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公開番号
2024132217
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042909
出願日
2023-03-17
発明の名称
表示装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
A42B
3/30 20060101AFI20240920BHJP(頭部に着用するもの)
要約
【課題】ヘルメットに対して表示装置を容易、かつ、適切な位置に装着できるようにする。
【解決手段】表示装置(1)は、ディスプレイ本体(100)と、ディスプレイ本体(100)を支持するとともに、ヘルメット(2)のつば部(2a)に脱着可能に装着されて、ディスプレイ本体(100)をヘルメット(2)の着用者の眼前に位置させる装着部(200)とを備え、装着部(200)は、つば部(2a)の上側に位置させる上ボディ(201)及びつば部(2a)の下側に位置させる下ボディ(202)により、つば部(2a)を上下から挟持するように構成され、つば部(2a)に対する装着部(200)の位置を決める位置決め部(210)を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ディスプレイ本体と、
前記ディスプレイ本体を支持するとともに、ヘルメットのつば部に脱着可能に装着されて、前記ディスプレイ本体を前記ヘルメットの着用者の眼前に位置させる装着部とを備え、
前記装着部は、
前記つば部の上側に位置させる上ボディ及び前記つば部の下側に位置させる下ボディにより、前記つば部を上下から挟持するように構成され、
前記つば部に対する前記装着部の位置を決める位置決め部を備えることを特徴とする表示装置。
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【請求項2】
前記位置決め部は、前記つば部に対する前記装着部の前後方向及び左右方向の位置を決めることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記位置決め部は、前記つば部の端面に当接する位置決め部材により構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記上ボディが支持部を介して前記ディスプレイ本体を支持し、
前記下ボディは、前記ディスプレイ本体の前記支持部を挟んで左右に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記上ボディには、前記着用者側の端部に、上方向に延出するとともに、上方に向かうにつれて前記着用者に近づく方向に傾斜する傾斜面を有するガイド部が設けられ、
前記下ボディには、前記着用者側の端部に、下方向に延出するとともに、下方に向かうにつれて前記着用者に近づく方向に傾斜する傾斜面を有するガイド部が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
【請求項6】
前記装着部は、前記ディスプレイ本体を前後に揺動可能に支持することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
【請求項7】
前記装着部に、前記ディスプレイ本体に接続するコードを保持するコード保持部が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
【請求項8】
前記装着部は、前記ディスプレイ本体を前後に揺動可能に支持し、前記ディスプレイ本体を前記着用者の眼前から退避させる退避位置まで揺動させることができ、
前記装着部に、前記ディスプレイ本体に接続するコードを保持するコード保持部が設けられ、
前記ディスプレイ本体が前記退避位置にあるとき、前記コード保持部で保持された前記コードが、前記ディスプレイ本体から略直線状に延出することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
【請求項9】
前記位置決め部により決める前記装着部の位置を調整可能にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘルメットに装着できるようにした表示装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ヘッドマウントディスプレイは、小型化や無線化、各種処理のための情報処理装置の小型化によって情報処理装置自体をユーザが装着する等、スタンドアローンでの運用が実現されている。スタンドアローンでの運用が実現されることによって、これまでは展開できなかった、広い範囲を移動するようなケースでの展開が可能で、例えば建設現場等の作業現場でヘッドマウントディスプレイを使用することが想定される。一方で、作業現場では、ユーザがヘルメットを着用するのが一般的であり、ヘルメットを着用した状態で使用できるヘッドマウントディスプレイが望まれる。
特許文献1には、光学機器をハーフ型ヘルメットに装着するためのアタッチメントであって、ヘルメットの前縁部に係合するアタッチメント前部と、ヘルメットの後縁部に係合するアタッチメント後部と、アタッチメント前部とアタッチメント後部とを連結するストラップと、を備える構成が開示されている。
また、特許文献2には、その先端にユーザの眼へ画像の像光を投射するディスプレイ部を、その基端に帽子のつばに対する着脱自在な固定を可能とした固定部を備えているアームを備えているヘッドマウントディスプレイが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4852566号公報
特開2010―124339号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された技術では、光学機器である表示装置をヘルメットに装着するためには、ヘルメットの前後でアタッチメントを係合させる装着作業を行う必要がある。このような装着作業を行うときには、ヘルメットを頭部から外したり、他者に装着作業を依頼したりする必要がある。多くの場合、作業現場に入って現場の状況を目視で確認してから、表示装置をヘルメットに装着することが想定される。また、作業現場では全員が表示装置を装着するのではなく、1台の表示装置を複数人で共有することも想定される。このような場合に、表示装置を装着するためにヘルメットを頭部から外すのでは、作業現場で頭部が露出するという好ましくない状況になる。また、他者に装着作業を依頼するのでは、作業現場で装着作業に注意が向くことになり、注意が散漫になってしまうおそれがある。このように、ユーザ本人がヘルメットを外すことなく、表示装置を容易に装着できるようにすることが求められる。
また、特許文献2に開示された技術では、固定部が例えばクリップにより構成されており、つばにヘッドマウントディスプレイを容易に装着することが可能である。しかしながら、固定位置の自由度が高いがゆえに、適切な位置にヘッドマウントディスプレイを配置するのに手間がかかってしまう。
【0005】
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、ヘルメットに対して表示装置を容易、かつ、適切な位置に装着できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の表示装置は、ディスプレイ本体と、前記ディスプレイ本体を支持するとともに、ヘルメットのつば部に脱着可能に装着されて、前記ディスプレイ本体を前記ヘルメットの着用者の眼前に位置させる装着部とを備え、前記装着部は、前記つば部の上側に位置させる上ボディ及び前記つば部の下側に位置させる下ボディにより、前記つば部を上下から挟持するように構成され、前記つば部に対する前記装着部の位置を決める位置決め部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ヘルメットに対して表示装置を容易、かつ、適切な位置に装着できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイを示す図である。
第1の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイをヘルメットに装着した状態の側面図である。
第1の実施形態における装着部の構成を説明するための図である。
第1の実施形態における装着部の位置決め部材の配置を説明するための図である。
第2の実施形態における装着部の構成を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDと称する)1を示す図であり、(a)はHMD1をヘルメット2に装着した状態の斜視図、(b)はディスプレイ本体100をユーザ側から見た斜視図である。図2は、HMD1をヘルメット2に装着した状態の側面図である。本願において前後、左右、上下の方向は、図1(a)に示すように、ユーザがヘルメット2を着用した状態において、ユーザから見た方向をいうものとする。
【0010】
本実施形態に係るHMD1は、ヘルメット2に装着できるようにした表示装置であり、ディスプレイ本体100と、ディスプレイ本体100を支持する装着部200とを備える。装着部200は、詳細は後述するが、ヘルメット2の前部のつば部2aに脱着可能に装着されて、ディスプレイ本体100をユーザ(ヘルメット2の着用者)の眼前に位置させる。図2に示すように、装着部200は、ディスプレイ本体100を前後に揺動可能に支持する。これにより、図2(a)に示すように、ディスプレイ本体100をユーザの眼前に位置させた視聴状態から、図2(b)に示すように、ディスプレイ本体100を跳ね上げて、ユーザの眼前から退避させる退避位置まで揺動させることができる。ユーザが目視で確認したい場合には、ディスプレイ本体100を退避位置まで揺動させれば、HMD1をヘルメット2から外すことなく外界を確認することが可能となる。図2(a)の状態から図2(b)の状態となることはフリップアップ、その逆はフリップダウンと呼ばれる。
(【0011】以降は省略されています)
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