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公開番号2024095362
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212591
出願日2022-12-28
発明の名称複合機
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240703BHJP(電気通信技術)
要約【課題】切断機構を備える複合機において、従来よりも小型化を実現した複合機を提供する。
【解決手段】シート(P)に形成されたトナー像を前記シートに定着させる定着器(5)と、前記定着器よりも前記シートの搬送方向における下流に設けられ、前記定着器にて前記トナー像が定着された前記シートを切断する切断刃(100B)を有する切断機構(100)と、原稿の画像を読み取る読取センサ(87)と、前記読取センサを収容するケーシング(81)と、を有する画像読取部(3)と、を備え、前記ケーシングは、前記読取センサの下方に位置する底板(81A)を備え、前記底板は、上方に向かって窪んだ窪み(95、96)を有し、前記切断機構は前記窪み内に位置するように構成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートに形成されたトナー像を前記シートに定着させる定着器と、
前記定着器よりも前記シートの搬送方向における下流に設けられ、前記定着器にて前記トナー像が定着された前記シートを切断する切断刃を有する切断機構と、
原稿の画像を読み取る読取センサと、前記読取センサを収容するケーシングと、を有する画像読取部と、
を備え、
前記ケーシングは、
前記読取センサの下方に位置する底板を備え、
前記底板は、上方に向かって窪んだ窪みを有し、前記切断機構は前記窪み内に位置する、
ことを特徴とする複合機。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記切断機構は、
前記切断刃を保持し移動可能なキャリッジと、
前記キャリッジの駆動源である第1モータと、
をさらに備え、
前記第1モータは、前記窪みに位置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の複合機。
【請求項3】
前記画像読取部は、
前記読取センサとして、前記シートの搬送方向と同じ方向である主走査方向に複数の読取素子を有する第1読取センサと、
前記ケーシングに支持され前記第1読取センサの上方に位置する原稿支持ガラスと、
前記第1読取センサを保持して前記シートの搬送方向と直交する方向である副走査方向へ駆動可能なセンサキャリッジと、
前記センサキャリッジをガイドするガイドレールと、
前記センサキャリッジの駆動源である第2モータと、
前記第2モータの駆動力を前記センサキャリッジに伝達する駆動列と、を有するセンサ駆動機構をさらに備え、
前記センサ駆動機構と前記切断機構とが、前記主走査方向から視る側面視において上下方向の同じ高さ位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の複合機。
【請求項4】
前記切断機構は、
前記切断刃を保持して前記シートの搬送方向と直交する方向である副走査方向へ駆動可能なキャリッジと、
前記キャリッジの駆動源である第1モータと、
をさらに備え、
前記第1モータと前記第2モータとが、前記主走査方向から視る側面視において上下方向の同じ高さ位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の複合機。
【請求項5】
前記切断機構は、
前記切断刃を保持して前記シートの搬送方向と直交する方向である副走査方向へ駆動可能なキャリッジと、
前記キャリッジの駆動源である第1モータと、
をさらに備え、
前記駆動列と前記第1モータとが、前記主走査方向から視る側面視において上下方向の同じ高さ位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項3または4に記載の複合機。
【請求項6】
前記センサ駆動機構は、前記切断機構よりも前記搬送方向における下流に配置されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の複合機。
【請求項7】
前記切断機構は、
前記切断刃を保持して前記シートの搬送方向と直交する方向である副走査方向へ駆動可能なキャリッジと、
前記キャリッジの駆動源である第1モータと、
をさらに備え、
前記第1モータは前記副走査方向の一端側に配置され、前記第2モータは前記一端側とは反対側である他端側に配置されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の複合機。
【請求項8】
前記切断機構は、
前記切断刃を保持して前記シートの搬送方向と直交する方向である副走査方向へ駆動可能なキャリッジと、
前記キャリッジの駆動源である第1モータと、
をさらに備え、
前記画像読取部は、
供給ローラの駆動源である第3モータと、
前記第3モータによって駆動されて、前記供給ローラにて供給される原稿を前記読取センサに搬送する搬送ローラと、を有する原稿搬送機構をさらに備え、
前記第1モータは前記副走査方向の一端側に配置され、前記第3モータは前記一端側とは反対側である他端側に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の複合機。
【請求項9】
前記切断機構は、
前記切断刃を保持して前記シートの搬送方向と直交する方向である副走査方向へ駆動可能なキャリッジと、
前記キャリッジの駆動源である第1モータと、
前記切断刃に対向する位置に配置され、前記副走査方向に延びて形成される固定刃と、
をさらに備えている、
ことを特徴とする請求項1に記載の複合機。
【請求項10】
前記底板の前記窪みは、第1の窪みと、前記第1の窪みの深さよりも深い第2の窪みと、を有し、
前記切断機構は、前記固定刃を支持する支持ガイドと、前記支持ガイドを上方から保持するカバーと、を有し、
前記第1の窪み内に前記カバーが位置し、前記第2の窪み内に前記第1モータが位置する、
ことを特徴とする請求項9に記載の複合機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複合機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、原稿を読み取る画像読取部と、印刷のために搬送中である定型サイズのシートを切断する切断部とを備えた画像形成装置がある。例えば、特許文献1には、画像形成部にて画像が形成されたシートをシート裁断部により裁断する画像形成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-186448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の画像形成装置では、画像形成部にて画像が形成されたシートを裁断するシート裁断部が画像形成部の上方に配置されている構成のため、画像形成装置の高さ方向の大きさが大きくなってしまう、という問題がある。
【0005】
本開示は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、原稿の画像を読み取る画像読取部と切断機構とを備える複合機において、従来よりも小型化を実現した複合機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の複合機では、シートに形成されたトナー像を前記シートに定着させる定着器と、前記定着器よりも前記シートの搬送方向における下流に設けられ、前記定着器にて前記トナー像が定着された前記シートを切断する切断刃を有する切断機構と、原稿の画像を読み取る読取センサと、前記読取センサを有するケーシングと、を有する画像読取部と、を備え、前記ケーシングは、前記読取センサの下方に位置する底板を備え、前記底板は、上方に向かって窪んだ窪みを有し、前記切断機構は前記窪み内に位置する構成である。
【0007】
上記の構成によれば、読取センサを収容するケーシングの底板は、上方に向かって窪んだ窪みを有する。また、窪み内には切断機構が位置する。これにより、窪みの大きさ分、切断機構の上下方向における配置の高さを抑えることができる。よって、原稿の画像を読み取る画像読取部と切断機構とを備える複合機において、従来よりも小型化を実現した複合機を提供できる。
【0008】
本開示の複合機では、前記切断機構は、前記切断刃を保持し移動可能なキャリッジと、前記キャリッジの駆動源である第1モータと、をさらに備え、前記第1モータは、前記窪みに位置する、構成としてもよい。上記の構成によれば、切断機構が第1モータを備える構成であっても、窪みの大きさ分、切断機構の上下方向における配置の高さを抑えることができる。よって、従来よりも小型化を実現した複合機を提供できる。
【0009】
本開示の複合機では、前記画像読取部は、前記読取センサとして、前記シートの搬送方向と同じ方向である主走査方向に複数の読取素子を有する第1読取センサと、前記ケーシングに支持され前記第1読取センサの上方に位置する原稿支持ガラスと、前記第1読取センサを保持して前記シートの搬送方向と直交する方向である副走査方向へ駆動可能なセンサキャリッジと、前記センサキャリッジをガイドするガイドレールと、前記センサキャリッジの駆動源である第2モータと、前記第2モータの駆動力を前記センサキャリッジに伝達する駆動列と、を有するセンサ駆動機構をさらに備え、前記センサ駆動機構と前記切断機構とが、前記主走査方向から視る側面視において上下方向の同じ高さ位置に配置されている、構成としてもよい。
【0010】
上記の構成によれば、センサ駆動機構と切断機構とが、主走査方向から視る側面視において上下方向の同じ高さ位置に配置できる。これにより、複合機の上下方向における配置の高さを抑えることができる。よって、従来よりも小型化を実現した複合機を提供できる。
(【0011】以降は省略されています)

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