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公開番号
2025069782
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179721
出願日
2023-10-18
発明の名称
放射線撮影システム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
A61B
6/00 20240101AFI20250423BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】放射線照射制御と放射線に基づく画像生成を同期させることができるようにする。
【解決手段】照射制御装置は、放射線の照射を制御する照射制御装置と、前記照射制御装置と通信可能に接続された放射線に基づく画像を生成する放射線撮影装置とを有する放射線撮影システムであって、前記照射制御装置は、撮影要求情報を前記放射線撮影装置に送信した後に前記放射線撮影装置から受信した照射許可情報の受信時刻と前記照射許可情報に含まれる照射開始予定時刻の情報との差分が第1の閾値より大きい場合には、照射開始了解情報を前記放射線撮影装置に送信する第1の通信部を有し、前記放射線撮影装置は、前記照射許可情報の送信後の待機時間内に前記照射開始了解情報を前記照射制御装置から受信しなかった場合には、前記照射許可情報と同じ照射許可情報を前記照射制御装置に再度送信する第2の通信部を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
放射線の照射を制御する照射制御装置と、前記照射制御装置と通信可能に接続された放射線に基づく画像を生成する放射線撮影装置とを有する放射線撮影システムであって、
前記照射制御装置は、
撮影要求情報を前記放射線撮影装置に送信した後に前記放射線撮影装置から受信した照射許可情報の受信時刻と前記照射許可情報に含まれる照射開始予定時刻の情報との差分が第1の閾値より大きい場合には、照射開始了解情報を前記放射線撮影装置に送信する第1の通信部を有し、
前記放射線撮影装置は、
前記照射許可情報の送信後の待機時間内に前記照射開始了解情報を前記照射制御装置から受信しなかった場合には、前記照射許可情報と同じ照射許可情報を前記照射制御装置に再度送信する第2の通信部を有することを特徴とする放射線撮影システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記照射制御装置は、前記照射開始了解情報の送信後、前記照射開始予定時刻の情報を基に、放射線照射を開始するように制御する第1の制御部を有し、
前記放射線撮影装置は、前記照射開始了解情報を前記照射制御装置から受信した後、前記照射開始予定時刻の情報を基に、放射線に基づく電荷の蓄積を開始するように制御する第2の制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
【請求項3】
前記第1の制御部は、前記照射制御装置の現在時刻が前記照射開始予定時刻になると、放射線照射を開始するように制御し、
前記第2の制御部は、前記放射線撮影装置の現在時刻が前記照射開始予定時刻になると、放射線に基づく電荷の蓄積を開始するように制御することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影システム。
【請求項4】
前記放射線撮影装置が前記照射許可情報の送信後の待機時間内に前記照射開始了解情報を前記照射制御装置から受信した場合には、前記第2の制御部は、前記照射開始予定時刻の情報を基に、放射線に基づく電荷の蓄積を開始するように制御することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影システム。
【請求項5】
前記放射線撮影装置が前記照射許可情報の送信後の待機時間内に前記照射開始了解情報を前記照射制御装置から受信した場合、前記第1の制御部は、前記照射開始予定時刻の情報を基に、放射線照射を開始するように制御することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影システム。
【請求項6】
前記第1の制御部は、
前記照射制御装置が前記照射開始了解情報の送信後かつ前記照射開始予定時刻の前に前記照射許可情報を受信しなかった場合、前記照射開始予定時刻の情報を基に、放射線照射を開始するように制御し、
前記照射制御装置が前記照射開始了解情報の送信後かつ前記照射開始予定時刻の前に前記照射許可情報を受信した場合、前記照射開始予定時刻の情報を基に、放射線照射を開始しないように制御することを特徴とする請求項5に記載の放射線撮影システム。
【請求項7】
前記第2の通信部は、
前記放射線撮影装置が前記照射許可情報の送信後の待機時間内に前記照射開始了解情報を前記照射制御装置から受信せず、かつ、前記照射開始予定時刻から前記放射線撮影装置の現在時刻を減算した値が第2の閾値より大きい場合には、前記照射許可情報と同じ照射許可情報を前記照射制御装置に再度送信し、
前記放射線撮影装置が前記照射許可情報の送信後の待機時間内に前記照射開始了解情報を前記照射制御装置から受信せず、かつ、前記照射開始予定時刻から前記放射線撮影装置の現在時刻を減算した値が第2の閾値より大きくない場合には、前記照射開始予定時刻より後の照射開始予定時刻の情報を含む照射許可情報を前記照射制御装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影システム。
【請求項8】
前記照射制御装置又は前記放射線撮影装置は、前記照射制御装置と前記放射線撮影装置との間の通信により、前記照射制御装置の現在時刻又は前記放射線撮影装置の現在時刻を補正する補正部を有することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影システム。
【請求項9】
前記補正部は、前記照射制御装置と前記放射線撮影装置との間の時刻要求情報の通信と前記時刻要求情報の応答情報の通信を行い、前記時刻要求情報の送信時刻の情報、前記時刻要求情報の受信時刻の情報、前記時刻要求情報の応答情報の送信時刻の情報、又は、前記時刻要求情報の応答情報の受信時刻の情報を基に、前記照射制御装置の現在時刻又は前記放射線撮影装置の現在時刻を補正することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影システム。
【請求項10】
前記補正部は、前記照射制御装置と前記放射線撮影装置との間の時刻要求情報の通信と前記時刻要求情報の応答情報の通信を行い、前記時刻要求情報の送信時刻の情報と、前記時刻要求情報の受信時刻の情報又は前記時刻要求情報の応答情報の送信時刻の情報と、前記時刻要求情報の応答情報の受信時刻の情報を基に、前記照射制御装置の現在時刻又は前記放射線撮影装置の現在時刻を補正することを特徴とする請求項9に記載の放射線撮影システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、放射線撮影システム、照射制御装置、放射線撮影装置、放射線撮影システムの制御方法、照射制御装置の制御方法、放射線撮影装置の制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、放射線発生装置から放射線を被写体に照射し、被写体を透過した放射線強度分布をデジタル化し、デジタル化した放射線画像に画像処理を施し、鮮明な放射線画像を得る放射線撮影装置及び放射線撮影システムが製品化されている。
【0003】
このような放射線撮影装置としては、受像器(放射線検出器)に2次元固体撮像素子を用いた装置が一般的である。固体撮像素子は、入射光に応じた電荷の蓄積、蓄積された電荷の読み出し、及びリセットを繰り返して動作することが一般的である。電子シャッタを備えない固体撮像素子においては、電荷の読み出しやリセットの最中に固体撮像素子に光入射があると、得られる画像の品質を損なう恐れがあり、特に医療用の放射線撮影装置においては、不要な被曝という不利益を被写体にもたらす。
【0004】
そのため、受像器(放射線検出器)側の固体撮像素子の動作タイミングと放射線発生装置側の放射線の照射タイミングとの同期をとりながら、放射線撮影システムは動作する。
【0005】
特許文献1及び2には、第1の計時手段を有する放射線源制御装置と、第1の計時手段に同期した第2の計時手段を有する放射線撮影装置が開示され、各時刻の同期を行い、放射線照射中に、放射線撮影装置は信号を放射線源制御装置に出力する。その信号を、放射線源制御装置で検出できなかった場合に、放射線照射信号を停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6971611号公報
特許第7071095号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1では、時刻同期をネットワーク回線で行うため、ネットワーク回線上のメッセージ遅延により、時刻同期の計測値ばらつきによる、真の補正値との誤差により、検出器の電荷蓄積期間と、放射線照射期間との同期ずれが発生する。これにより、無効曝射が生じる可能性がある。
【0008】
また、特許文献2では、同じく時刻同期をネットワーク回線で行い、通信の遅延を考慮して曝射タイミングを制御しているが、装置間の双方向の通信遅延に関しては考慮がされていない。また、通信の遅延が断続的に発生している場合には、いつまでも曝射を行うことができない可能性がある。
【0009】
本開示の目的は、通信状況が不安定な状態であっても、放射線照射制御と放射線に基づく画像生成を同期させることができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
放射線撮影システムは、放射線の照射を制御する照射制御装置と、前記照射制御装置と通信可能に接続された放射線に基づく画像を生成する放射線撮影装置とを有する放射線撮影システムであって、前記照射制御装置は、撮影要求情報を前記放射線撮影装置に送信した後に前記放射線撮影装置から受信した照射許可情報の受信時刻と前記照射許可情報に含まれる照射開始予定時刻の情報との差分が第1の閾値より大きい場合には、照射開始了解情報を前記放射線撮影装置に送信する第1の通信部を有し、前記放射線撮影装置は、前記照射許可情報の送信後の待機時間内に前記照射開始了解情報を前記照射制御装置から受信しなかった場合には、前記照射許可情報と同じ照射許可情報を前記照射制御装置に再度送信する第2の通信部を有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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