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公開番号2025030488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135832
出願日2023-08-23
発明の名称給送装置および画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B65H 1/26 20060101AFI20250228BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】より簡易な構成で給紙口への異物落下を防止しつつ装置各部の操作に対するユーザビリティを確保することが可能な給送装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る給送装置は、筐体と、筐体に記録媒体を給送する供給口と、供給口を閉じる第1位置と開放する第2位置との間を回動可能な第1のカバーと、筐体を閉じる閉位置と開放する開位置との間を回動可能な回動ユニットと、回動ユニットの移動に伴い回動可能で、第1のカバーと第1の当接点を介して接触可能な第2のカバーとを備え、第1のカバーが第1位置にあるときに回動ユニットが開位置に移動されると、第1のカバーは、第2のカバーと接触しながら回動し、第1のカバーの回動軸と第2のカバーの回動軸と第1の当接点とで形成される三角形において、第1の当接点の内角が90°以上であり、第1のカバーの重心位置は第2のカバーの回動軸の側にある。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体に形成され、前記筐体の内部に記録媒体を給送するための供給口と、
前記供給口を閉じる第1位置と前記供給口を開放する第2位置との間を、第1の回動軸の周りに回動可能な第1のカバーと、
前記第1のカバーと接触可能な位置に設けられ、前記筐体を閉じる閉位置と前記筐体を開放する開位置との間を第2の回動軸によって回動可能な回動ユニットと、
前記回動ユニットに設けられ、前記回動ユニットの移動に伴い第3の回動軸の周りに回動可能で、前記第1のカバーと接触可能な第2のカバーと、
を備え、
前記第1のカバーが前記第1位置にある状態において前記回動ユニットが前記開位置に移動されると、前記第1のカバーは、前記第2のカバーと第1の当接点を介して接触しながら、前記回動ユニットの回動に応じて回動し、
前記第1の回動軸と前記第3の回動軸と前記第1の当接点とで形成される三角形において、第1の当接点の内角が90°以上であり、
前記第1のカバーが前記第2のカバーと接触した状態において、前記第1のカバーの重心位置は前記第1の回動軸を通る垂線に対して前記第3の回動軸の側にある
ことを特徴とする給送装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1のカバーは、前記第2のカバーと当接可能に設けられたガイド部を有し、
前記回動ユニットが前記閉位置に移動され、前記第1のカバーが前記第2位置に移動された状態において、前記第1のカバーが前記第1位置に移動されると、前記第2のカバーが、前記ガイド部に当接しながら前記回動ユニット側に回動する
ことを特徴とする請求項1に記載の給送装置。
【請求項3】
前記第1のカバーと前記第2のカバーとが、前記第1の当接点を介して接触している状
態において、前記第2のカバーによって前記第1のカバーが前記第2位置に移動する方向に
作用するモーメントをaとし、前記第1のカバーが自重によって前記第1位置に移動する方向に作用するモーメントをbとすると、a<bの関係が成り立つことを特徴とする請求項1に記載の給送装置。
【請求項4】
前記第1のカバーが前記第2位置にあり、前記回動ユニットが前記開位置にある状態に
おいて、
前記第1のカバーが前記第1位置に向かって移動されると、前記第1のカバーは前記回動ユニットによって支持され、
前記第1のカバーが前記回動ユニットによって支持された状態において、前記回動ユ
ニットが前記閉位置に移動される間に、前記第2のカバーが前記第1のカバーの前記ガイド部に当接し、
前記第2のカバーが前記ガイド部に当接した状態で前記回動ユニットが前記閉位置に
移動されると、前記第2のカバーが前記ガイド部に当接した状態が維持されながら、前記
第1のカバーが前記第2のカバーによって前記第2位置側に移動された後に前記第1位置に移動する
ことを特徴とする請求項2に記載の給送装置。
【請求項5】
前記第1のカバーが前記第2位置にあり、前記回動ユニットが前記閉位置にある状態において、
前記回動ユニットが前記開位置に移動されると、前記第2のカバーが前記供給口の少
なくとも一部を覆う位置に移動する
ことを特徴とする請求項1に記載の給送装置。
【請求項6】
前記回動ユニットが前記閉位置にある状態において、前記第2のカバーの前記第3の回動軸と反対側の端部が前記回動ユニットの上面よりも下側に位置するように、前記第2のカ
バーが前記回動ユニットに収納されることを特徴とする請求項1に記載の給送装置。
【請求項7】
前記回動ユニットが前記閉位置にある状態において、前記第2のカバーの前記第3の回動軸と反対側の端部が前記回動ユニットの上面の一部となるように、前記第2のカバーが前
記回動ユニットに収納されることを特徴とする請求項1に記載の給送装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の給送装置を備える画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、媒体の給送を行う給送装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
媒体としてのシート材に記録を行う画像形成装置には、シート材に記録を行う記録手段と、原稿を読み取る読取手段とを備え、記録手段にシート材を供給するための給紙口が、装置本体の後方上部に設けられているものがある。
【0003】
また、読取手段が記録手段の上部に対して回動して開閉可能に配置されている画像形成装置もある(例えば特許文献1)。なお、読取手段は、原稿を読み取る原稿台を開閉する原稿カバーを備え、原稿カバーは、読取手段に対して回動して開閉可能に設けられている。
【0004】
また、給紙口には、給紙口を覆う蓋としての開閉カバーが設けられており、記録手段の非使用時には給紙口を開閉カバーによって覆うことで、給紙口への異物の落下を防止することができる。
【0005】
ただし、読取手段により読み取った画像を、記録手段によってシート材に記録する場合には、開閉カバーを開けて給紙口を開放した状態で、読取手段を動作させることになる。例えば、クリップ等の異物が原稿カバー上に置かれたまま読取手段を動作させる場合に、装置本体の後方上部に設けられた給紙口に、異物が落下する可能性がある。
【0006】
そこで、特許文献1の画像形成装置には、給紙口を覆う開閉カバーとは別に、異物落下を防止する規制部材が設けられている。この規制部材は、開閉カバーが閉じられた状態において開閉カバーの内側に収容される。この画像形成装置には、開閉カバーが開いた状態において規制部材を異物の落下を防止可能な姿勢に付勢させる付勢部材が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-226085号公報
特開2022-125796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記の原稿カバーが、特許文献2に開示されているADF(自動原稿搬送装置)のような厚みのある回動体である場合は、特許文献1で提案されている規制部材では異物落下防止が困難となる。また、給紙口への異物の落下を防止するために、規制部材や規制部材を付勢するための付勢部材に加え、これらの部材を動作させる構成が必要になり、装置構成が複雑になる可能性がある。
【0009】
本開示の技術は、上記課題に鑑み、より簡易な構成で給紙口への異物落下を防止しつつ装置各部の操作に対するユーザビリティを確保することが可能な給送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本開示に係る給送装置は、筐体と、前記筐体に形成され、
前記筐体の内部に記録媒体を給送するための供給口と、前記供給口を閉じる第1位置と前記供給口を開放する第2位置との間を、第1の回動軸の周りに回動可能な第1のカバーと、前記第1のカバーと接触可能な位置に設けられ、前記筐体を閉じる閉位置と前記筐体を開放する開位置との間を第2の回動軸によって回動可能な回動ユニットと、前記回動ユニットに設けられ、前記回動ユニットの移動に伴い第3の回動軸の周りに回動可能で、前記第1のカバーと接触可能な第2のカバーと、を備え、前記第1のカバーが前記第1位置にある状態において前記回動ユニットが前記開位置に移動されると、前記第1のカバーは、前記第2のカバーと第1の当接点を介して接触しながら、前記回動ユニットの回動に応じて回動し、前記第1の回動軸と前記第3の回動軸と前記第1の当接点とで形成される三角形において、第1の当接点の内角が90°以上であり、前記第1のカバーが前記第2のカバーと接触した状態において、前記第1のカバーの重心位置は前記第1の回動軸を通る垂線に対して前記第3の回動軸の側にある給送装置を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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