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公開番号
2024118995
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-02
出願番号
2023025649
出願日
2023-02-21
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/02 20060101AFI20240826BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像形成前の準備動作において一時的にかぶりが増大することを抑制する。
【解決手段】像担持体1と、帯電部材2と、現像部材41と、帯電バイアス印加部81と、現像バイアス印加部82、83と、制御部9と、を有し、画像形成を開始する前の準備動作であって、現像部材41が像担持体1に当接した状態で像担持体1の回転を開始するとともに、現像部P3における像担持体1の表面電位と現像バイアスとの間の電位差が所定の値になるように帯電バイアス及び現像バイアスをそれぞれ段階的に変化させる準備動作を行う画像形成装置200において、制御部9は、準備動作において、帯電バイアスを段階的に変化させる際に、帯電部材2に帯電バイアスが印加されていない状態から画像形成時と同極性であり絶対値が放電開始電圧未満である帯電バイアスに変化させた後に、画像形成時と同極性であり絶対値が放電開始電圧以上である複数の値に変化させるように、帯電バイアス印加部81を制御する構成とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転可能な像担持体と、
前記像担持体の表面を帯電させる帯電部材と、
現像部において前記像担持体の表面に当接し、前記帯電部材により帯電させられた前記像担持体の表面にトナーを供給してトナー像を形成する現像部材と、
前記帯電部材に帯電バイアスを印加する帯電バイアス印加部と、
前記現像部材に現像バイアスを印加する現像バイアス印加部と、
前記帯電バイアス印加部及び前記現像バイアス印加部を制御可能な制御部と、を有し、
記録材に転写されるトナー像を前記像担持体に形成する画像形成を開始する前の準備動作であって、前記現像部材が前記像担持体に当接した状態で前記像担持体の回転を開始するとともに、前記現像部における前記像担持体の表面電位と前記現像バイアスとの間の電位差が所定の値になるように前記帯電バイアス及び前記現像バイアスをそれぞれ段階的に変化させる準備動作を行う画像形成装置において、
前記制御部は、前記準備動作において、前記帯電バイアスを段階的に変化させる際に、前記帯電部材に前記帯電バイアスが印加されていない状態から前記画像形成時と同極性であり絶対値が放電開始電圧未満である前記帯電バイアスに変化させた後に、前記画像形成時と同極性であり絶対値が放電開始電圧以上である複数の値に変化させるように、前記帯電バイアス印加部を制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記準備動作において、前記帯電バイアスを、前記画像形成時と同極性であり絶対値が放電開始電圧未満である第一の帯電バイアスと、前記画像形成時と同極性であり絶対値が放電開始電圧以上である第二の帯電バイアスと、前記画像形成時と同極性であり、絶対値が前記第二の帯電バイアスよりも大きく、絶対値が段階的に大きくされる複数の第三の帯電バイアスと、に順次段階的に変化させて前記画像形成時の値とするように、前記帯電バイアス印加部を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記準備動作において、前記帯電部材に前記帯電バイアスが印加されていない状態から前記第一の帯電バイアスへのバイアスの変化量をv1、前記第一の帯電バイアスから前記第二の帯電バイアスへのバイアスの変化量をv2、複数の前記第三の帯電バイアスの各段階のバイアスへのバイアスの変化量をv3としたとき、
v1>v2>v3
を満たすように、前記帯電バイアス印加部を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記準備動作において、前記第一の帯電バイアスを前記帯電部材に印加する時間をt1、前記第二の帯電バイアスを前記帯電部材に印加する時間をt2、複数の前記第三の帯電バイアスの各段階のバイアスを前記帯電部材に印加する時間をt3としたとき、
t1>t2>t3
を満たすように、前記帯電バイアス印加部を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記準備動作において、前記現像バイアスを、前記画像形成時とは逆極性である第一の現像バイアスと、略0Vである第二の現像バイアスと、前記画像形成時と同極性であり絶対値が段階的に大きくされる複数の第三の現像バイアスと、に順次段階的に変化させて前記画像形成時の値とするとともに、前記像担持体の回転が開始される前に前記第一の現像バイアスを前記現像部材に印加し、前記像担持体の回転が開始された後に前記第二の現像バイアス及び前記第三の現像バイアスを前記現像部材に印加するように、前記現像バイアス印加部を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
転写部において前記像担持体に当接し、前記像担持体の表面に形成されたトナー像を記録材に転写させる転写部材と、
前記転写部材に転写バイアスを印加する転写バイアス印加部と、を有し、
前記制御部は、前記準備動作において、前記像担持体の回転が開始された時に前記現像部に位置していた前記像担持体の表面の領域が前記像担持体の回転が開始された後に最初に前記転写部に到達する前に、前記転写部材への前記画像形成時と同極性である所定の転写バイアスの印加を開始するように、前記転写バイアス印加部を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記所定の転写バイアスの絶対値を前記画像形成時よりも小さくするように、前記転写バイアス印加部を制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記所定の転写バイアスの絶対値を放電開始電圧未満とするように、前記転写バイアス印加部を制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記転写部材は、前記転写バイアス印加部及び前記帯電バイアス印加部と接続されており、
前記制御部は、前記帯電バイアス印加部及び前記転写バイアス印加部から出力されるバイアスを制御することで前記転写部材に印加する前記転写バイアスを制御し、
前記制御部は、前記準備動作において、前記帯電バイアス印加部から前記帯電部材に放電開始電圧未満の前記帯電バイアスを印加している時に、前記帯電バイアス印加部から出力されるバイアスと前記転写バイアス印加部から出力されるバイアスとを重畳した前記所定の転写バイアスを前記転写部材に印加するように、前記帯電バイアス印加部及び前記転写バイアス印加部を制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記転写バイアス印加部が所定のバイアスを出力する時間であるON時間と、前記転写バイアス印加部の出力が停止される時間であるOFF時間と、の比率を制御することで、前記転写部材に対する前記転写バイアス印加部の出力値を調整することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式を用いたプリンタなどの画像形成装置では、感光体の表面が帯電装置によって均一に帯電処理され、帯電処理された感光体の表面が露光装置によって露光されて感光体の表面に静電潜像が形成される。そして、感光体の表面に形成された静電潜像は、現像装置によって現像剤としてのトナーが供給されて現像され、感光体の表面にトナー像が形成される。
【0003】
このような画像形成装置では、感光体の表面の本来トナーが付着すべきでない部分にトナーが付着する「かぶり」と呼ばれる現象が発生することがある。かぶりを軽減するためには、バックコントラストを適正な範囲に制御する必要がある。バックコントラストとは、感光体と現像装置が有する現像剤担持体とが対向する現像部における、感光体の表面の非画像部(非露光部分)の電位(暗部電位)と現像剤担持体に印加される電圧(現像バイアス)との間の電位差である。
【0004】
また、近年、画像形成装置の小型化が進む中、画像形成装置に現像剤担持体と感光体との当接離間状態を切り替えるための当接離間機構を設けず、現像剤担持体と感光体とが実質的に常に当接している構成(現像離間レス構成)が採用されることがある。この構成において、感光体の駆動を開始する際に、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の現像バイアスを現像剤担持体に印加することで、画像形成装置の起動時のかぶり(ここでは、「起動時かぶり」ともいう。)を軽減する方法が知られている(特許文献1)。また、感光体の駆動を開始する際に、帯電装置に印加する電圧(帯電バイアス)及び現像バイアスを段階的に立ち上げることで、バックコントラストを所定の範囲内に維持して、かぶりによるトナー消費を軽減する方法が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-345915号公報
特開平7-253693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、画像形成装置の起動時にバックコントラストを所定の範囲内に維持することを考えた場合に、次のような課題がある。
【0007】
帯電バイアスや現像バイアスを、例えば特許文献2に記載されるように矩形的に立ち上げる制御を行ったとしても、実際には帯電バイアスや現像バイアスが所定の値まで立ち上がるのにはある程度の時間(ここでは、「ディレイ」ともいう。)を要する。これは、画像形成装置の回路や部材の内部抵抗などによるものである。そして、そのディレイは、画像形成装置の個体ごとにある程度のばらつきを有している。このようなディレイのばらつきによって、感光体の表面電位や現像バイアスの推移に変化が生じ、バックコントラストが所望の値とならず、一時的にかぶりが増大してしまう場合がある。
【0008】
したがって、本発明の目的は、画像形成前の準備動作において一時的にかぶりが増大することを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、回転可能な像担持体と、前記像担持体の表面を帯電させる帯電部材と、現像部において前記像担持体の表面に当接し、前記帯電部材により帯電させられた前記像担持体の表面にトナーを供給してトナー像を形成する現像部材と、前記帯電部材に帯電バイアスを印加する帯電バイアス印加部と、前記現像部材に現像バイアスを印加する現像バイアス印加部と、前記帯電バイアス印加部及び前記現像バイアス印加部を制御可能な制御部と、を有し、記録材に転写されるトナー像を前記像担持体に形成する画像形成を開始する前の準備動作であって、前記現像部材が前記像担持体に当接した状態で前記像担持体の回転を開始するとともに、前記現像部における前記像担持体の表面電位と前記現像バイアスとの間の電位差が所定の値になるように前記帯電バイアス及び前記現像バイアスをそれぞれ段階的に変化させる準備動作を行う画像形成装置において、前記制御部は、前記準備動作において、前記帯電バイアスを段階的に変化させる際に、前記帯電部材に前記帯電バイアスが印加されていない状態から前記画像形成時と同極性であり絶対値が放電開始電圧未満である前記帯電バイアスに変化させた後に、前記画像形成時と同極性であり絶対値が放電開始電圧以上である複数の値に変化させるように、前記帯電バイアス印加部を制御することを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画像形成前の準備動作において一時的にかぶりが増大することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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