風吹付ノズル10同士を繋ぐように設けられる。温風の一部は、搬送ベルトと温風吹付面12との隙間をリブ30によって貫通部181、182側へ流れやすくなり、対向ダクト部141の上流端部や下流端部に到達する前に貫通部181、182から抜ける。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
インクを吐出して画像が形成されたシートを乾燥する乾燥装置において、
シートを搬送する搬送ベルトと、
送風ファンと、
前記送風ファンから送られた空気を前記搬送ベルトにより搬送されるシートに対向する位置まで送る送風ダクトと、を備え、
前記送風ダクトは、
前記搬送ベルトと対向する対向ダクト部と、
前記対向ダクト部の前記搬送ベルトと対向する対向面から前記搬送ベルトに向けて突出し、前記対向ダクト部に送られた空気を前記搬送ベルトにより搬送されるシートに吹き付ける複数のノズルと、
前記対向面から前記搬送ベルトに向けて突出し、且つ、シートの搬送方向に交差するシートの幅方向に間隔を空けて、それぞれが前記搬送方向に沿うように配置された複数のリブと、
前記搬送方向から見て前記幅方向に隣り合う一対の前記リブ同士の間に位置するように配置され、前記対向面に直交する方向に関して前記対向面から前記対向面と反対側の面に向けて貫通し、且つ、前記対向ダクト部の内部には連通しない貫通部と、を有する、
ことを特徴とする乾燥装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記送風ファンから送られる空気を温める加熱手段を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記リブは、前記搬送方向に隣り合う前記ノズル同士を繋ぐように設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項4】
前記リブは、前記対向面からの突出量が前記対向面から前記ノズルの先端までの長さと同じである、
ことを特徴とする請求項3に記載の乾燥装置。
【請求項5】
前記貫通部は、貫通する方向に直交する断面積が前記搬送ベルトから遠ざかるにつれて大きくなっている、
ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項6】
前記貫通部は、前記搬送方向に関し前記対向ダクト部の両端部に、前記対向ダクト部の上流端部から下流に向けて凹むように形成された第一凹部と、前記対向ダクト部の下流端部から上流に向けて凹むように形成された第二凹部を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項7】
前記貫通部は、前記対向ダクト部において前記搬送方向に関して中央部に形成され且つ上流端部及び下流端部に開口していない貫通孔である、
ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項8】
インクを吐出して画像が形成されたシートを乾燥する乾燥装置において、
シートを搬送する搬送ベルトと、
送風ファンと、
前記送風ファンから送られた空気を前記搬送ベルトにより搬送されるシートに対向する位置まで送る送風ダクトと、を備え、
前記送風ダクトは、
前記搬送ベルトと対向する対向ダクト部と、
前記対向ダクト部の前記搬送ベルトと対向する対向面から前記搬送ベルトに向けて突出し、前記対向ダクト部に送られた空気を前記搬送ベルトにより搬送されるシートに吹き付ける複数のノズルであって、シートの搬送方向に交差するシートの幅方向に間隔を空けて配置され、それぞれが前記幅方向の長さよりも前記搬送方向の長さが長く形成された複数のノズルと、
前記搬送方向から見て前記幅方向に隣り合う一対の前記ノズル同士の間に位置するように配置され、前記対向面に直交する方向に関して前記対向面から前記対向面と反対側の面に向けて貫通し、且つ、前記対向ダクト部の内部には連通しない貫通部と、を有する、
ことを特徴とする乾燥装置。
【請求項9】
前記貫通部は、貫通する方向に直交する断面積が前記搬送ベルトから遠ざかるにつれて大きくなっている、
ことを特徴とする請求項8に記載の乾燥装置。
【請求項10】
前記貫通部は、前記搬送方向に関し前記対向ダクト部の両端部に、前記対向ダクト部の上流端部から下流に向けて凹むように形成された第一凹部と、前記対向ダクト部の下流端部から上流に向けて凹むように形成された第二凹部を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の乾燥装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベルトにより搬送されるシートを乾燥する乾燥装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、インクヘッドからインクを吐出してシートに画像を形成するインクジェット記録装置は、シートを乾燥するために乾燥装置を備えている(特許文献1)。特許文献1に記載の乾燥装置では、回転する搬送ベルトにより搬送されるシートに対し、送風ファン等から供給される空気を送風ダクトに形成された多数のノズルから吹き付けることによりシートを乾燥させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-86458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、シートの乾燥効率を向上させるには、シートが通る隙間を確保したうえで、ノズルを搬送ベルトへ近づけるのが好ましい。さらに、シートの乾燥効率を向上させるために、ノズルから出る空気を強く吹かなければならない。すると、ノズルから吹き付けられて搬送ベルトとの隙間を流れる空気の風速が速くなるので、シートが搬送ベルトから浮いてしまいやすくなる。シートが搬送ベルトから浮いてしまうと、搬送中のシートが変形したりシートの搬送不良が生じたりする虞がある。
【0005】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、搬送ベルトにより搬送されるシートに空気を吹き付けて乾燥する場合に、シートの乾燥効率を向上させると共に、シートが搬送ベルトから浮くのを抑制可能な乾燥装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る乾燥装置は、インクを吐出して画像が形成されたシートを乾燥する乾燥装置において、シートを搬送する搬送ベルトと、送風ファンと、前記送風ファンから送られた空気を前記搬送ベルトにより搬送されるシートに対向する位置まで送る送風ダクトと、を備え、前記送風ダクトは、前記搬送ベルトと対向する対向ダクト部と、前記対向ダクト部の前記搬送ベルトと対向する対向面から前記搬送ベルトに向けて突出し、前記対向ダクト部に送られた空気を前記搬送ベルトにより搬送されるシートに吹き付ける複数のノズルと、前記対向面から前記搬送ベルトに向けて突出し、且つ、シートの搬送方向に交差するシートの幅方向に間隔を空けて、それぞれが前記搬送方向に沿うように配置された複数のリブと、前記搬送方向から見て前記幅方向に隣り合う一対の前記リブ同士の間に位置するように配置され、前記対向面に直交する方向に関して前記対向面から前記対向面と反対側の面に向けて貫通し、且つ、前記対向ダクト部の内部には連通しない貫通部と、を有する、ことを特徴とする。
【0007】
本発明の一実施形態に係る乾燥装置は、インクを吐出して画像が形成されたシートを乾燥する乾燥装置において、シートを搬送する搬送ベルトと、送風ファンと、前記送風ファンから送られた空気を前記搬送ベルトにより搬送されるシートに対向する位置まで送る送風ダクトと、を備え、前記送風ダクトは、前記搬送ベルトと対向する対向ダクト部と、前記対向ダクト部の前記搬送ベルトと対向する対向面から前記搬送ベルトに向けて突出し、前記対向ダクト部に送られた空気を前記搬送ベルトにより搬送されるシートに吹き付ける複数のノズルであって、シートの搬送方向に交差するシートの幅方向に間隔を空けて配置され、それぞれが前記幅方向の長さよりも前記搬送方向の長さが長く形成された複数のノズルと、前記搬送方向から見て前記幅方向に隣り合う一対の前記ノズル同士の間に位置するように配置され、前記対向面に直交する方向に関して前記対向面から前記対向面と反対側の面に向けて貫通し、且つ、前記対向ダクト部の内部には連通しない貫通部と、を有する、ことを特徴とする。
【0008】
本発明の一実施形態に係る乾燥装置は、インクを吐出して画像が形成されたシートを乾燥する乾燥装置において、シートを搬送する搬送ベルトと、送風ファンと、前記送風ファンから送られた空気を前記搬送ベルトにより搬送されるシートに対向する位置まで送る送風ダクトと、を備え、前記送風ダクトは、前記搬送ベルトと対向する対向ダクト部と、前記対向ダクト部の前記搬送ベルトと対向する対向面に設けられ、前記対向ダクト部に送られた空気を前記搬送ベルトにより搬送されるシートへ吹き出す複数の吹出孔と、前記対向面から前記搬送ベルトに向けて突出し、且つ、シートの搬送方向に交差するシートの幅方向に間隔を空けて、それぞれが前記搬送方向に沿うように配置された複数のリブと、を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、搬送ベルトにより搬送されるシートに空気を吹き付けて乾燥する場合に、シートの乾燥効率を向上させると共に、シートが搬送ベルトから浮くのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の乾燥装置を用いて好適なインクジェット記録装置を示す概略図。
プリントモジュール、乾燥モジュール、定着モジュールを示す概略図。
送風ユニットを示す断面図。
第一実施形態の対向ダクト部の下面側を示す斜視図。
第一実施形態の対向ダクト部の上面側を示す斜視図。
比較のため貫通部がない場合における空気の流れを模式的に示した図。
風速比と、貫通部の開口面積の総和と温風吹付ノズルの孔の総面積の比との関係を示すグラフ。
ダクト内部から貫通部を示した模式図。
温風吹付ノズルの別の形状を示す下面図。
温風吹付ノズルのさらに別の形状を示す下面図。
第二実施形態の対向ダクト部を示す斜視図。
第三実施形態の対向ダクト部を上面側から見た斜視図。
第三実施形態の対向ダクト部を下面側から見た下面図。
第四実施形態の対向ダクト部を上面側から見た斜視図。
第四実施形態の対向ダクト部を示す下面側から見た下面図。
第五実施形態の対向ダクト部を下面側から見た斜視図。
第五実施形態の対向ダクト部を下面側から見た下面図。
第五実施形態の対向ダクト部を上面側から見た斜視図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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