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公開番号2024131942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042522
出願日2023-03-17
発明の名称移動体、画像処理装置、コンピュータプログラム、及び撮像装置の設置方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 23/90 20230101AFI20240920BHJP(電気通信技術)
要約【課題】
少ない撮像装置数で移動体の周辺を撮像できるように撮像装置を配置した移動体を提供する。
【解決手段】
移動体において、光軸近傍に低解像度領域を有し、前記低解像度領域の外側に高解像度領域を有する光学像を撮像素子の受光面に形成する光学系を備えた第1の撮像装置と第2の撮像装置を用い、前記第1の撮像装置を移動体の前方の地面と、前記移動体の第1の側方の地面を撮像するように、前記移動体の前方の角部の第1の設置位置に設置し、前記第2の撮像装置を前記移動体の後方の地面と、前記移動体の第2の側方の地面を撮像するように、前記第1の撮像装置の対角側の、前記移動体の後方の角部の第2の設置位置に設置したことを特徴とする。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
光軸の近傍に低解像度領域を有し、前記低解像度領域の外側に高解像度領域を有する光学像を撮像素子の受光面に形成する光学系を備えた第1の撮像装置と第2の撮像装置を用い、
前記第1の撮像装置を移動体の前方の地面と、前記移動体の第1の側方の地面を撮像するように、前記移動体の前方の角部の第1の設置位置に設置し、
前記第2の撮像装置を前記移動体の後方の地面と、前記移動体の第2の側方の地面を撮像するように、前記第1の撮像装置の対角側の、前記移動体の後方の角部の第2の設置位置に設置したことを特徴とする移動体。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記光学系は、前記光軸の近傍の前記低解像度領域の画角に比べて前記高解像度領域の画角において単位当たりの画角に対する像高が高い射影特性を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動体。
【請求項3】
前記光学系の前記光軸は、地面方向に向けられていることを特徴とする請求項1に記載の移動体。
【請求項4】
前記光学系の像高をy、θを半画角としたときに、射影特性y(θ)が以下の式1
0.2<2*ftan(θmax/2)/y(θmax)<0.92・・・(式1)
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の移動体。
【請求項5】
前記移動体を側面から見たときの、鉛直方向からの光軸方向の角度をφv、前記高解像度領域の画角をθv、前記低解像度領域の画角をθlvとし、
前記移動体を前方から見たときの、鉛直方向からの光軸方向の角度をφh、前記高解像度領域の画角をθh、前記低解像度領域の画角をθlhとし、運転者の視点位置から前記移動体の前端までの距離をd0、前記視点位置から前記移動体の後端までの距離をd1、前記移動体の前端から前方下の所定の位置までの距離をd2、前記移動体の後端から後方下の所定の位置までの距離をd3、前記移動体の幅をw0、前記移動体の左側方から左側方下の所定の位置までの幅をw1、前記移動体の右側方から右側方下の所定の位置までの幅をw2、前記視点位置と前記第1の設置位置の距離をx1、前記第1の設置位置の高さをh1、前記移動体の左側面と前記第1の設置位置の距離をz1、前記視点位置と前記第2の設置位置の距離をx2、前記第2の設置位置の高さをh2、前記移動体の右側面と前記第2の設置位置の距離をz2としたとき、
前記第1の撮像装置は、以下の式2から式5を満たすように設置されており、
φv-θv-θlv≦Atan((d0+d2-x1)/h1)≦φv+θv+θlv・・・(式2)
φv-θv-θlv≦-Atan((x1+d1)/h1)≦φv+θv+θlv・・・(式3)
φh-θh-θlh≦Atan((w1+w0+z1)/h1)≦φh+θh+θlh・・・(式4)
φh-θh-θlh≦-Atan((w1―z1)/h1)≦φh+θh+θlh・・・(式5)
前記第2の撮像装置は、以下の式6~式9を満たすように設置されている、
φv-θv-θlv≦Atan((d0+x2)/h2)≦φv+θv+θlv・・・(式6)
φv-θv-θlv≦-Atan((d1+d3-x2)/h2)≦φv+θv+θlv・・・(式7)
φh-θh-θlh≦Atan((w2―z2)/h2)≦φh+θh+θlh・・・(式8)
φh-θh-θlh≦-Atan((w1+w0+z2)/h2)≦φh+θh+θlh・・・(式9)
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体。
【請求項6】
前記第1の側方の面は、前記移動体の助手席側の側面であることを特徴とする請求項1に記載の移動体。
【請求項7】
前記移動体を側面から見たときの、鉛直方向からの光軸方向の角度をφv、前記高解像度領域の画角をθv、前記低解像度領域の画角をθlvとし、
前記移動体を前方から見たときの、鉛直方向からの光軸方向の角度をφh、前記高解像度領域の画角をθh、前記低解像度領域の画角をθlhとしたとき
前記第1の撮像装置は以下の式10、式11を満たすように設置されている、
φh-θh-θlh≦-90°≦φh-θlh・・・(式10)
φv+θlv≦90°≦φv+θv+θlv・・・(式11)
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体。
【請求項8】
前記移動体を側面から見たときの、鉛直方向からの光軸方向の角度をφv、前記高解像度領域の画角をθv、前記低解像度領域の画角をθlvとし、
前記移動体を後方から見たときの、鉛直方向からの光軸方向の角度をφh、前記高解像度領域の画角をθh、前記低解像度領域の画角をθlhとしたときに、
前記第2の撮像装置は以下の式12と式13を満たすように設置されている、
φh+θlh≦90°≦φh+θh+θlh・・・(式12)
φv-θv-θlv≦-90°≦φv-θlv・・・(式13)
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体。
【請求項9】
前記移動体を側面から見たときの、鉛直方向からの光軸方向の角度をφv、前記高解像度領域の画角をθv、前記低解像度領域の画角をθlv、運転者の視点位置から後方の所定の距離をd4、前記視点位置と前記第1の設置位置との距離をx1、前記第1の設置位置の高さをh1としたときに、以下の式14と式15を満たすように設置されている、
φv-θv-θlv<-90°<φv-θlv・・・・・(式14)
φv-θv-θlv≦-Atan((x1+d4)/h1)≦φv+θv+θlv・・・・・(式15)
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体。
【請求項10】
前記移動体を側面から見たときの、鉛直方向からの光軸方向の角度をφv、前記高解像度領域の画角をθv、前記低解像度領域の画角をθlv、運転者の視点位置と前記第1の設置位置との距離をx1、前記第1の設置位置の高さをh1、前記視点位置から前記移動体の先端までの距離をd0、前記移動体の先端から、前方下の所定の位置までの距離をd10としたときに、以下の式16、式17を満たすように設置されている、
φv-θv-θlv≦-Atan((x1-d0)/h1)≦φv+θv+θlv・・・・・(式16)
φv-θv-θlv≦Atan((d0+d10-x1)/h1)≦φv+θv+θlv・・・・・(式17)
ことを特徴とする請求項1に記載の移動体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の移動体、画像処理装置、コンピュータプログラム、及び撮像装置の設置方法等に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車に搭載されるミラーを電子ミラーに置き換えるCMS(Camera Monitor System)技術が推進されている。
【0003】
CMS用に設置される撮像装置は、安全を確認するための電子システムの目としてあらゆる方向を撮像できるよう複数設置されることがある。車両の周囲の安全を確認するために、車両から前後左右の4方向に向けてカメラを設置し、その4つのカメラの映像を合成して上空にある仮想視点から車両を見ているような俯瞰映像を作成し表示することが求められている。特許文献1では、車両周辺部を撮影し、俯瞰映像を表示する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-283527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、俯瞰映像を撮像するために車両に搭載するカメラが少なくとも4台必要であり、電力やシステム制御に負荷がかかることが課題となっている。
【0006】
そこで本発明は、少ない撮像装置数で移動体の周辺を撮像できるように撮像装置を配置した移動体を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの側面である移動体は、
光軸の近傍に低解像度領域を有し、前記低解像度領域の外側に高解像度領域を有する光学像を撮像素子の受光面に形成する光学系を備えた第1の撮像装置と第2の撮像装置を用い、
前記第1の撮像装置を移動体の前方の地面と、前記移動体の第1の側方の地面を撮像するように、前記移動体の前方の角部の第1の設置位置に設置し、
前記第2の撮像装置を前記移動体の後方の地面と、前記移動体の第2の側方の地面を撮像するように、前記第1の撮像装置の対角側の、前記移動体の後方の角部の第2の設置位置に設置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、少ない撮像装置数で移動体の周辺を撮像できるように撮像装置を配置した移動体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係るカメラユニットと車両の位置関係を説明する図である。
(A)、(B)は、実施形態1に係るカメラユニット11の光学特性を説明するための図である。
実施形態1に係る画像処理システム100の構成例を示す機能ブロック図である。
実施形態1に係る仮想視点71と車両1との関係を説明するための図である。
(A)、(B)は、実施形態1に係る車両1に設置されたカメラユニット11の光学系の特性と、俯瞰映像用の表示に必要な撮像領域の関係を説明する図である。
(A)、(B)は、実施形態1に係る車両1に設置されたカメラユニット12の光学系の特性と、俯瞰映像用の表示に必要な撮像領域の関係を説明する図である。
実施形態1に係る車両1を上方からみた平面図である。
実施形態2に係る車両1を上方からみた平面図である。
実施形態3に係るカメラユニット11と車両1との関係を説明するための側面図である。
実施形態3に係る車両前面下の規定領域を説明するための図である。
実施形態3に係る車両前面下、車両助手席側側面の規定領域を説明するための、車両1を上方から見た平面図である。
実施形態4に係る車両側面後方広角の規定領域を説明するための、車両1を上方からみた平面図である。
実施形態5に係る車両助手席側側面の規定領域を説明するために車両1を上方から見た平面模式図である。
実施形態5に係る車両1を側面から見た図である。
実施形態6に係る車両後面下の規定領域を説明するための、車両1を上方から見た平面図である。
実施形態7に係る車両後方の規定領域を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について実施例を用いて説明する。尚、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略ないし簡略化する。
(【0011】以降は省略されています)

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