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公開番号2024116757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-28
出願番号2023022557
出願日2023-02-16
発明の名称光電変換装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 25/47 20230101AFI20240821BHJP(電気通信技術)
要約【課題】イベントの検出漏れの可能性が低減された光電変換装置を提供すること。
【解決手段】入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、電荷保持部と、前記光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する第1転送トランジスタと、前記電荷保持部から第1ノードに電荷を転送する第2転送トランジスタと、前記光電変換部から第2ノードに電荷を転送する第3転送トランジスタと、を各々が含む複数の画素を有し、前記複数の画素のうちの1つにおいて、前記第1ノードに転送された電荷に基づいて前記入射光の光量を示す階調信号が読み出される第1読み出し処理と、前記第2ノードに転送された電荷に基づいて前記入射光の光量の変化を示すイベント信号が読み出される第2読み出し処理と、が並行して行われる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、
電荷保持部と、
前記光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する第1転送トランジスタと、
前記電荷保持部から第1ノードに電荷を転送する第2転送トランジスタと、
前記光電変換部から第2ノードに電荷を転送する第3転送トランジスタと、
を各々が含む複数の画素を有し、
前記複数の画素のうちの1つにおいて、前記第1ノードに転送された電荷に基づいて前記入射光の光量を示す階調信号が読み出される第1読み出し処理と、前記第2ノードに転送された電荷に基づいて前記入射光の光量の変化を示すイベント信号が読み出される第2読み出し処理と、が並行して行われる
ことを特徴とする光電変換装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記複数の画素の各々において、前記第2読み出し処理が並行して行われる
ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項3】
前記複数の画素の各々において、前記第1読み出し処理が互いに異なる期間に行われる
ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項4】
前記複数の画素のうちの前記1つにおいて、前記第3転送トランジスタがオンである期間に前記第2転送トランジスタがオンになる
ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項5】
前記複数の画素の各々は、前記光電変換部の電荷を排出する電荷排出トランジスタを更に有し、
前記電荷排出トランジスタによる電荷の排出が終了してから前記第1転送トランジスタによる電荷の転送が終了するまでの期間が前記複数の画素の各々において共通である
ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項6】
前記複数の画素は複数の行及び複数の列に渡って配されており、
前記複数の画素の各々は、前記第1ノードの電位をリセットするリセットトランジスタを更に有し、
前記第1ノードの電位のリセットが終了してから前記第1転送トランジスタによる電荷の転送が終了するまでの期間が前記複数の画素の各々において共通である
ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項7】
前記複数の画素の各々は、前記第1ノードに転送された電荷に応じた電位を出力する増幅トランジスタを更に有する
ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項8】
前記複数の画素の各々は、前記第2ノードに転送された電荷に応じた信号の時間変化を閾値と比較して、比較結果を前記イベント信号として出力する比較部を更に有する
ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項9】
前記比較部の出力信号は、前記時間変化が第1閾値よりも大きい場合と、前記第1閾値よりも小さい第2閾値よりも小さい場合とで異なる出力線に出力される
ことを特徴とする請求項8に記載の光電変換装置。
【請求項10】
前記第2ノードに転送された電荷に基づく信号の対数を出力する対数変換部を更に有する
ことを特徴とする請求項8に記載の光電変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、イベント信号と階調信号とを生成することが可能なセンサ装置が開示されている。特許文献1のセンサ装置においては、イベント信号の読み出し対象である画素の選択と、階調信号の読み出し対象である画素の選択とがそれぞれ異なるタイミングで行順次に行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-129265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
イベントの検出が可能な期間の長さが十分に確保されていない場合において、イベントの検出漏れが発生し得る。したがって、イベント信号の読み出しが可能な光電変換装置において、イベントの検出漏れの可能性の低減が求められる場合がある。
【0005】
本発明は、イベントの検出漏れの可能性が低減された光電変換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書の一開示によれば、入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、電荷保持部と、前記光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する第1転送トランジスタと、前記電荷保持部から第1ノードに電荷を転送する第2転送トランジスタと、前記光電変換部から第2ノードに電荷を転送する第3転送トランジスタと、を各々が含む複数の画素を有し、前記複数の画素のうちの1つにおいて、前記第1ノードに転送された電荷に基づいて前記入射光の光量を示す階調信号が読み出される第1読み出し処理と、前記第2ノードに転送された電荷に基づいて前記入射光の光量の変化を示すイベント信号が読み出される第2読み出し処理と、が並行して行われることを特徴とする光電変換装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、イベントの検出漏れの可能性が低減された光電変換装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る光電変換装置の概略構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る画素の構成例を示す回路図である。
第1実施形態に係る光電変換装置の駆動方法の概略を示すタイミング図である。
第1実施形態に係る光電変換装置の駆動方法を示すタイミング図である。
第2実施形態に係る光電変換装置の概略構成を示す模式図である。
第3実施形態に係る画素の構成例を示す回路図である。
第4実施形態に係る画素の構成例を示す回路図である。
第5実施形態に係る機器のブロック図である。
第6実施形態に係る機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。複数の図面にわたって同一の要素又は対応する要素には共通の符号が付されており、その説明は省略又は簡略化されることがある。
【0010】
以下に述べる第1実施形態乃至第4実施形態では、光電変換装置の一例として、イベントの検出が可能な撮像装置を中心に説明する。しかしながら、各実施形態における光電変換装置は撮像装置に限定されるものではなく、光電変換に基づく他の光検出装置にも適用可能である。他の光検出装置の例としては、測距装置、測光装置が挙げられる。測距装置は、例えば、焦点検出装置、TOF(Time-Of-Flight)を用いた距離測定装置等であり得る。測光装置は、装置に入射する光の光量を測定する装置であり得る。
(【0011】以降は省略されています)

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