TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024136476
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023047603
出願日2023-03-24
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 23/52 20230101AFI20240927BHJP(電気通信技術)
要約【課題】撮像装置の大型化を抑制しつつ効率の良い放熱が可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置1は、台座部に対してパン回転可能な可動部と、可動部に対してチルト回転可能な撮像部と、第1の発熱体121と熱的に接続され、外気が流入A1できる第1の吸気口111を有するクト16と、第1の吸気口からダクトに外気を強制的に流入させる遠心ファン15と、を備える。可動部は、第2の発熱体221の近傍に外気を導入するための第2の吸気口211と、第2の発熱体近傍を通過した外気を排出する開口と、を有する。台座部は、可動部の開口から排出された外気を台座部内へ流入させる第3の吸気口112を有する。ダクトは、第3の吸気口112から流入した外気をダクト内へ流入させる第4の吸気口113a、113bを有する。遠心ファンは、第3の吸気口から流入した外気を第4の吸気口を介してダクト内へ強制的に流入させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
台座部と、
前記台座部の上に配置されて、前記台座部に対してパン回転可能な可動部と、
前記可動部に支持されて、前記可動部に対してチルト回転可能な撮像部と、
前記台座部の内部に配置される第1の発熱体と、
前記可動部の内部に配置される第2の発熱体と、
前記台座部の内部に配置され、前記第1の発熱体と熱的に接続され、外気が流入できる第1の吸気口を有する外気流入部材と、
前記外気流入部材に付設されて、前記第1の吸気口から前記外気流入部材に外気を強制的に流入させる強制流入手段と、を備える撮像装置であって、
前記可動部は、前記第2の発熱体の近傍に外気を導入するための第2の吸気口と、前記第2の発熱体近傍を通過した外気を排出する開口とを有し、
前記台座部は、前記可動部の開口から排出された外気を前記台座部内へ流入させる第3の吸気口を有し、
前記外気流入部材は、前記第3の吸気口から流入した外気を前記外気流入部材内へ流入させる第4の吸気口を有し、
前記強制流入手段は、前記第3の吸気口から流入した外気を前記第4の吸気口を介して前記外気流入部材内へ強制的に流入させることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記第1の発熱体は前記第2の発熱体より発熱量が大きいことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記第1の発熱体は前記外気流入部材の上面に設けられ、前記第4の吸気口は前記外気流入部材の上面に少なくとも1つ形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記可動部は前記第2の発熱体と熱的に接続された第1の放熱部材を備えることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第1の放熱部材は前記第2の吸気口から導入された外気に晒されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記第3の吸気口はパン回転中心から略放射状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記第4の吸気口は、前記パン回転中心に対して対称な位置に2つ形成され、
前記第4の吸気口の遠隔に配置される前記第3の吸気口は、前記第4の吸気口の近傍に配置される前記第3の吸気口より大きい開口面積を有することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記第1の発熱体は、熱伝導シートを介して、前記外気流入部材の上面に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記撮像装置は、前記台座部の内部に配置され、前記外気流入部材の下面側に位置する第3の発熱体をさらに備え、
前記第1の発熱体は前記外気流入部材の上面に設けられ、前記第4の吸気口は前記外気流入部材の下面に少なくとも1つ形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記第1の発熱体は前記第3の発熱体より発熱量が大きいことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、撮像装置は高機能化・高性能化に伴い消費電力が増加している。消費電力の増加は制御基板ならびに基板に実装された電子部品の温度上昇につながり、誤作動や性能低下、ひいては撮像装置の故障の原因となる。よって、近年の撮像装置には高い放熱性能が求められている。一方で、屋内の所定位置に配置され、屋内全体を撮影する撮像装置では、設置作業性や意匠性の観点から小型化が求められる。撮像装置の放熱量は装置の表面積に依存するため、放熱性能を向上させるためには撮像装置が大型化する傾向にあり、放熱性能の向上と小型化の両立が求められる。
【0003】
放熱性能の向上と小型化を両立させるために、発熱体である制御基板を複数使用し、1枚の基板あたりの発熱量を抑える構成が考えられる。特許文献1には、台座部と、台座部の上に設けられてパン回転できる可動部とを有する撮像装置において、撮像装置に必要な各種電気回路を第1の制御基板と第2の制御基板とに分け、台座部に収納する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-203907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成では、台座部の筐体と、台座部に対してパン回転する可動部の筐体は別々になっており、台座部で発生した熱が可動部に伝わりづらい。したがって、台座部内の2枚の制御基板の放熱は、主に台座部筐体からの自然放熱に依存している。よって、特許文献1の構成において撮像装置内の発熱量が増えた場合には、発熱量の増分だけ、台座部を大型化し、放熱量を増やす必要がある。
【0006】
本発明の目的は、上記した課題に鑑み、撮像装置の大型化を抑制しつつ効率の良い放熱が可能な撮像装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの態様による撮像装置は、台座部と、前記台座部の上に配置されて、前記台座部に対してパン回転可能な可動部と、前記可動部に支持されて、前記可動部に対してチルト回転可能な撮像部と、前記台座部の内部に配置される第1の発熱体と、前記可動部の内部に配置される第2の発熱体と、前記台座部の内部に配置され、前記第1の発熱体と熱的に接続され、外気が流入できる第1の吸気口を有する外気流入部材と、前記外気流入部材に付設されて、前記第1の吸気口から前記外気流入部材に外気を強制的に流入させる強制流入手段と、を備える撮像装置であって、前記可動部は、前記第2の発熱体の近傍に外気を導入するための第2の吸気口と、前記第2の発熱体近傍を通過した外気を排出する開口とを有し、前記台座部は、前記可動部の開口から排出された外気を前記台座部内へ流入させる第3の吸気口を有し、前記外気流入部材は、前記第3の吸気口から流入した外気を前記外気流入部材内へ流入させる第4の吸気口を有し、前記強制流入手段は、前記第3の吸気口から流入した外気を前記第4の吸気口を介して前記外気流入部材内へ強制的に流入させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、撮像装置の大型化を抑制しつつ効率の良い放熱が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態1に係る撮像装置の斜視図。
図1の撮像装置の断面図。
図1の撮像装置の台座部の上面図および分解斜視図。
図1の撮像装置の内部の気流を模式的に表す撮像装置の断面図。
本発明の実施形態2に係る撮像装置の断面図。
図6の撮像装置の内部の気流を模式的に表す撮像装置の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の好ましい実施形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明に直接関係のない部品については割愛し、不図示とする。以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。実施形態の構成は、本発明が適用される装置の仕様や各種条件(使用条件、使用環境等)によって適宜修正又は変更され得る。本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって確定されない。また、各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。全ての図において同一の機能を有するものは同一の参照符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
撮像装置
今日
キヤノン株式会社
表示装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像素子
今日
キヤノン株式会社
電子機器
今日
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
キヤノン株式会社
通信装置
今日
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
キヤノン株式会社
撮像装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像表示装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
光電変換装置、機器
今日
キヤノン株式会社
半導体装置および機器
今日
キヤノン株式会社
摩擦材及びその製造方法
3日前
キヤノン株式会社
画像表示装置および導光板
今日
キヤノン株式会社
画像読取装置、画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
トナー及びトナーの製造方法
4日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、情報処理方法
今日
キヤノン株式会社
光源装置および画像表示装置
今日
キヤノン株式会社
通信装置およびその制御方法
今日
キヤノン株式会社
露光装置、及び物品の製造方法
今日
キヤノン株式会社
透明部材、及び、液体吐出装置
4日前
キヤノン株式会社
情報処理装置およびその制御方法
今日
キヤノン株式会社
シート接着装置及び画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
シート接着装置及び画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
情報処理装置および情報処理方法
1日前
キヤノン株式会社
キナクリドン顔料、及び水性インク
今日
キヤノン株式会社
放射線検出器、放射線撮像システム
3日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、および画像処理方法
今日
キヤノン株式会社
キナクリドン固溶体顔料の製造方法
今日
キヤノン株式会社
光電変換装置及び光電変換システム
今日
キヤノン株式会社
光電変換装置及び光電変換システム
今日
キヤノン株式会社
決定方法、形成方法、及び形成装置
今日
キヤノン株式会社
キナクリドン固溶体顔料の製造方法
今日
続きを見る