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公開番号2024132324
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023043070
出願日2023-03-17
発明の名称透明部材、及び、液体吐出装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/175 20060101AFI20240920BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】未使用の液体ボトルに収容されている液体を全て液体タンクに注入することが可能であることをユーザーに認識させること。
【解決手段】透明部材は、液体タンクに対向して、液体タンクに貯留された液体を外部から透視可能に配される。透明部材には、未使用な状態における所定の液体ボトルに収容された液体の全てを、液体タンクに注入することが可能か否かを示すために、液体タンクに貯留された液体の液面と比較可能な指標が形成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
液体タンクに対向して配され、前記液体タンクに貯留された液体を外部から透視可能な透明部材であって、
未使用な状態における所定の液体ボトルに収容された液体の全てを、前記液体タンクに注入することが可能か否かを示すために、前記液体タンクに貯留された液体の液面と比較可能な指標が形成されていることを特徴とする透明部材。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記液体タンクに貯留された液体の液面の高さが前記指標の位置と一致する状態で、未使用の前記液体ボトルに収容された液体の全てを前記液体タンクに注入した場合、前記液体タンクが満タンとなる位置に、前記指標が形成されている、
請求項1に記載の透明部材。
【請求項3】
前記指標として、
未使用な状態における第1の液体ボトルに収容された液体の全てを、前記液体タンクに注入することが可能か否かを示すための第1の指標と、
前記第1の液体ボトルとは容量が異なる、未使用な状態における第2の液体ボトルに収容された液体の全てを、前記液体タンクに注入することが可能か否かを示すための第2の指標と、が形成されている、
請求項1又は2に記載の透明部材。
【請求項4】
前記透明部材は、所定の方向に沿って移動させることにより前記液体タンクに対向する位置に着脱可能な板部材、又は、前記液体タンクに対向する位置に貼り付けることが可能なシール部材である、
請求項1又は2に記載の透明部材。
【請求項5】
記録媒体に対して液体を吐出可能な液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドに供給するための液体を貯留することが可能であり、前壁が透明である液体タンクと、
前記前壁と対向する位置に配され、前記液体タンクの内部における液体の残量を視認することが可能な透明部と、
を備え、
前記透明部には、未使用な状態における所定の液体ボトルに収容された液体の全てを、前記液体タンクに注入することが可能か否かを示すために、前記液体タンクに貯留された液体の液面と比較可能な指標が形成されている、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項6】
前記液体タンクは、複数種類の液体の夫々を貯留することが可能な複数の液体タンクを含み、
前記指標は、前記複数の液体タンクの夫々に対応する位置に形成されている、
請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記複数の液体タンクのうち少なくとも1つは、他の前記液体タンクと容量が異なる、
請求項6に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記指標として、
未使用な状態における第1の液体ボトルに収容された液体の全てを、前記液体タンクに注入することが可能か否かを示すための第1の指標と、
前記第1の液体ボトルとは容量が異なる、未使用な状態における第2の液体ボトルに収容された液体の全てを、前記液体タンクに注入することが可能か否かを示すための第2の指標と、が形成されている、
請求項5乃至7の何れか1項に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記透明部は、前記液体タンクをカバーするためのカバー部材に対して着脱可能に配されている、
請求項5に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記カバー部材は、前記透明部の端部を挿入することが可能な溝を備える、
請求項9に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、透明部材、及び、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液体ボトルから液体タンクに液体を補充する際に、液体タンク内及び液体ボトル内の液体の残量を検出することが可能な液体吐出装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-59200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の構成では、未使用の液体ボトルに収容されている液体を全て液体タンクに注入可能であるか否かを、ユーザーは判断することができない。液体ボトル内の液体を全て液体タンクに注入することができなかった場合、液体が余ってしまった液体ボトルの管理をすることは煩雑である。
そこで、未使用の液体ボトルに収容されている液体を全て液体タンクに注入することが可能であることをユーザーに認識させることができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本開示の透明部材は、液体タンクに対向して配され、前記液体タンクに貯留された液体を外部から透視可能な透明部材であって、未使用な状態における所定の液体ボトルに収容された液体の全てを、前記液体タンクに注入することが可能か否かを示すために、前記液体タンクに貯留された液体の液面と比較可能な指標が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本開示の技術によれば、未使用の液体ボトルに収容されている液体を全て液体タンクに注入することが可能であることをユーザーに認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態における液体吐出装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図。
一実施形態における液体吐出装置の一例を示す斜視図。
一実施形態における液体の補充方法を説明する図。
一実施形態におけるプリンタ部及び液体タンクの概略構成を示す図。
一実施形態における液体タンクの一例を示す正面図。
一実施形態におけるタンクカバーの一例を示す正面図。
一実施形態で使用することが可能な液体ボトルの一例を示す図。
一実施形態における透明部の一例を示す正面図。
一実施形態における透明部材の一例を示す正面図。
一実施形態における液体吐出装置の一例を示す側面図。
一実施形態における情報処理システムのシステム構成の一例を示す図。
一実施形態における装置間の処理の流れを示すシーケンス図。
一実施形態における選択画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示を実施するための形態について図面を用いて説明する。尚、この実施の形態で用いる装置の各構成要素の相対配置、装置形状等は、あくまで例示であり、これらのみに限定するものではない。更に、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
[第1の実施形態]
<液体吐出装置100のハードウェア構成>
図1は、本実施形態における液体吐出装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0010】
本明細書で参照する図面において、X方向及びY方向は、水平面上で互いに直交する2方向を示す。Z方向は、鉛直方向を示す。+Y方向は液体吐出装置100の前方を、-Y方向は後方を、-X方向は左を、+X方向は右を、+Z方向は上方を、-Z方向は下方を、夫々示す。以下の説明において、特に断りのない限り、上方、下方、及び、左右は、液体吐出装置100が通常の状態で使用される使用姿勢おける方向を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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