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公開番号
2024131393
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041628
出願日
2023-03-16
発明の名称
走査光学装置及び画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
26/12 20060101AFI20240920BHJP(光学)
要約
【課題】レーザ光束を遮断する遮断部材の小型化及び可動域の最小化を図り、熱変形などによる機械精度を低減させることなく、走査光学装置の小型化を実現すること。
【解決手段】回転軸131と、回転軸131の回りに回転することで、回転多面鏡103の反射面に入射するレーザ光束L1、L2及びレーザ光束L3、L4を遮断する遮断状態と、レーザ光束L1、L2及びレーザ光束L3、L4を遮断しない退避状態と、の間で移動することが可能な遮断壁132と、を有し、遮断壁132が回転多面鏡103と第1光学部材との間に位置するように設けられた遮断部材130を備え、遮断部材130は、回転多面鏡103の回転軸方向から見たときに、レーザ光束L1、L2の光路とレーザ光束L3、L4の光路とがなす角の二等分線E上に回転軸131が位置するように配置されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の光源と、
反射面と第1回転軸とを有し、前記第1回転軸の回りに回転することで、複数の前記光源から出射された各々の光束を前記反射面により反射させて偏向走査する回転多面鏡と、
複数の前記光源から出射された各々の前記光束を前記回転多面鏡に導く第1光学部材と、
前記回転多面鏡により偏向走査された各々の前記光束を被走査体に導く第2光学部材と、
前記光源、前記回転多面鏡、前記第1光学部材及び前記第2光学部材を収容する筐体と、
を備える走査光学装置であって、
前記光源は、第1光源と第2光源とを含み、
前記第1光源及び前記第2光源は、前記回転多面鏡の第1回転軸方向から見たときに、前記第1光源から出射された光束の第1光路と、前記第2光源から出射された光束の第2光路とが、前記第1回転軸を通り前記第1回転軸方向に平行な仮想平面に対して対称となるように配置され、
第2回転軸と、前記第2回転軸の回りに回転することで、前記反射面に入射する前記第1光路及び前記第2光路を遮断する遮断状態と、前記第1光路及び前記第2光路を遮断しない退避状態と、の間で移動することが可能な遮断壁と、を有し、前記遮断壁が前記回転多面鏡と前記第1光学部材との間に位置するように設けられた遮断部材を備え、
前記遮断部材は、前記第1回転軸方向から見たときに、前記第1光路と前記第2光路とがなす角の二等分線上に前記第2回転軸が位置するように配置されていることを特徴とする走査光学装置。
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【請求項2】
前記第2回転軸は、前記第1回転軸方向において、前記回転多面鏡の下方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項3】
前記遮断部材は、前記第2回転軸の一端に前記遮断壁を有し、前記第2回転軸の他端に規制壁を有し、
前記筐体は、前記遮断部材が前記遮断状態であるときに前記規制壁と当接する当接部を有することを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項4】
前記第1光源は、第3光源と、前記仮想平面を第1仮想平面としたとき、前記第1回転軸方向に直交する第2仮想平面に対して前記第3光源とは対称の位置に設けられた第4光源と、を含み、
前記第2光源は、第5光源と、前記第2仮想平面に対して前記第5光源とは対称の位置に設けられた第6光源と、を含み、
前記遮断壁は、V字形状であり、
前記第2回転軸は、前記V字形状の屈曲部に前記遮断壁に直交するように設けられ、
前記遮断部材が前記遮断状態であるときに、前記第3光源から出射した光束の第3光路が前記遮断壁と交わる位置から前記第2回転軸までの第1距離と、前記第4光源から出射した光束の第4光路が前記遮断壁と交わる位置から前記第2回転軸までの第2距離と、前記第5光源から出射した光束の第5光路が前記遮断壁と交わる位置から前記第2回転軸までの第3距離と、前記第6光源から出射した光束の第6光路が前記遮断壁と交わる位置から前記第2回転軸までの第4距離と、は同じ距離であることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項5】
前記遮断部材が前記退避状態であるときに、前記第3光路及び前記第4光路は、前記第1回転軸方向において前記遮断壁の上側を通過し、前記第5光路及び前記第6光路は、前記第1回転軸方向において前記遮断壁の下側を通過することを特徴とする請求項4に記載の走査光学装置。
【請求項6】
前記筐体は、前記反射面によって各々の前記光束が偏向走査される走査方向及び前記第1回転軸方向に直交する方向において、前記遮断壁側で前記第2回転軸を規制する第1規制壁と、前記規制壁側で前記第2回転軸を規制する第2規制壁と、を有することを特徴とする請求項3に記載の走査光学装置。
【請求項7】
前記遮断部材は、前記遮断壁と前記規制壁とにより前記第1規制壁及び前記第2規制壁を挟み込むことで前記走査方向における移動を規制することを特徴とする請求項6に記載の走査光学装置。
【請求項8】
前記筐体は、第3規制壁と第4規制壁とを有し、
前記筐体の開口を閉塞する蓋を備え、
前記蓋は、前記蓋が前記開口を閉塞した状態で、前記第3規制壁に対向する位置に設けられ、前記第3規制壁とともに前記第1回転軸方向における前記遮断壁の移動を規制する第5規制壁と、前記第4規制壁に対向する位置に設けられ、前記第4規制壁とともに前記第1回転軸方向における前記規制壁の移動を規制する第6規制壁と、を有することを特徴とする請求項7に記載の走査光学装置。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の走査光学装置と、
前記被走査体である複数の像担持体と、
複数の前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
前記画像形成装置の内部にアクセス可能とするために開状態となり、画像形成が行われるときには閉状態となるドアを備え、
前記遮断部材は、前記ドアが前記開状態のときに前記遮断状態となり、前記ドアが前記閉状態のときに前記退避状態となることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、走査光学装置及び画像形成装置に関し、例えば、複写機やレーザービームプリンタ等の装置に使用される走査光学装置及びその走査光学装置を有する画像形成装置に関する。
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【背景技術】
【0002】
電子写真技術を用いたモノクロ画像形成装置に採用されている走査光学装置として、遮断部材を有するものがある。例えば特許文献1では、第一の位置で待機している遮断部材がその回転軸を中心に所定量回転し、第二の位置に移動する構成である。遮断部材が第一の位置にいるときは、レーザ光束の光路を遮断し、第二の位置にいるときは、レーザ光束の光路を開放する(遮断しない。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-160641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来例の遮断部材の構成をカラー画像形成装置の走査光学装置に応用した場合、レーザ光束の光路を開放するために必要な遮断部材の回動角度及び可動域が大きくなり、遮断部材を収納する走査光学装置が大型化するという課題がある。
【0005】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、レーザ光束を遮断する遮断部材の小型化及び可動域の最小化を図り、熱変形などによる機械精度を低減させることなく、走査光学装置の小型化を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0007】
(1)複数の光源と、反射面と第1回転軸とを有し、前記第1回転軸の回りに回転することで、複数の前記光源から出射された各々の光束を前記反射面により反射させて偏向走査する回転多面鏡と、複数の前記光源から出射された各々の前記光束を前記回転多面鏡に導く第1光学部材と、前記回転多面鏡により偏向走査された各々の前記光束を被走査体に導く第2光学部材と、前記光源、前記回転多面鏡、前記第1光学部材及び前記第2光学部材を収容する筐体と、を備える走査光学装置であって、前記光源は、第1光源と第2光源とを含み、前記第1光源及び前記第2光源は、前記回転多面鏡の第1回転軸方向から見たときに、前記第1光源から出射された光束の第1光路と、前記第2光源から出射された光束の第2光路とが、前記第1回転軸を通り前記第1回転軸方向に平行な仮想平面に対して対称となるように配置され、第2回転軸と、前記第2回転軸の回りに回転することで、前記反射面に入射する前記第1光路及び前記第2光路を遮断する遮断状態と、前記第1光路及び前記第2光路を遮断しない退避状態と、の間で移動することが可能な遮断壁と、を有し、前記遮断壁が前記回転多面鏡と前記第1光学部材との間に位置するように設けられた遮断部材を備え、前記遮断部材は、前記第1回転軸方向から見たときに、前記第1光路と前記第2光路とがなす角の二等分線上に前記第2回転軸が位置するように配置されていることを特徴とする走査光学装置。
【0008】
(2)前記(1)に記載の走査光学装置と、前記被走査体である複数の像担持体と、複数の前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、レーザ光束を遮断する遮断部材の小型化及び可動域の最小化を図り、熱変形などによる機械精度を低減させることなく、走査光学装置の小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例の画像形成装置を示す概略断面図
実施例の走査光学装置を示す概略斜視図
実施例の走査光学装置の回転多面鏡への入斜光学系を示す要部概略断面図
実施例の走査光学装置の回転多面鏡への入斜光学系を示す要部概略断面図
実施例の走査光学装置の走査光学系を示す要部概略断面図
実施例の遮断部材を示す概略斜視図
実施例の走査光学装置と遮断部材の設置状態を示す概略断面図
実施例の走査光学装置と遮断部材の設置状態を示す概略断面図
実施例の遮断部材の動作を示す要部概略斜視図
実施例の遮断部材の動作を示す説明図
実施例の遮断部材の動作を示す要部概略斜視図
実施例の効果を示す説明図
従来例の課題を説明する図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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