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公開番号
2024124040
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023031942
出願日
2023-03-02
発明の名称
電子機器
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03B
17/02 20210101AFI20240905BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】電子機器の意匠性に与える影響を抑えつつ、軟質外装部材の質感を領域によって異ならせる。
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面としての電子機器100は、第1外装部材101と、該第1外装部材よりも軟質な材料により形成され、第1外装部材により保持された第2外装部材104とを有する。第2外装部材の表面に複数のメイン凸部105が形成されている。複数のメイン凸部のうち少なくとも一部のメイン凸部の表面に、該メイン凸部より小さな形状の複数のサブ凸部200が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1外装部材と、
前記第1外装部材よりも軟質な材料により形成され、前記第1外装部材により保持された第2外装部材とを有し、
前記第2外装部材の表面に複数のメイン凸部が形成されており、
前記複数のメイン凸部のうち少なくとも一部のメイン凸部の表面に、該メイン凸部より小さな形状の複数のサブ凸部が形成されていることを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記サブ凸部は、前記第2外装部材のうち前記電子機器を把持するユーザの手が接触する領域の前記メイン凸部の表面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記サブ凸部は、前記手の接触により該手との接触面積が増加するように変形する形状を有することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記第1外装部材は、ユーザが前記電子機器を手で把持するための形状に形成されたグリップ部を有し、
前記サブ凸部は、前記第2外装部材のうち前記グリップ部上の領域における前記メイン凸部の表面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記サブ凸部は、前記電子機器を把持するユーザの手の接触により該手との接触面積が増加するように変形する形状を有する第1サブ凸部と、前記第1サブ凸部よりも前記手の接触により変形し難い形状を有する第2サブ凸部のうち少なくとも一方であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記第1サブ凸部の高さは、前記第2サブ凸部の高さより高いことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記第2外装部材は、前記メイン凸部の表面に前記第1サブ凸部が形成された第1領域と、前記メイン凸部の表面に前記第2サブ凸部が形成された第2領域とを有することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
【請求項8】
前記第1外装部材は、ユーザが前記電子機器を手で把持するための形状に形成されたグリップ部を有し、
前記第1領域は、前記第2外装部材のうち前記手の指が接触する領域であり、
前記第2領域は、前記第2外装部材のうち前記手のひらが接触する領域であることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
【請求項9】
前記第2外装部材の外縁領域における前記メイン凸部の表面に前記第2サブ凸部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
【請求項10】
前記第1外装部材はユーザが手の指で操作する操作部を保持し、前記第2外装部材は前記操作部の周囲領域に設けられており、
前記第2サブ凸部が、前記周囲領域における前記メイン凸部の表面に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ交換式カメラ等の撮像装置を含む電子機器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
電子機器においてユーザが把持するグリップ部には、ホールド感を向上させるためにゴム等の軟質材料により形成された軟質外装部材が設けられる。軟質外装部材の表面には、意匠性や握り易さを向上させ、さらに傷や汚れを目立ち難くする目的で、シボ加工が施される。特許文献1には、軟質外装部材の表面の領域ごとにシボの密度分布を変えた電子機器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-114180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、領域ごとにシボの密度分布を変えることで、質感(触感や吸着感等)を領域ごとに異ならせることはできるものの、グリップ全体としての意匠性に影響を与える。
【0005】
本発明は、電子機器の意匠性に与える影響を抑えつつ、軟質外装部材の質感を領域によって異ならせることが可能な高い電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての電子機器は、第1外装部材と、該第1外装部材よりも軟質な材料により形成され、第1外装部材により保持された第2外装部材とを有する。第2外装部材の表面に複数のメイン凸部が形成されている。複数のメイン凸部のうち少なくとも一部のメイン凸部の表面に、該メイン凸部より小さな形状の複数のサブ凸部が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、電子機器の意匠性に与える影響を抑えつつ、第2外装部材の質感を領域によって異ならせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の撮像装置を示す斜視図。
実施例1の撮像装置における前面側の軟質カバーを示す正面図。
実施例1における複数のサブ凸部の拡大図。
実施例1の撮像装置における前面カバーと軟質カバーの断面図。
図4の一部の拡大図。
実施例2の撮像装置の斜視図。
実施例2の撮像装置における前面カバーと軟質カバーの断面図。
図7中の一部の拡大図。
実施例3の撮像装置の背面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、電子機器としての撮像装置100の外観を示している。撮像装置100は、それぞれ第1外装部材として樹脂や金属で形成された前面カバー101、上面カバー102および背面カバー103により覆われている。撮像装置100の前面(被写体側の面)には、不図示のレンズユニットが着脱可能に装着されるマウント部180が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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