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公開番号
2024124021
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023031901
出願日
2023-03-02
発明の名称
撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03B
11/00 20210101AFI20240905BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】大型化することなく、使用状態と非使用状態とを切り替え可能な光学フィルタに付着した異物を簡単に除去することが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置(100)は、撮像素子(121)と、光学フィルタ(160)と、光学フィルタを保持する保持部材(322)と、保持部材を移動させる駆動部(325)と、撮像範囲の外側に配置された第1弾性部材(330)とを有し、光学フィルタは、駆動部により、撮像範囲に挿入された第1位置と、撮像範囲から退避した第2位置との間で移動し、第1弾性部材は、光学フィルタが第1位置から第2位置へ移動する際、または光学フィルタが第2位置から第1位置へ移動する際に、光学フィルタの第1表面の少なくとも一部と接触する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
撮像素子と、
光学フィルタと、
前記光学フィルタを保持する保持部材と、
前記保持部材を移動させる駆動部と、
撮像範囲の外側に配置された第1弾性部材と、を有し、
前記光学フィルタは、前記駆動部により、前記撮像範囲に挿入された第1位置と、前記撮像範囲から退避した第2位置との間で移動し、
前記第1弾性部材は、前記光学フィルタが前記第1位置から前記第2位置へ移動する際、または前記光学フィルタが前記第2位置から前記第1位置へ移動する際に、前記光学フィルタの第1表面の少なくとも一部と接触することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記光学フィルタが前記第1位置にある場合、前記光学フィルタは、撮影光が入射する有効領域と、少なくとも前記有効領域の外側であって、かつ前記光学フィルタの内側に前記撮影光が入射しない非有効領域とを有し、
前記光学フィルタが前記第2位置にある場合、前記第1弾性部材の少なくとも一部は、前記非有効領域と接触していることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記第1弾性部材は、前記光学フィルタが前記第1位置から前記第2位置へ移動する間、または前記光学フィルタが前記第2位置から前記第1位置へ移動する間に、前記有効領域の全てに接触することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記第1弾性部材を取り付ける板バネ部材を更に有し、
前記板バネ部材は、前記第1弾性部材を前記光学フィルタへ向かう方向に付勢することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第1弾性部材は、前記光学フィルタの移動方向と垂直な方向が長手方向である長方形の形状を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記撮像範囲の外側に配置された第2弾性部材を更に有し、
前記第2弾性部材は、前記光学フィルタが前記第1位置から前記第2位置へ移動する際、または前記光学フィルタが前記第2位置から前記第1位置へ移動する際に、前記光学フィルタの前記第1表面と反対側の第2表面の少なくとも一部と接触することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記第2弾性部材は、前記光学フィルタに対して、前記第1弾性部材の反対側に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記第2弾性部材は、前記光学フィルタの移動方向と垂直な方向が長手方向である長方形の形状を有することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項9】
レンズ装置が着脱可能なマウント部を更に有し、
前記光学フィルタは、前記撮像素子と前記マウント部との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記撮像範囲は、前記マウント部の内側に設けられた開口部により規定されることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、減光フィルタ(NDフィルタ)などの光学フィルタを用いて撮像可能な撮像装置が知られている。特許文献1には、複数のNDフィルタを備え、NDフィルタが上下に進退可能な撮像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6794600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された撮像装置では、上下に光学フィルタが退避する空間が必要となるため、撮像装置が大型化してしまう。また、特許文献1に開示された撮像装置では、光学フィルタが駆動する際に発生したゴミなどの異物が光学フィルタに付着すると、撮像装置を分解して光学フィルタを清掃する必要がある。また、光学フィルタに異物が付着した場合、撮影画像に異物が映るため、撮影画像を使用できなくなる可能性がある。
【0005】
そこで本発明は、大型化することなく、使用状態と非使用状態とを切り替え可能な光学フィルタに付着した異物を簡単に除去することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての撮像装置は、撮像素子と、光学フィルタと、前記光学フィルタを保持する保持部材と、前記保持部材を移動させる駆動部と、撮像範囲の外側に配置された第1弾性部材とを有し、前記光学フィルタは、前記駆動部により、前記撮像範囲に挿入された第1位置と、前記撮像範囲から退避した第2位置との間で移動し、前記第1弾性部材は、前記光学フィルタが前記第1位置から前記第2位置へ移動する際、または前記光学フィルタが前記第2位置から前記第1位置へ移動する際に、前記光学フィルタの第1表面の少なくとも一部と接触する。
【0007】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、大型化することなく、使用状態と非使用状態とを切り替え可能な光学フィルタに付着した異物を簡単に除去することが可能な撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態における撮像装置の外観斜視図である。
本実施形態における撮像装置のブロック図である。
本実施形態における撮像装置の分解斜視図である。
本実施形態における光学フィルタユニットの分解斜視図である。
本実施形態における光学フィルタユニットの状態遷移の説明図である。
本実施形態における光学フィルタおよび光学フィルタ保持部材と弾性部材との付勢関係の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態において、共通する要素には同一の符号を付す。なお、以下の実施形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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