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公開番号
2024118273
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-30
出願番号
2023024623
出願日
2023-02-20
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
G03G
15/00 20060101AFI20240823BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】搬送不良の発生を抑えると共に生産性の低下を抑える。
【解決手段】画像形成装置は、画像形成領域にシートを送り込む第1ローラと、シートの後端が分岐点を超えた後に、第1方向とは異なる第2方向に回転駆動されることで、シートを副搬送路に送り込む第2ローラと、副搬送路においてシートを搬送する第3ローラと、第1ローラ及び第3ローラを駆動する第1駆動源と、第2ローラを駆動する第2駆動源と、を有する。制御手段は、シートの先端が第1ローラと画像形成領域との間の第1位置に到達するまでの間、第1ローラによるシートの搬送速度を変化させる第1制御を行い、先端が第1位置に到達した後は、シートの搬送速度が基準速度となる様に制御し、第1シートが第2ローラ及び第3ローラの両方によって副搬送路を搬送されている間に第1制御が実行されない様に、第1シートの次の第2シートの給送タイミングを制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
画像形成領域を有する主搬送路と、
前記主搬送路において前記画像形成領域より下流側の分岐点と、前記画像形成領域より上流側の合流点とを接続する副搬送路と、
シートを前記主搬送路に給送する給送手段と、
前記主搬送路の前記画像形成領域において、前記主搬送路を搬送される前記シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成領域に前記シートを送り込む第1ローラと、
前記シートの搬送方向における後端が前記分岐点を超えるまでは第1方向に回転駆動され、前記後端が前記分岐点を超えた後に、前記第1方向とは異なる第2方向に回転駆動されることで、前記シートを前記副搬送路に送り込む第2ローラと、
前記副搬送路において前記シートを前記合流点に向けて搬送する第3ローラと、
前記第1ローラ及び前記第3ローラを駆動する第1駆動源と、
前記第2ローラを駆動する第2駆動源と、
前記第1駆動源、前記第2駆動源及び前記給送手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記シートの前記搬送方向における先端が前記第1ローラと前記画像形成領域との間の第1位置に到達するまでの間、前記シートが前記画像形成領域に到達するタイミングを調整するために前記第1ローラによる前記シートの搬送速度を基準速度から変化させる第1制御を行い、前記先端が前記第1位置に到達した後は、前記シートの搬送速度が前記基準速度となる様に前記第1駆動源を制御し、
前記制御手段は、第1シートが前記第2ローラ及び前記第3ローラの両方によって前記副搬送路を搬送されている間に前記第1制御が実行されない様に、前記第1シートの次に前記給送手段によって前記主搬送路に給送される第2シートの前記主搬送路への給送タイミングを制御する、画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、第1タイミングより前に前記第2シートを前記主搬送路に給送するできる場合、前記第2シートの前記給送タイミングを前記第1タイミングより前にし、前記第1タイミングより前に前記第2シートを前記主搬送路に給送できない場合、前記第2シートの前記給送タイミングを第2タイミング又は前記第2タイミングより後にし、
前記第2タイミングは、前記第1タイミングより遅い、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1タイミングは、前記第1シートの前記先端が前記第3ローラに到達する第3タイミングと、前記給送手段によって前記主搬送路に給送される前記第2シートの前記先端が前記第1位置に到達する第4タイミングと、に基づき判定される、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1タイミングは、前記第4タイミングが前記第3タイミングより早くなるとの条件を満たす最も遅いタイミングである、請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第2タイミングは、前記第1シートが、前記第2ローラによって搬送されている状態から、前記第2ローラによって搬送されない状態に変化する第5タイミングと、前記給送手段によって前記主搬送路に給送される前記第2シートの前記先端が前記第1ローラによって搬送され始める第6タイミングと、に基づき判定される、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2タイミングは、前記第6タイミングが前記第5タイミングより遅くなるとの条件を満たす最も早いタイミングである、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記第1シートの前記搬送方向における長さが所定値より小さい場合、前記第1シートが前記合流点を介して前記主搬送路に戻される前に前記第2シートを前記主搬送路に給送するために前記第2シートの前記給送タイミングを制御し、前記第1シートの前記搬送方向における前記長さが前記所定値である、又は、前記所定値より大きい場合、前記第1シートが前記合流点を介して前記主搬送路に戻された後に、前記第2シートを前記主搬送路に給送する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記所定値は、前記分岐点から前記合流点までの前記副搬送路の長さに基づく値である、請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第2駆動源の駆動力は、遮断手段を介して前記第2ローラに伝達され、
前記遮断手段は、前記第1シートが前記第2ローラ及び前記第3ローラの両方によって前記副搬送路を搬送される際に、前記第3ローラによる搬送速度が前記第2ローラによる搬送速度より速くなると、前記第2駆動源から前記第2ローラに伝達される前記駆動力を遮断する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記遮断手段は、ワンウェイクラッチである、請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートの両面に画像を形成することが可能な画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、シートの両面に画像を形成することが可能な画像形成装置を開示している。この様な画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成領域を通過する主搬送路と、主搬送路の分岐点と合流点とを接続する副搬送路と、を備えている。分岐点は、画像形成領域よりも主搬送路の下流側に位置し、合流点は画像形成領域よりも主搬送路の上流側に位置する。画像形成領域において第1面に画像が形成されたシートは、主搬送路に沿って下流側に搬送される。シートの両面に画像を形成する場合、当該シートの後端が分岐点を通過した後、当該シートの搬送方向は反転され、当該シートは、副搬送路に搬送路される。その後、当該シートは、合流点を介して主搬送路に搬送されて第2面への画像形成が行われる。分岐点におけるシートの搬送方向の反転操作のために、分岐点の下流側には、両方向に回転可能に構成される反転ローラが設けられる。
【0003】
画像形成装置には、搬送路に沿ってシートを搬送するための複数の部材、例えば、複数のローラが設けられる。複数のローラの内の1つは、画像形成領域と合流点との間に設けられるレジストレーションローラ(以下、レジローラと表記する。)である。レジローラは、シートを画像形成領域に送り込むタイミングを調整するために、シートの搬送速度を基準速度に対して増減させる加減速制御を行う。複数のローラは、一般的に、複数のモータ(駆動源)により回転駆動される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-90417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
シートを搬送している複数のローラの周速度、つまり、複数のローラそれぞれによるシートの搬送速度が異なると、シートの引っ張りや押込み等が発生して搬送不良が生じ得る。例えば、レジローラによる加減速制御を行っている間、レジローラと同じ第1駆動源で駆動される第1ローラと、第1駆動源とは異なる第2駆動源で駆動される第2ローラとの両方で同時にシートを搬送すると、シートの引っ張りや押込み等が発生して搬送不良が生じ得る。搬送不良の発生を抑えるためにシートの搬送間隔を広げすぎると生産性が低下する。
【0006】
本発明は、搬送不良の発生を抑えると共に生産性の低下を抑える技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によると、画像形成装置は、画像形成領域を有する主搬送路と、前記主搬送路において前記画像形成領域より下流側の分岐点と、前記画像形成領域より上流側の合流点とを接続する副搬送路と、シートを前記主搬送路に給送する給送手段と、前記主搬送路の前記画像形成領域において、前記主搬送路を搬送される前記シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成領域に前記シートを送り込む第1ローラと、前記シートの搬送方向における後端が前記分岐点を超えるまでは第1方向に回転駆動され、前記後端が前記分岐点を超えた後に、前記第1方向とは異なる第2方向に回転駆動されることで、前記シートを前記副搬送路に送り込む第2ローラと、前記副搬送路において前記シートを前記合流点に向けて搬送する第3ローラと、前記第1ローラ及び前記第3ローラを駆動する第1駆動源と、前記第2ローラを駆動する第2駆動源と、前記第1駆動源、前記第2駆動源及び前記給送手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記シートの前記搬送方向における先端が前記第1ローラと前記画像形成領域との間の第1位置に到達するまでの間、前記シートが前記画像形成領域に到達するタイミングを調整するために前記第1ローラによる前記シートの搬送速度を基準速度から変化させる第1制御を行い、前記先端が前記第1位置に到達した後は、前記シートの搬送速度が前記基準速度となる様に前記第1駆動源を制御し、前記制御手段は、第1シートが前記第2ローラ及び前記第3ローラの両方によって前記副搬送路を搬送されている間に前記第1制御が実行されない様に、前記第1シートの次に前記給送手段によって前記主搬送路に給送される第2シートの前記主搬送路への給送タイミングを制御する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、搬送不良の発生を抑えると共に生産性の低下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
幾つかの実施形態による、画像形成装置の概略的な断面図。
幾つかの実施形態による、画像形成装置の制御構成を示す図。
幾つかの実施形態による、搬送モードの説明図。
幾つかの実施形態による、搬送モード決定処理のフローチャート。
第1搬送モード及び第2搬送モードの例示的なタイミングチャート。
シートの給送間隔例を示す図。
第1搬送モードの例示的なタイミングチャート。
第1搬送モードの例示的なタイミングチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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