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公開番号
2025031318
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137462
出願日
2023-08-25
発明の名称
液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
2/16 20060101AFI20250228BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】基板同士を接合する際の接着剤のはみ出しを許容しつつ、隔壁など流路を形成していない部位の接合領域からの接着剤のはみ出しを抑制することを可能とする液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】液体吐出ヘッドは、液体を吐出するための液体吐出基板を備え、液体吐出基板は、液体の流路が形成された第1の基板と、第1の基板と接着剤を介して接合された第2の基板と、とを有して構成され、第1の基板は、第2の基板と接合される領域であって、第1の基板において片側にだけに流路が隣接する接合領域を有し、接合領域には凹部が形成され、凹部に接着剤が収容されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出するための液体吐出基板を備えた液体吐出ヘッドであって、
前記液体吐出基板は、液体の流路が形成された第1の基板と、前記第1の基板と接着剤を介して接合された第2の基板と、とを有して構成され、
前記第1の基板は、前記第2の基板と接合される領域であって、前記第1の基板において片側にだけに流路が隣接する接合領域を有し、前記接合領域には凹部が形成され、
前記凹部に接着剤が収容されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記第1の基板は、前記液体の流路を形成するように構成される隔壁を有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記凹部と前記凹部に隣接する前記隔壁との距離は前記隔壁の幅より大きいことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記凹部の開口は四角形状であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記接合領域において、単位面積当たりの凹部の開口率が5%~30%であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記凹部は、前記第1の基板の長手方向端部に沿って設けられることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記凹部は、前記第1の基板の短手方向端部に沿って設けられることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記凹部は複数であり、前記凹部は前記共通流路の長手方向に配列され、前記共通流路の長手方向と直交する方向において一つおきに配列されることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記隔壁の幅は、150μm以上であることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記第2の基板が第1の基板の前記接合領域に接合される時に、前記接着剤の厚みは0.5から4.0μmであることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置に関し、詳しくは、液体吐出ヘッドを構成する複数の基板を積層して互いに接着する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
液体吐出ヘッドは、吐出口にインク等の液体を供給するための流路などが形成された流路基板を支持基板に積層して形成されるものがある。特許文献1には、この積層する基板を接着剤によって接合することが記載されている。詳しくは、接着剤層を基板に転写する際の接着剤層のうねりを制御することにより、接着部分から接着剤がはみ出すことを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-61022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、接着剤のはみ出しがある場合、はみ出した接着剤は、流路形成基板の流路を形成する隔壁の壁面や支持基板上を移動して、隔壁の接着部だけでなくそれに連なる部分にも接着層を形成する。これにより、例えば、上記隔壁を介して隣接する流路間でインクのリークを接着剤層で防ぐ場合に、上記はみ出しによってインクリークを防ぐ接着剤層の部分を大きくすることができる。このような点から、隔壁の壁面や支持基板上への接着剤のはみ出しは流路閉塞などの弊害が無い限り多いことが望ましいともいえる。
【0005】
一方で、隔壁の周囲に形成される接着剤のはみ出しを多くしようとして接着剤の量を増やすと、流路形成基板の隔壁など流路を形成していない部位において、支持基板を接合する接合領域でも多量の接着剤が投入されることになる。その結果、接合領域に隣接する流路などに大量の接着剤がはみ出し、流路閉塞等の弊害が生じるおそれがある。
【0006】
本開示の目的は、基板同士を接合する際の接着剤のはみ出しを許容しつつ、隔壁など流路を形成していない部位の接合領域からの接着剤のはみ出しを抑制することを可能とする液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の液体吐出ヘッドは、液体を吐出するための液体吐出基板を備え、液体吐出基板は、液体の流路が形成された第1の基板と、第1の基板と接着剤を介して接合された第2の基板とを有して構成され、第1の基板は、第2の基板と接合される領域であって、第1の基板において片側にだけに流路が隣接する接合領域を有し、接合領域には凹部が形成され、凹部に接着剤が収容されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記構成によれば、液体吐出ヘッドにおいて、基板同士を接合する際の接着剤のはみ出しを許容しつつ、隔壁など流路を形成していない部位の接合領域からの接着剤のはみ出しを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第1実施形態に係る液体出ヘッドを構成する液体吐出基板の一部を断面で示す斜視図である。
図1に示される液体吐出基板の一部の断面図である。
図2に示した液体吐出基板のA部を示す図である。
(a)は図1に示した液体吐出基板の流路形成基板をその下面側から見た図である。(b)は図4(a)のB部の拡大図である。
図4(a)に示した液体吐出基板を二つお互いに接合した状態を示す図である。
図5のC部の拡大図である。
図4(b)の接合領域の一部の凹部を模式的に示す図である。
本開示の第2実施形態に係る液体吐出基板を示す図である。
本開示の一実施形態に係る液体吐出ヘッドを示す斜視図である。
液体吐出装置の一実施形態に係るインクジェット記録装置を模式的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に記載する実施の形態の各構成部品の寸法、材質、形状や、それらの相対配置などは、本開示が適用される液体吐出ヘッドの液体吐出基板などの構成や各種条件により適宜変更され得るものである。本開示の範囲は以下に記載する実施の形態に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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