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公開番号2025070251
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180424
出願日2023-10-19
発明の名称光学装置及び撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20250424BHJP(光学)
要約【課題】小型でありながら剛性を有する光学装置を提供する。
【解決手段】光学装置は、第1及び第2直進溝が設けられた固定筒と、固定筒の外径側に配置され、第1及び第2カム溝が設けられたカム筒と、第1光学素子を保持する第1移動筒と、第1光学素子より像側の第2光学素子を保持する第2移動筒を有し、第1移動筒は、第1直進溝に係合する第1及び第2直進コロと、第1カム溝に係合する第1カムコロとを含み、第2移動筒は、第2直進溝に係合する第3直進コロと、第2カム溝に係合する第2カムコロを含み、第1直進コロは、第1移動筒の外周面における第1取付部に設けられ、第2直進コロは、第1移動筒の外周面における第1取付部よりも像側の第2取付部に設けられ、光軸から第1取付部までの距離は光軸から第2取付部までの距離よりも長く、第1直進コロの径方向長さは第2直進コロの径方向長さよりも短いことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光軸方向に延在する第1直進溝及び第2直進溝が設けられた固定筒と、
前記固定筒の外径側に配置され、第1カム溝及び第2カム溝が設けられたカム筒と、
前記固定筒の内径側に配置され、第1光学素子を保持する第1移動筒と、
前記固定筒の内径側に配置され、前記第1光学素子よりも像側の第2光学素子を保持する第2移動筒とを有し、
前記第1移動筒は、前記第1直進溝に係合する第1直進コロ及び第2直進コロと、前記第1カム溝に係合する第1カムコロとを含み、
前記第2移動筒は、前記第2直進溝に係合する第3直進コロと、前記第2カム溝に係合する第2カムコロとを含み、
前記第1直進コロは、前記第1移動筒の外周面における第1取付部に設けられており、
前記第2直進コロは、前記第1移動筒の外周面における前記第1取付部よりも像側の第2取付部に設けられており、
光軸から前記第1取付部までの距離は、該光軸から前記第2取付部までの距離よりも長く、
前記第1直進コロの径方向における長さは、前記第2直進コロの径方向における長さよりも短いことを特徴とする光学装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1移動筒の少なくとも一部は、前記第2移動筒の内径側に位置し、
前記第2移動筒は径方向に貫通する貫通孔を有し、前記第2直進コロは前記貫通孔を介して前記第1直進溝に係合していることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項3】
前記第1直進コロと前記第2直進コロとは、周方向において同じ位相に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項4】
前記第1移動筒は、前記第1直進コロと前記第2直進コロとからなる第1直進コロ対を三つ含み、該三つの第1直進コロ対は、周方向において互いに異なる位相に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の光学装置。
【請求項5】
前記第2移動筒は、前記第2直進溝に係合する、前記第3直進コロよりも像側に配置された第4直進コロを含むことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項6】
前記第3直進コロと前記第4直進コロとは、周方向において同じ位相に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の光学装置。
【請求項7】
前記第2移動筒は、前記第3直進コロと前記第4直進コロとからなる第2直進コロ対を三つ含み、該三つの第2直進コロ対は、周方向において互いに異なる位相に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の光学装置。
【請求項8】
前記第1移動筒は、周方向において互いに同じ位相に配置された前記第1直進コロと前記第2直進コロと、からなる第1直進コロ対を三つ含み、該三つの第1直進コロ対は、周方向において互いに異なる位相に配置され、
前記第2移動筒は、前記第2直進溝に係合する、前記第3直進コロよりも像側に配置された第4直進コロを含み、
前記第2移動筒は、周方向において互いに同じ位相に配置された前記第3直進コロと前記第4直進コロと、からなる第2直進コロ対を三つ含み、該三つの第2直進コロ対は、周方向において互いに異なる位相に配置され、
前記第1直進コロ対と前記第2直進コロ対は、周方向において互いに異なる位相に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項9】
前記第1直進溝と前記第2直進溝とは、周方向において互いに異なる位相に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項10】
前記第1直進溝と前記第2直進溝とは、周方向において互いに同じ位相に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学装置及び撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、画像の高精細化に伴いレンズについても高い光学性能が要求されている。しかし、レンズ保持枠の倒れがある場合、高い光学性能を得ることが難しくなる。特許文献1や2では、レンズ保持枠の倒れを抑制する構造として、直進溝に係合するコロを光軸方向に複数配置する構造が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-114799号公報
特開2014-153618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
撮影スタイルの多様化によりレンズの機動性も重視されており、更なるレンズの小型化が求められている。
しかし、特許文献1、2の構造では、レンズ保持枠が光軸方向に長くなるため、複数のレンズ保持枠が近接する構造の場合、レンズ保持枠の干渉を避けるためにレンズ保持枠に大きな切欠きを設ける必要がある。そのため、レンズ保持枠の剛性が低下する。
【0005】
また、像側になるほど光線の高さが低くなるレンズ構成の場合、像側の直進コロ取付部と像側のレンズとの径差が大きくなり、その空間をメカ構造で連結する必要がある。そのため、レンズ鏡筒の質量が増加し、レンズ鏡筒の大型化にもつながる。
そこで、本発明では、小型でありながら十分な剛性を有する光学装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、光学装置は、光軸方向に延在する第1直進溝及び第2直進溝が設けられた固定筒と、前記固定筒の外径側に配置され、第1カム溝及び第2カム溝が設けられたカム筒と、前記固定筒の内径側に配置され、第1光学素子を保持する第1移動筒と、前記固定筒の内径側に配置され、前記第1光学素子よりも像側の第2光学素子を保持する第2移動筒とを有し、前記第1移動筒は、前記第1直進溝に係合する第1直進コロ及び第2直進コロと、前記第1カム溝に係合する第1カムコロとを含み、前記第2移動筒は、前記第2直進溝に係合する第3直進コロと、前記第2カム溝に係合する第2カムコロとを含み、前記第1直進コロは、前記第1移動筒の外周面における第1取付部に設けられており、前記第2直進コロは、前記第1移動筒の外周面における前記第1取付部よりも像側の第2取付部に設けられており、光軸から前記第1取付部までの距離は、該光軸から前記第2取付部までの距離よりも長く、前記第1直進コロの径方向における長さは、前記第2直進コロの径方向における長さよりも短いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、小型でありながら剛性を有する光学装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係る光学装置の部分断面図である。
実施例1に係る光学装置の部分断面図である。
実施例1に係る光学装置の部分断面図である。
実施例2に係る光学装置の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に示す実施例は本願の特許請求の範囲に係る構成を限定するものではない。また、本実施例には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが必須とは限らず、複数が任意に組み合わせられてもよい。更に、添付図面においては本実施例に係る装置を容易に理解できるようにするために実際とは異なる縮尺で描かれており、同一もしくは同様の構成については同一の参照番号を付し、重複した説明を省略する。なお、図中において、左側が物体側に対応し、右側が像側に対応する。
【実施例】
【0010】
図1、2、3を参照して、実施例1におけるレンズ装置(光学装置)100について説明する。
図1は、実施例1に係るレンズ装置100の光軸50回りの第1の位相における光軸50を含む部分断面図である。
固定筒1の外周(外径側)には、固定筒1に対して光軸50回りに回転可能にカム筒2が係合して配置されている。カム筒2は図中の光軸50方向において物体側端が固定筒1に押圧されるように、像側端部がカム筒押え3により物体側に向けて付勢されている。固定筒1の内径側には第1移動筒5が配置され、第1移動筒5は押え環などのレンズ保持構造によって第1レンズ(第1光学素子)14を保持している。第2移動筒6には、第2レンズ(第2光学素子)15を保持したレンズ保持筒7が不図示のビスにより固定されている。本実施例において、第1移動筒5と第2移動筒6にはレンズが保持されているものとして説明するが、本発明はこれに限定されることなく、フィルタ、開口絞り等の他の光学素子が保持されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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