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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025030752
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023136316
出願日
2023-08-24
発明の名称
画像処理装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G06T
19/00 20110101AFI20250228BHJP(計算;計数)
要約
【課題】表示範囲の変化の遅延を低減(抑制)する画像処理を行う場合でも好適な画像(広い範囲の自然な観察を実現可能な画像)を得ることのできる技術を提供する。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、ユーザーの頭部の位置と姿勢の少なくとも一方に基づく範囲の画像である第1画像、および、前記頭部の位置と姿勢の少なくとも一方に基づく範囲の画像であり、一部が前記第1画像の一部に対応する画像である第2画像を取得する第1取得手段と、前記頭部の動きに関する情報を取得する第2取得手段と、前記情報に基づいて、前記第1画像を移動または変形して第3画像を生成し、前記第2画像を移動または変形して第4画像を生成する第1処理手段と、前記第3画像と前記第4画像のそれぞれに対してグラデーション処理を行う第2処理手段とを有し、前記第2処理手段は、前記情報に基づいて前記グラデーション処理を行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
左目用の画像であり、ユーザーの頭部の位置と姿勢の少なくとも一方に基づく範囲の画像である第1画像、および
右目用の画像であり、前記頭部の位置と姿勢の少なくとも一方に基づく範囲の画像であり、一部が前記第1画像の一部に対応する画像である第2画像
を取得する第1取得手段と、
前記頭部の動きに関する情報を取得する第2取得手段と、
前記情報に基づいて、前記第1画像を移動または変形して第3画像を生成し、前記第2画像を移動または変形して第4画像を生成する第1処理手段と、
前記第3画像と前記第4画像のそれぞれに対してグラデーション処理を行う第2処理手段と
を有し、
前記第2処理手段は、前記情報に基づいて前記グラデーション処理を行う
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
互いに対応する前記第1画像の一部と前記第2画像の一部とは、立体視可能な部分である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記第2処理手段は、前記情報に基づいて、前記グラデーション処理を行う領域を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記第2処理手段は、前記情報に基づいて、前記第3画像と前記第4画像との重複部における、前記第3画像と前記第4画像との非重複部との境界部に対して、前記グラデーション処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記第3画像と前記第4画像のそれぞれは、前記頭部の動きに応じた有効領域と無効領域を含み、
前記第2処理手段は、前記情報に基づいて、
前記第3画像の有効領域における、前記第4画像の一部に対応する部分の側の端部と、
前記第4画像の有効領域における、前記第3画像の一部に対応する部分の側の端部とに対して、前記グラデーション処理を行う
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記第2処理手段は、前記情報に基づいて、
前記第3画像の有効領域における、前記第4画像の一部に対応する部分の側の端から、当該有効領域の内側に向かって輝度値を徐々に変化させるグラデーション処理と、
前記第4画像の有効領域における、前記第3画像の一部に対応する部分の側の端から、当該有効領域の内側に向かって輝度値を徐々に変化させるグラデーション処理と
を行う
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記第2処理手段は、前記情報に基づいて、
前記グラデーション処理を行う領域と、
前記グラデーション処理の強度と
の少なくとも一方を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記第2処理手段は、前記情報に基づいて、前記第3画像と前記第4画像に対して異なるグラデーション処理を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記第2処理手段は、前記情報に基づいて、
右に向く前記頭部の動きがあったと判定される場合には、前記第3画像に対して行うグラデーション処理を変更し、
左に向く前記頭部の動きがあったと判定される場合には、前記第4画像に対して行うグラデーション処理を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記第2処理手段は、前記情報に基づいて、
右に向く前記頭部の動きがあったと判定される場合には、前記第3画像における、前記グラデーション処理を行う領域を、左に移動させ、
左に向く前記頭部の動きがあったと判定される場合には、前記第4画像における、前記グラデーション処理を行う領域を、右に移動させる
ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
現実世界と仮想世界をリアルタイムかつシームレスに融合させる技術としてMR(Mixed Reality)技術が知られている。MR技術として、HMD(Head Mounted Display)の正面の現実空間(被写体)をビデオカメラで撮像し、現実空間の画像にCG(Computer Graphics)を重畳したMR画像をユーザーに対して提示(表示)する技術が知られている。このようなHMDは、ビデオシースルー型HMDと呼ばれる。
【0003】
HMDでは、ユーザーが高い臨場感を得られるように、広い範囲(画角)の画像が視認可能であることが望ましい。以下の条件を満たす左目用の画像(左画像)と右目用の画像(右画像)を用いれば、広い範囲の画像が視認可能となる。
・左画像における右側(HMDを装着したユーザーの鼻側)の画像領域と、右画像における左側(HMDを装着したユーザーの鼻側)の画像領域とが、互いに対応する重複部である。
・左画像における左側(HMDを装着したユーザーの左耳側)の画像領域と、右画像における右側(HMDを装着した右耳側)の画像領域とが、互いに対応しない非重複部である。
【0004】
上述した条件を満たす左画像と右画像を表示すると、左画像の非重複部は左目でしか視認されず、当該重複部について右目では表示部の枠といった黒部が視認される。同様に、右画像の非重複部は右目でしか視認されず、当該重複部について左目では黒部が視認される。これらによって、左目と右目の視野闘争が生じる。そして、視野闘争によって非重複部と重複部との境界部が目立ち、ユーザーは自然な観察を行えない。
【0005】
特許文献1には、黒部が目立たなくなるように、所定の位置から画像の明るさを所定の減少カーブで低下させるHMDが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-337299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、ユーザーの頭部の動きに応じて画像の範囲(表示範囲)を変える際に、頭部の動きに対して表示範囲の変化が遅延するため、当該遅延を低減(抑制)するように、頭部の動きを打ち消す方向に画像を移動させる画像処理を行うことがある。そして、この画像処理を特許文献1に開示のHMDで行うと、非重複部と重複部との境界部が変化するため、当該境界部を目立たなくすることができず、ユーザーは自然な観察を行えない。
【0008】
本発明は、表示範囲の変化の遅延を低減(抑制)する画像処理を行う場合でも好適な画像(広い範囲の自然な観察を実現可能な画像)を得ることのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様は、左目用の画像であり、ユーザーの頭部の位置と姿勢の少なくとも一方に基づく範囲の画像である第1画像、および、右目用の画像であり、前記頭部の位置と姿勢の少なくとも一方に基づく範囲の画像であり、一部が前記第1画像の一部に対応する画像である第2画像を取得する第1取得手段と、前記頭部の動きに関する情報を取得する第2取得手段と、前記情報に基づいて、前記第1画像を移動または変形して第3画像を生成し、前記第2画像を移動または変形して第4画像を生成する第1処理手段と、前記第3画像と前記第4画像のそれぞれに対してグラデーション処理を行う第2処理手段とを有し、前記第2処理手段は、前記情報に基づいて前記グラデーション処理を行うことを特徴とする画像処理装置である。
【0010】
本発明の第2の態様は、左目用の画像であり、ユーザーの頭部の位置と姿勢の少なくとも一方に基づく範囲の画像である第1画像、および、右目用の画像であり、前記頭部の位置と姿勢の少なくとも一方に基づく範囲の画像であり、一部が前記第1画像の一部に対応する画像である第2画像を取得するステップと、前記頭部の動きに関する情報を取得するステップと、前記情報に基づいて、前記第1画像を移動または変形して第3画像を生成し、前記第2画像を移動または変形して第4画像を生成するステップと、前記第3画像と前記第4画像のそれぞれに対してグラデーション処理を行うステップとを有し、前記情報に基づいて前記グラデーション処理が行われることを特徴とする画像処理方法である。
(【0011】以降は省略されています)
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