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公開番号
2024160751
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-15
出願番号
2023076051
出願日
2023-05-02
発明の名称
トナー及びプロセスカートリッジ
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G03G
9/097 20060101AFI20241108BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】使用環境の温湿度変化が生じた場合においても、クリーニング性が良好なトナー。
【解決手段】結着樹脂を含有するトナー粒子と、外添剤と、を有するトナーであって、該外添剤が、ハイドロタルサイト粒子を含み、該トナーが、フマル酸を含有し、該ハイドロタルサイト粒子の該トナー中の質量基準の含有量をa(%)とし、該フマル酸の該トナー中の質量基準の含有量をb(%)としたとき、該a及びbが、下記式(1)を満たす。
1.0≦a/b≦ 300.0 ・・・(1)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
結着樹脂を含有するトナー粒子と、外添剤と、を有するトナーであって、
該外添剤が、ハイドロタルサイト粒子を含み、
該トナーが、フマル酸を含有し、
該ハイドロタルサイト粒子の該トナー中の質量基準の含有量をa(%)とし、該フマル酸の該トナー中の質量基準の含有量をb(%)としたとき、
該a及びbが、下記式(1)を満たす、ことを特徴とするトナー。
1.0≦a/b≦ 300.0 ・・・(1)
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記ハイドロタルサイト粒子の前記トナー中の質量基準の含有量a(%)が、0.05~0.50%である、請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記ハイドロタルサイト粒子の一次粒子の個数平均粒径が、60~1000nmである、請求項1に記載のトナー。
【請求項4】
前記フマル酸の前記トナー中の質量基準の含有量b(%)が、0.003~0.120%である、請求項1に記載のトナー。
【請求項5】
前記ハイドロタルサイト粒子が、フッ素、アルミニウム及びマグネシウムを含む、請求項1に記載のトナー。
【請求項6】
前記トナーのSTEM-EDSマッピング分析におけるライン分析において、
前記ハイドロタルサイト粒子の内部にフッ素及びアルミニウムが存在し、
前記トナーのSTEM-EDSマッピング分析による前記ハイドロタルサイト粒子の主成分マッピングから得られた、前記ハイドロタルサイト粒子における該フッ素の該アルミニウムに対する原子数濃度の比の値F/Alが、0.01~0.60である、請求項1に記載のトナー。
【請求項7】
前記トナー粒子が、前記フマル酸を含有する、請求項1に記載のトナー。
【請求項8】
前記トナー中の、前記トナーからメタノールによって抽出される前記フマル酸の質量基準の含有量をf1(%)としたとき、該f1が、0.0003~0.0100%である、請求項1に記載のトナー。
【請求項9】
電子写真画像形成装置に脱着可能であるプロセスカートリッジであって、
該プロセスカートリッジは、
潜像担持体と、
トナーを用いて該潜像担持体の外表面上の静電潜像を現像するための現像手段と、
該現像の後に該潜像担持体の外表面上のトナーを除去するためのクリーニングブレードと、
を備え、
該トナーが、請求項1~8のいずれか1項に記載のトナーであることを特徴とするプロセスカートリッジ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真法などの画像形成方法に用いられるトナー及びプロセスカートリッジに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、複写機やプリンターの高速化及び環境安定性の改良が進められており、高速プリント時においても、また、低温低湿度や高温高湿度のような使用環境の変化があった場合にも、安定した画質を提供するトナーが求められている。
【0003】
電子写真法では、まず、潜像担持体を種々の手段で帯電し、露光することにより潜像担持体表面に静電荷潜像を形成する。次いで静電荷潜像をトナーで現像してトナー画像を形成し、紙などの転写材にトナー画像を転写した後、加熱加圧により転写材上にトナー画像を定着して複写物又はプリントを得る。
このような画像形成プロセスにおいて、トナー画像の転写後に潜像担持体表面に残存したトナーを、何らかの方法で除去(クリーニング)する必要がある。
【0004】
潜像担持体上に残ったトナーをクリーニングする方法として、ウレタンゴム等の弾性材料からなるクリーニングブレードのエッジを潜像担持体表面に接触させる方法が広く用いられている。クリーニングブレードの当接圧をあげるとクリーニング性は良化するが、ブレードの欠けや潜像担持体の摩耗、ブレードのびびり振動による異音が発生しやすくなる。プリント速度の高速化のためにプロセススピードを高めることで、上記弊害は発生しやすくなる。すなわち、高速化した複写機やプリンター本体において、クリーニング性と部材の耐久性の両立をはかることは難しくなる傾向がある。以上のような背景から、トナーに対しクリーニング性のさらなる向上が求められている。
【0005】
上記課題に対し、例えば、特許文献1では、正帯電性の潤滑剤粒子と負帯電性の潤滑剤粒子の両方をそれぞれ含むトナーが提案されている。正帯電性の潤滑剤粒子と負帯電性の潤滑剤粒子はそれぞれ潜像担持体表面の潜像部と非潜像部に載るため、画線率によらない良好なクリーニング性を発揮することが開示されている。
特許文献2では、粒子径の異なる少なくとも2種類のチタン酸ストロンチウム微粒子を外添剤として含有することで、クリーニング部に外添剤の堆積層(以下、阻止層)を形成し、トナーのクリーニング性を向上させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-219823号公報
特開2019-184795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記文献のような方策を用いた場合にも、高速化する複写機やプリンターにおいてクリーニング部の環境が変化した場合のクリーニング性には、未だ改善の余地が見られる。具体的には、使用環境の温湿度変化が生じた場合に、外添剤による阻止層が維持されず起動時のクリーニング不良が発生することがわかった。
本開示は、使用環境の温湿度変化が生じた場合においても、クリーニング性が良好なトナー及びプロセスカートリッジに向けたものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、結着樹脂を含有するトナー粒子と、外添剤と、を有するトナーであって、
該外添剤が、ハイドロタルサイト粒子を含み、
該トナーが、フマル酸を含有し、
該ハイドロタルサイト粒子の該トナー中の質量基準の含有量をa(%)とし、該フマル酸の該トナー中の質量基準の含有量をb(%)としたとき、
該a及びbが、下記式(1)を満たす、トナーに関する。
1.0≦a/b≦ 300.0 ・・・(1)
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、使用環境の温湿度変化があった場合にも、クリーニング性の良好なトナー及びプロセスカートリッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
STEM-EDSマッピング分析におけるEDSライン分析の模式図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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