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公開番号2025032675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023138093
出願日2023-08-28
発明の名称シート搬送装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65H 5/38 20060101AFI20250305BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ラッチと被係止部材の相対位置を適切に調整する。
【解決手段】シートを搬送する給送モジュール1000は、筐体1300と、筐体に対して開閉する上扉ユニット1200と、上扉ユニットに設けられたラッチ1601と、上扉ユニットに設けられ、ラッチを操作するための把手1600と、筐体に設けられ、ラッチに係合可能な被係止部材1650と、を備える。ラッチは、上扉ユニットが閉じられたときに被係止部材に係合し、上扉ユニットが閉じられた状態において把手によってラッチが操作されることにより、ラッチと被係止部材との係合が解除可能であり、被係止部材の位置は、ラッチが被係止部材に係止する係止方向に調整可能である。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送するシート搬送装置であって、
筐体と、
前記筐体に対して開閉する開閉扉と、
前記開閉扉に設けられたラッチと、
前記開閉扉に設けられ、前記ラッチを操作するための把手と、
前記筐体に設けられ、前記ラッチに係合可能な被係止部材と、
を備え、
前記ラッチは、前記開閉扉が閉じられたときに前記被係止部材に係合し、
前記開閉扉が閉じられた状態において前記把手によって前記ラッチが操作されることにより、前記ラッチと前記被係止部材との係合が解除可能であり、
前記被係止部材の位置は、前記ラッチが前記被係止部材に係止する係止方向に調整可能であることを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記ラッチに対する前記被係止部材の位置を調整可能な位置調整手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記位置調整手段は、前記被係止部材を前記係止方向に移動可能に支持する支持部材を備え、
前記支持部材は、前記筐体に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記支持部材の一部は、前記筐体を貫通して設けられており、
前記支持部材は、前記ラッチに対する前記被係止部材の位置の調整の後、前記筐体に固定されることを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記被係止部材は、前記ラッチに向かう第一の方向に第一の弾性部材により弾性付勢されており、
前記ラッチは、前記被係止部材に向かう第二の方向に第二の弾性部材により弾性付勢されており、
前記第二の弾性部材が前記ラッチを前記被係止部材に向かって弾性付勢する第二の付勢力は、前記第一の弾性部材が前記被係止部材を前記ラッチに向かって弾性付勢する第一の付勢力と同じ又は前記第一の付勢力より大きいことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記被係止部材の位置は、前記被係止部材が移動する方向を正面にして調整することができることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記開閉扉には、第一の搬送面と第一の搬送ローラが設けられており、
前記筐体には、第二の搬送面と第二の搬送ローラが設けられており、
前記開閉扉が閉じられたときに、前記第一の搬送面と前記第二の搬送面は、前記シートが搬送される搬送路を形成し、前記第一の搬送ローラと前記第二の搬送ローラは、所定の加圧力で当接して前記シートを前記搬送路で搬送するローラ対を形成することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか一項に記載のシート搬送装置と、
前記シート搬送装置から搬送される前記シートに画像を形成する画像形成部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉扉を備えたシート搬送装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
開閉扉を備える画像形成装置は、開閉扉の開状態において装置内部へのアクセスを許容し、開閉扉の閉状態を維持するために開閉扉に備えられたラッチが被係止部材に係合されて開閉扉を係止する構成がある。特許文献1は、回動軸を中心に回動可能な開閉扉を備えた画像形成装置を開示している。開閉扉には、金属フレームが設けられている。金属フレームは、回動ラッチを支持するラッチ軸と開閉扉の回動軸とによって開閉扉に懸架されている。金属フレームには、画像形成装置本体に対して着脱可能な着脱ユニットを装着方向に付勢する付勢部材が設けられている。特許文献1によれば、開閉扉の操作性を維持しつつ開閉扉の強度を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017―161757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、例えば、B3サイズ印刷機や高速連帳機のような大型の画像形成装置に設けられる大型の開閉扉の場合、開閉扉の自重による歪みや構成部品の寸法のばらつき等によってラッチと被係止部材の相対位置がずれることがある。ラッチと被係止部材の相対位置がずれると、開閉扉が閉じられたときにラッチが被係止部材に対して半掛かり状態になったり空振りの未係合状態になったりすることがある。
【0005】
また、搬送装置や定着装置等のローラ対の一方のローラが画像形成装置の筐体に設けられ、他方のローラが開閉扉に設けられている場合、開閉扉が閉じられたときに開閉扉のローラが筐体のローラに対して加圧される。このように互いに加圧されたローラ対に厚紙等の剛度が高いシートが搬送されると、ローラ対がシートを挟持するときの反力が開閉扉に作用するので、ラッチと被係止部材は、開閉扉が開く方向すなわちラッチが解除される方向の力を受ける。これによって、開閉扉の歪みが発生して、ラッチが被係止部材に対して未係合状態になることがある。
【0006】
ラッチが被係止部材に対して未係合状態になることを防止するために、ラッチと被係止部材の掛かり量を大きくすることが考えられる。しかし、掛かり量を大きくすると、ラッチ及びラッチ解除機構が大きくなり、画像形成装置全体が大きくなることがある。また、開閉扉のヒンジの位置調整によって開閉扉の位置を調整してラッチと被係止部材の掛かり量を大きくすることも考えられる。しかし、大型の開閉扉は、重いので、開閉扉のヒンジの位置調整をするために複数の作業者を必要としたり、開閉扉を吊り上げる装置を使用したりするため作業性が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施例によるシートを搬送するシート搬送装置は、
筐体と、
前記筐体に対して開閉する開閉扉と、
前記開閉扉に設けられたラッチと、
前記開閉扉に設けられ、前記ラッチを操作するための把手と、
前記筐体に設けられ、前記ラッチに係合可能な被係止部材と、
を備え、
前記ラッチは、前記開閉扉が閉じられたときに前記被係止部材に係合し、
前記開閉扉が閉じられた状態において前記把手によって前記ラッチが操作されることにより、前記ラッチと前記被係止部材との係合が解除可能であり、
前記被係止部材の位置は、前記ラッチが前記被係止部材に係止する係止方向に調整可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ラッチと被係止部材の相対位置を適切に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の断面図。
給送モジュールの概略斜視図。
上扉ユニットが開いた状態の給送モジュールの概略斜視図。
把手及びラッチまわりの概略斜視図。
把手のラッチ解除機構まわりの概略断面図。
操作補助の弾性部材を備えた上扉ユニットの概略側断面図。
上扉ユニットの開閉時の操作力曲線の一例を示す図。
ラッチ及び被係止部材まわりの概略斜視図。
支持部材及び被係止部材まわりの概略斜視図。
被係止部材の位置調整前の状態の概略模式図。
図10の状態からストッパーを取り外した状態の概略模式図。
被係止部材が移動してラッチに当接した状態の概略模式図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例を説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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