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公開番号2024158202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073193
出願日2023-04-27
発明の名称シート搬送装置および画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人中川国際特許事務所
主分類B65H 5/22 20060101AFI20241031BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シートを冷却するエアを利用してローラを効率よく冷却する。
【解決手段】シートを加熱する加熱部の搬送方向下流側に配置され、シートを搬送するシート搬送装置であって、シートを冷却する冷却部であって、ファンと、通気口が形成されシートを案内する搬送ガイドと、を有し、ファンにより生成されたエアを通気口から搬送ガイドに案内されるシートに向けて噴出する冷却部と、冷却部の搬送方向上流側または下流側に配置され、シートを挟持して搬送する搬送ローラ対と、搬送ローラ対を覆う形状に形成されたダクトであって、冷却部にてシートに噴出されて搬送ガイドと搬送ガイドに案内されるシートとの間を流れるエアを導入する導入口と、導入したエアを排気する排気口と、を接続し、導入口から導入したエアを排気口から排気する気流を生成し、気流により搬送ローラ対を冷却するダクトと、を有する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
シートを加熱する加熱部の搬送方向下流側に配置され、シートを搬送するシート搬送装置であって、
シートを冷却する冷却部であって、ファンと、通気口が形成されシートを案内する搬送ガイドと、を有し、前記ファンにより生成されたエアを前記通気口から前記搬送ガイドに案内されるシートに向けて噴出する冷却部と、
前記冷却部の搬送方向上流側または下流側に配置され、シートを挟持して搬送する搬送ローラ対と、
前記搬送ローラ対を覆う形状に形成されたダクトであって、前記冷却部にてシートに噴出されて前記搬送ガイドと前記搬送ガイドに案内されるシートとの間を流れるエアを導入する導入口と、導入したエアを排気する排気口と、を接続し、前記導入口から導入したエアを前記排気口から排気する気流を生成し、前記気流により前記搬送ローラ対を冷却するダクトと、を有する、
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ダクトは、前記搬送ローラ対をなす各搬送ローラを前記搬送ローラの軸方向の一方の端部から他方の端部にわたって覆う形状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記ダクトは、前記搬送ローラ対をなす各搬送ローラの外周面を前記冷却部と対向する部分から前記加熱部と対向する部分にわたって覆う形状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記導入口は、前記ダクトの前記冷却部と前記搬送ローラ対との間の部分に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記ダクトは、前記搬送ローラ対に挟持して搬送されるシートが通過する開口を有し、前記開口のうち前記搬送ローラ対と前記冷却部との間の開口が前記導入口を兼ねる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記排気口は、前記搬送方向および前記搬送方向に直交する軸方向に対して直交する鉛直方向において、前記ダクトの前記搬送ローラの直上または直下に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記搬送ローラ対をなす各搬送ローラは、軸と、前記軸の複数個所に分割して配置されたローラ部と、を有し、
前記排気口は、前記分割して配置されたローラ部に対応する位置に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
前記搬送ローラ対は、第一の搬送ローラと、前記第一の搬送ローラに対向して配置された第二の搬送ローラと、を有し、シートを挟持して搬送する搬送ローラ対であり、
前記ダクトは、前記搬送ローラ対のうち、第一の搬送ローラを第二の搬送ローラに向けて付勢する付勢部材を有し、前記搬送ローラ対にシートを挟持するニップ力を形成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項9】
前記第二の搬送ローラは駆動源からの駆動力を受けて回転する駆動ローラであり、前記第一の搬送ローラは前記駆動ローラに従動して回転する従動ローラである、
ことを特徴とする請求項8に記載のシート搬送装置。
【請求項10】
前記搬送ローラ対は、前記加熱部の搬送方向下流側に配置され、前記冷却部は、前記搬送ローラ対の搬送方向下流側に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インクジェット方式によって印刷する画像形成装置では、印刷後のシートを乾燥させてインクを定着するために、高温のエアをシートに吹きつけて乾燥させている。また、電子写真方式によって印刷する画像形成装置では、トナーをシートに定着するために、高温のローラやベルトをトナーが載ったシートに接触させて定着させている。
【0003】
これらの方式では、乾燥や定着によって加熱されたシートが高温となり、そのシートを搬送するローラも熱を蓄積していくことになるため、ローラの短寿命化につながってしまう。このため、ローラの熱の蓄積を防ぐために、ローラをファンの送風で冷却する構成が知られている(特許文献1)。
【0004】
また、熱をもったままのシートがトレイに積載された際に、そのシートの印刷画像間で接着を起こすことを防ぐために、加熱後のシートをファンの送風で冷却する構成が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-166275号公報
特開2020-101744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、加熱後のシートを搬送するローラは、特に商業印刷機などの高寿命対応された画像形成装置に使用する場合には、それに見合うべく高寿命であることが望まれる。このため、シートを冷却する手段とは別に、ローラを冷却する手段が必要であった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の代表的な構成は、シートを加熱する加熱部の搬送方向下流側に配置され、シートを搬送するシート搬送装置であって、シートを冷却する冷却部であって、ファンと、通気口が形成されシートを案内する搬送ガイドと、を有し、前記ファンにより生成されたエアを前記通気口から前記搬送ガイドに案内されるシートに向けて噴出する冷却部と、前記冷却部の搬送方向上流側または下流側に配置され、シートを挟持して搬送する搬送ローラ対と、前記搬送ローラ対を覆う形状に形成されたダクトであって、前記冷却部にてシートに噴出されて前記搬送ガイドと前記搬送ガイドに案内されるシートとの間を流れるエアを導入する導入口と、導入したエアを排気する排気口と、を接続し、前記導入口から導入したエアを前記排気口から排気する気流を生成し、前記気流により前記搬送ローラ対を冷却するダクトと、を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ローラ専用の冷却ファンがなくても、シートを冷却するエアを利用してローラを効率よく冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の概略構成図
冷却モジュールの断面図
冷却部を搬送方向上流側から見た断面図
冷却部とダクトに覆われた搬送ローラ対の断面図
ダクトに覆われた搬送ローラ対を搬送方向上流側から見た断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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