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公開番号2025032618
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023138003
出願日2023-08-28
発明の名称像ブレ補正の制御装置及び制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 23/68 20230101AFI20250305BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 像高に応じて生じるブレ量が異なる場合であっても、適切にブレの影響を軽減することができる制御装置を提供する。
【解決手段】 制御装置は、撮影光学系に含まれる光学素子を移動する第1の像ブレ補正手段と、前記撮影光学系を透過した光により結像された被写体像を撮像する撮像素子を前記光軸に対して交差する方向に移動する第2の像ブレ補正手段と、画像に対して撮像装置の振れにより生じるあおり成分の像ブレを画像処理により補正する第3の像ブレ補正手段と、による像ブレ補正を制御する。制御装置は、第1の制御方式と、第2の制御方式とを少なくとも含む複数の方式で前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御し、第1の制御方式で制御しているときよりも第2の制御方式で制御しているときの方が、第3の像ブレ補正手段によるあおり成分の像ブレ補正の強度が強くなるように第3の像ブレ補正手段を制御する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
撮影光学系に含まれる光学素子を移動することで、撮影光学系の光軸の方向を変更する第1の像ブレ補正手段と、
前記撮影光学系を透過した光により結像された被写体像を撮像する撮像素子を前記光軸に対して交差する方向に移動する第2の像ブレ補正手段と、前記撮像素子から出力される信号を処理して生成された画像に対して撮像装置の振れにより生じるあおり成分の像ブレを画像処理により補正する第3の像ブレ補正手段と、による像ブレ補正を制御する制御装置であって、
前記第3の像ブレ補正手段における前記あおり成分の像ブレ補正の強度を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記像ブレ補正の強度と、前記撮像装置の振れ量とに基づいて、前記第3の像ブレ補正手段の補正量を算出する算出手段と、
第1の制御方式と、第2の制御方式とを少なくとも含む複数の方式で前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御する制御手段と、を備え、
前記決定手段は、
前記制御手段が前記第1の制御方式で前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御する場合は前記像ブレ補正の強度として第1の補正の強度を決定し、
前記制御手段が前記第2の制御方式で前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御する場合は前記像ブレ補正の強度として、前記第1の補正の強度よりも大きい第2の補正の強度を決定することを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1の制御方式は前記第2の制御方式よりも、前記画像のうち像高の高い領域における像ブレを低減する効果が高いことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記第1の制御方式は、前記撮像装置の振れに伴う前記被写体像と前記撮像素子との移動方向と同じ方向に前記撮像素子を移動させる制御方式であり、
前記第2の制御方式は、前記撮像装置の振れに伴う前記被写体像と前記撮像素子との移動を軽減する方向に前記撮像素子を移動させる制御方式であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記第1の制御方式は、前記撮像装置の振れに伴う前記被写体像と前記撮像素子との移動量よりも大きく前記被写体像の位置が移動するように前記光学素子を移動させる制御方式であり、
前記第2の制御方式は、前記撮像装置の振れに伴う前記被写体像と前記撮像素子との移動量よりも小さく前記被写体像の位置が移動するように前記光学素子を移動させる制御方式であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記第1の制御方式は、前記撮像装置の振れに対して過分に前記光学素子を移動させ、前記光学素子の過分な移動を打ち消すように前記撮像素子を移動させる方式であり、
前記第2の制御方式は、前記光学素子の移動による前記撮像素子と前記被写体像との移動量と、前記撮像素子の移動による前記撮像素子と前記被写体像との移動量とのそれぞれが前記撮像装置の振れに伴う前記撮像素子と前記被写体像との移動量よりも小さくなるように前記光学素子と前記撮像素子とを移動させる方式であることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記振れ量が第1の振れ量の場合は前記第1の制御方式で前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御し、
前記振れ量が前記第1の振れ量よりも大きい第2の振れ量の場合は前記第2の制御方式で前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記第3の像ブレ補正手段によるブレ補正量の上限値を変更することで前記補正の強度が変更され、
前記第1の補正の強度が設定されている場合の前記第3の像ブレ補正手段によるブレ補正量の上限値は、前記第2の補正の強度が設定されている場合の前記第3の像ブレ補正手段によるブレ補正量の上限よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
前記第3の像ブレ補正手段は、射影変換を用いて画像を幾何変形させることでブレを補正することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項9】
前記第3の像ブレ補正手段は、並進成分のブレ補正と、回転成分のブレ補正と、あおり成分のブレ補正を行うことを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
前記第1の補正の強度は0であり、
前記第1の制御方式で前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とが制御されている場合、前記第3の像ブレ補正手段は前記あおり成分のブレの補正を行わないことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に用いられる像ブレ補正の制御装置、制御装置を備える撮像装置、及び制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、多くのデジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置において、撮像装置に加わる振れ等を補正する像ブレ補正機能が搭載されている。そして、この像ブレ補正機能により、より良好な画質の画像を撮影することが可能になってきている。
【0003】
上記のような撮像装置における像ブレ補正機構には、像ブレ補正レンズを撮像光学系の光軸に対してシフトさせることで像ブレを低減させる形式(以下、OISと呼ぶ)がある。また、撮像素子を撮像光学系の光軸に対してシフトさせることで像ブレを低減する形式(以下、IBISと呼ぶ)がある。
【0004】
特許文献1には、これら2つの像ブレ補正機構を同時に駆動させることにより、補正可能なブレ角度(以下、像ブレ補正角とよぶ)を広くすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6410431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、撮像装置の移動により生じる被写体像と撮像素子との相対移動量(画像上の被写体像のブレ量)は、像高に応じて異なることがある。よって、像高に応じて最適な像ブレ補正量が異なり、例えば、像高の低い中央部の像ブレは補正できているのに、像高の高い周辺部の像ブレが目立つ場合がある。
【0007】
特許文献1に開示されている方法では、上記のような問題に対する対策については何ら考慮されていない。
【0008】
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、像高に応じて生じるブレ量が異なる場合であっても、適切にブレの影響を軽減することができる制御装置を提供することをその目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一側面としての制御装置は、撮影光学系に含まれる光学素子を移動することで、撮影光学系の光軸の方向を変更する第1の像ブレ補正手段と、前記撮影光学系を透過した光により結像された被写体像を撮像する撮像素子を前記光軸に対して交差する方向に移動する第2の像ブレ補正手段と、前記撮像素子から出力される信号を処理して生成された画像に対して撮像装置の振れにより生じるあおり成分の像ブレを画像処理により補正する第3の像ブレ補正手段と、による像ブレ補正を制御する制御装置であって、前記第3の像ブレ補正手段における前記あおり成分の像ブレ補正の強度を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記像ブレ補正の強度と、前記撮像装置の振れ量とに基づいて、前記第3の像ブレ補正手段の補正量を算出する算出手段と、第1の制御方式と、第2の制御方式とを少なくとも含む複数の方式で前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御する制御手段と、を備え、前記決定手段は、前記制御手段が前記第1の制御方式で前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御する場合は前記像ブレ補正の強度として第1の補正の強度を決定し、前記制御手段が前記第2の制御方式で前記第1の像ブレ補正手段と前記第2の像ブレ補正手段とを制御する場合は前記像ブレ補正の強度として、前記第1の補正の強度よりも大きい第2の補正の強度を決定することを特徴とする。本発明のその他の側面については、以下で説明をする実施の形態で明らかにする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、像高に応じて生じるブレ量が異なる場合であっても、適切にブレの影響を軽減することができる制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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