TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025071729
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-08
出願番号
2023182154
出願日
2023-10-23
発明の名称
画像記録装置及び制御方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/015 20060101AFI20250428BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】 記録素子列の温度差を小さくしつつ、記録素子ごとのインク吐出量の差を抑制して記録動作を実行することを目的とする。
【解決手段】 加熱度合いを異ならせた複数の記録素子選択パターンを持ち、少なくとも一つの記録素子選択パターンは端部記録素子群に対して中央記録素子群の加熱度合いが低く、少なくとも一つの記録素子選択パターンは端部記録素子群に対して中央記録素子群の加熱度合いが高く、これら複数の記録素子選択パターンを組み合わせて温調制御する。
【選択図】 図9
特許請求の範囲
【請求項1】
インクに与える熱エネルギーを発生する複数の記録素子と、前記記録素子に対応して設けられ、インクを吐出する複数の吐出口と、を有し、前記複数の吐出口が配置された吐出口列が設けられた記録ヘッドと、
前記複数の吐出口に対応した記録素子へ前記吐出口からインクを吐出しない程度の電圧を印加し、インクの加熱を行う温調制御手段と、を有し、
前記温調制御手段は加熱する記録素子を選択する複数の記録素子選択パターンによって前記記録素子の加熱を制御し、
前記複数の記録素子選択パターンは、前記吐出口列の端部の記録素子群に対して前記吐出口列の中央部の記録素子群の加熱度合いが低い第1の記録素子選択パターンと、前記吐出口列の端部の記録素子群に対して前記吐出口列の中央部の記録素子群の加熱度合いが高い第2の記録素子選択パターンを有し、
前記温調制御手段は前記複数の記録素子選択パターンを組み合わせて温調制御することを特徴とする画像記録装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記温調制御手段は、前記第1の記録素子選択パターンを、前記第2の記録素子選択パターンよりも使用頻度を高くすることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項3】
前記温調制御手段すべての記録素子で加熱と非加熱を繰り返し、インクの加熱中ずっと非加熱の記録素子はないことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項4】
第1の記録素子における平均加熱時間は、前記第1の記録素子よりも吐出口列の中央に近い第2の記録素子における平均加熱時間より長いことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項5】
前記温調制御手段は、記録ヘッドの温度が所定の温度に到達するまでは全ての吐出口を加熱することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項6】
前記複数の記録素子選択パターンは、電圧を印可する周波数で切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項7】
前記記録ヘッドを搭載するキャリッジを有し、
前記キャリッジは、走査方向に走査し、
前記吐出口列は、前記走査方向と交差する方向に前記複数の吐出口が並んでいることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像記録装置。
【請求項8】
インクに与える熱エネルギーを発生する複数の記録素子と、前記記録素子に対応して設けられ、インクを吐出する複数の吐出口と、を有し、前記複数の吐出口が配置された吐出口列が設けられた記録ヘッドを制御する制御方法であって、
インクの加熱を行うために前記複数の吐出口に対応した記録素子への電圧の印加を制御する温調ステップを有し、
前記温調ステップにおいて加熱する記録素子を選択する複数の記録素子選択パターンによって前記記録素子の加熱を制御し、
前記複数の記録素子選択パターンは、前記吐出口列の端部の記録素子群に対して前記吐出口列の中央部の記録素子群の加熱度合いが低い第1の記録素子選択パターンと、前記吐出口列の端部の記録素子群に対して前記吐出口列の中央部の記録素子群の加熱度合いが高い第2の記録素子選択パターンを有し、
前記温調ステップでは前記複数の記録素子選択パターンを組み合わせて温調制御することを特徴とする画像記録装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像記録装置及び制御方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
インクを吐出するために記録素子に駆動パルスを印加することにより記録媒体上にインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。このようなインクジェット記録装置では、インクを吐出する際のインクの温度が低い場合、吐出量の低下や不吐出が発生してしまう場合がある。このような現象が発生した場合、記録される画像の画質が低下してしまう。これに対し、記録の開始前の記録ヘッドの温度が所定の閾値温度よりも低い場合、インクが吐出されない程度の駆動パルスを記録素子に印加して記録素子を駆動することにより、記録ヘッドを加熱することが知られている。このような加熱方法を短パルス加熱方法と称する。
【0003】
一方、記録素子列内の複数の記録素子を一様に駆動した場合、記録素子列の端部が中央部に比べて温度が高くなりにくい。そのため、記録素子列の端部が目標温度に到達したときには中央部の温度が目標温度を大きく上回る現象(以下、オーバーシュート現象とも称する)が生じる場合がある。
【0004】
特許文献1にはオーバーシュート現象の発生を抑制するために、二段階に分けて加熱を行うことが記載されている。具体的には、先の加熱において記録素子列内の複数の記録素子を一様に駆動し、後の加熱において記録素子列の端部側の記録素子を駆動すると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-183821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されている方法で短パルス加熱による温度調整制御(以下、温調制御と記載する)を行うと、加熱した記録素子と非加熱の記録素子の間でインクの温度差が発生してしまう。この状態で吐出を行うと、相対的な温度差からヒータ上のインク焦げ付き量に差が発生する。その結果加熱した記録素子と非加熱の記録素子それぞれに対応する吐出口で吐出量差が発生し、画像ムラが発生する懸念がある。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、記録素子列の温度差を小さくしつつ、記録素子ごとのインク吐出量の差を抑制して記録動作を実行することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、インクに与える熱エネルギーを発生する複数の記録素子と、前記記録素子に対応して設けられ、インクを吐出する複数の吐出口と、を有し、前記複数の吐出口が配置された吐出口列が設けられた記録ヘッドと、前記複数の吐出口に対応した記録素子へ前記吐出口からインクを吐出しない程度の電圧を印加し、インクの加熱を行う温調制御手段と、を有し、前記温調制御手段は加熱する記録素子を選択する複数の記録素子選択パターンによって前記記録素子の加熱を制御し、前記複数の記録素子選択パターンは、前記吐出口列の端部の記録素子群に対して前記吐出口列の中央部の記録素子群の加熱度合いが低い第1の記録素子選択パターンと、前記吐出口列の端部の記録素子群に対して前記吐出口列の中央部の記録素子群の加熱度合いが高い第2の記録素子選択パターンを有し、前記温調制御手段は前記複数の記録素子選択パターンを組み合わせて温調制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、記録素子列の温度差を小さくしつつ、記録素子ごとのインク吐出量の差を抑制して記録動作を実行することできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る記録装置を説明するための概略図である。
記録ヘッドの外観模式図と吐出素子基板を示す平面図である。
吐出素子基板の断面図である。
記録装置の制御回路の構成図である。
短パルス加熱を行う際に印加する駆動パルスを模式的に示す図である。
短パルス加熱を行う際の分割駆動を説明するための模式図である。
温調制御を行う場合の吐出口列の最低温度推移を示す図である。
第1実施形態における第2の加熱制御中の記録素子選択パターン例を示す表である。
第1実施形態における第2の加熱制御中の記録素子選択パターン駆動順を示す表である。
第2実施形態における第2の加熱制御中の記録素子選択パターン駆動順を示す表である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
電子機器
2日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
光電変換装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
光電変換装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
9日前
キヤノン株式会社
推論処理装置
9日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
2日前
キヤノン株式会社
放射線撮影システム
3日前
キヤノン株式会社
光学装置及び撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
光学装置及び撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
画像記録装置及び制御方法
3日前
キヤノン株式会社
電源装置及び画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
レンズユニットおよび撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
通信装置、制御方法、プログラム
3日前
キヤノン株式会社
光電変換装置及び光電変換システム
2日前
キヤノン株式会社
通信装置、通信方法、及びプログラム
3日前
キヤノン株式会社
基板、分析方法、装置および製造方法
3日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、方法およびプログラム
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置、制御方法およびプログラム
9日前
キヤノン株式会社
撮像部支持装置および撮像装置システム
9日前
キヤノン株式会社
記録装置、制御方法、およびプログラム
3日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、情報処理方法、プログラム
2日前
キヤノン株式会社
合金部材、機器および合金部材の製造方法
3日前
キヤノン株式会社
露光装置、物品の製造方法、及び露光方法
2日前
キヤノン株式会社
レンズユニット、レンズ鏡筒および撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
画像処理方法、画像処理装置および撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
プログラム、情報処理装置およびその制御方法
9日前
続きを見る
他の特許を見る