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公開番号2024128727
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037890
出願日2023-03-10
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20240913BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ブラシ部材からのトナー漏れを低減する。
【解決手段】画像形成装置は、像担持体と、現像部材と、現像部材によって現像されたトナー像を、転写手段と、像担持体の回転方向において転写部の下流且つ現像部の上流の接触部において像担持体の表面と接触するブラシ部材と、を備え、転写部において被転写体に転写されなかったトナーを現像部材によって回収する。接触部において単位面積当たりにブラシ部材が像担持体と接触している面積の割合を接触面積率とし、像担持体の回転軸方向において現像部材が現像部にトナーを供給可能な範囲を画像領域とした場合、ブラシ部材は、回転軸方向において画像領域の外側に、画像領域内における接触面積率よりも接触面積率が高い部分を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転する像担持体と、
前記像担持体に形成される静電潜像を、現像部においてトナーを用いて現像する現像部材と、
前記現像部材によって現像されたトナー像を、転写部において前記像担持体から被転写体に転写する転写手段と、
前記像担持体の回転方向において前記転写部の下流且つ前記現像部の上流の接触部において前記像担持体の表面と接触するブラシ部材と、
を備え、前記転写部において前記被転写体に転写されなかったトナーを前記現像部材によって回収する画像形成装置であって、
前記接触部において単位面積当たりに前記ブラシ部材が前記像担持体と接触している面積の割合を接触面積率とし、前記像担持体の回転軸方向において前記現像部材が前記現像部にトナーを供給可能な範囲を画像領域とした場合、
前記ブラシ部材は、前記回転軸方向において前記画像領域の外側に、前記画像領域内における前記接触面積率よりも前記接触面積率が高い部分を有する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記画像領域内における前記接触面積率は、18%以上74%以下であり、
前記画像領域内における前記ブラシ部材のクラーク-エバンス指数は、1以上であり、
前記ブラシ部材の前記部分における前記接触面積率は、65%以上且つ前記画像領域内における前記接触面積率よりも高い値である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記ブラシ部材の前記部分は、前記ブラシ部材の毛材の一部が、前記回転軸方向における前記ブラシ部材の中央側に向かって傾斜されることで形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記ブラシ部材は、前記毛材を支持するシート状の基部を有し、
前記毛材の前記一部は、前記回転軸方向において外側に向かうほど、前記基部に対して垂直な方向に対する傾斜角度が大きくなるように傾斜されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
回転する像担持体と、
前記像担持体に形成される静電潜像を、現像部においてトナーを用いて現像する現像部材と、
前記現像部材によって現像されたトナー像を、転写部において前記像担持体から被転写体に転写する転写手段と、
前記像担持体の回転方向において前記転写部の下流且つ前記現像部の上流の接触部において前記像担持体の表面と接触するブラシ部材と、
を備え、前記転写部において前記被転写体に転写されなかったトナーを前記現像部材によって回収する画像形成装置であって、
前記像担持体の回転軸方向において前記現像部材が前記現像部にトナーを供給可能な範囲を画像領域とした場合、
前記ブラシ部材は、前記回転軸方向において前記画像領域の外側に、前記ブラシ部材の毛材の一部が、前記回転軸方向における前記ブラシ部材の中央側に向かって傾斜された部分を有する、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
前記ブラシ部材は、前記毛材を支持するシート状の基部を有し、
前記毛材の前記一部は、前記回転軸方向において外側に向かうほど、前記基部に対して垂直な方向に対する傾斜角度が大きくなるように傾斜されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記ブラシ部材の前記部分における前記ブラシ部材の毛材の密度は、前記画像領域内における前記毛材の密度よりも高い、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記ブラシ部材の前記部分における前記ブラシ部材の毛材の太さは、前記画像領域内における前記毛材の太さよりも太い、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記ブラシ部材の前記部分における前記ブラシ部材の前記像担持体に対する侵入量は、前記画像領域内における前記侵入量よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記ブラシ部材は、シート状の基部と、前記基部に支持され前記像担持体と接触する毛材と、を有し、
前記ブラシ部材の前記部分における前記基部に対する前記毛材の長さは、前記画像領域内における前記基部に対する前記毛材の長さよりも長い、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電子写真方式の画像形成装置において、像担持体(感光体)から記録材に転写されなかった残トナーを現像ユニットで回収して再利用するクリーナレス方式(現像同時クリーニング方式とも呼ばれる)の構成が記載されている。
【0003】
また、電子写真方式の画像形成装置では、転写部で記録材に転写されなかった残トナーにより、帯電部材の汚染による帯電不良や現像ユニットにおける回収不良等、種々の弊害が生じる場合がある。特許文献2、3には、帯電ローラを感光体に対して非接触とすることで残トナーによる汚染を低減することが記載されている。特許文献4には、クリーナレス方式の構成において、残トナーを散らすトナー散らしローラを配置することで残トナーの回収不良による残像の発生を防ぐことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-215799号公報
特開平9-311526号公報
特開2001-249525号公報
特開2010-14982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
クリーナレス方式において残トナーを摺擦するように像担持体と接触するブラシ部材を配置することが検討されている。しかしながら、ブラシ部材からトナーが漏れることがあり、特に、像担持体の回転軸方向におけるブラシ部材の端部からトナーがスジ状に漏れる場合があった。このようなブラシ部材からのトナー漏れは、例えば像担持体からの飛散により画像形成装置内部が汚染される等の弊害を生じさせる可能性がある。
【0006】
そこで、本発明は、ブラシ部材からのトナー漏れを低減可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、回転する像担持体と、前記像担持体に形成される静電潜像を、現像部においてトナーを用いて現像する現像部材と、前記現像部材によって現像されたトナー像を、転写部において前記像担持体から被転写体に転写する転写手段と、前記像担持体の回転方向において前記転写部の下流且つ前記現像部の上流の接触部において前記像担持体の表面と接触するブラシ部材と、を備え、前記転写部において前記被転写体に転写されなかったトナーを前記現像部材によって回収する画像形成装置であって、前記接触部において単位面積当たりに前記ブラシ部材が前記像担持体と接触している面積の割合を接触面積率とし、前記像担持体の回転軸方向において前記現像部材が前記現像部にトナーを供給可能な範囲を画像領域とした場合、前記ブラシ部材は、前記回転軸方向において前記画像領域の外側に、前記画像領域内における前記接触面積率よりも前記接触面積率が高い部分を有する、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
本発明の他の一態様は、回転する像担持体と、前記像担持体に形成される静電潜像を、現像部においてトナーを用いて現像する現像部材と、前記現像部材によって現像されたトナー像を、転写部において前記像担持体から被転写体に転写する転写手段と、前記像担持体の回転方向において前記転写部の下流且つ前記現像部の上流の接触部において前記像担持体の表面と接触するブラシ部材と、を備え、前記転写部において前記被転写体に転写されなかったトナーを前記現像部材によって回収する画像形成装置であって、前記像担持体の回転軸方向において前記現像部材が前記現像部にトナーを供給可能な範囲を画像領域とした場合、前記ブラシ部材は、前記回転軸方向において前記画像領域の外側に、前記ブラシ部材の毛材の一部が、前記回転軸方向における前記ブラシ部材の中央側に向かって傾斜された部分を有する、ことを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ブラシ部材からのトナー漏れを低減可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1に係るブラシ部材を示す図。
実施例1に係る画像形成装置の概略図。
実施例1に係るプロセスユニットを示す図。
実施例1に係るドラムユニットを示す図(a、b)。
実施例1に係るブラシ部材を示す図(a、b)。
クラーク-エバンス指数の測定方法を示す図(a、b)。
実施例1に係るブラシ部材の傾斜角度を表す図。
ブラシ部材の接触圧の測定方法を示す図(a、b)。
ブラシ部材の接触面積率の測定方法を示す図(a~c)。
実施例1に係るブラシ部材の接触圧及び接触面積率を示すグラフ(a~c)。
ブラシ部材を通過するトナーの挙動を示す図(a~c)。
実施例1に係るブラシ部材におけるトナーの挙動を示す図(a~d)。
実施例1に係るブラシ部材におけるトナーの挙動を示す図(a~d)。
実施例1に係るブラシ部材におけるトナーの挙動を示す図(a、b)。
実施例1に係るブラシ部材を示す図。
実施例2に係るブラシ部材の説明図(a~c)。
実施例3に係るブラシ部材の説明図(a~c)。
実施例4に係るブラシ部材の説明図。
比較例に係るブラシ部材の説明図(a~c)。
比較例に係るブラシ部材におけるトナーの挙動を示す図(a~d)。
比較例に係るブラシ部材で生じるトナー漏れを示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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