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公開番号2024120810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023040125
出願日2023-02-24
発明の名称スピーカーシステム
出願人個人
代理人
主分類H04R 1/28 20060101AFI20240829BHJP(電気通信技術)
要約【課題】スピーカーシステムを大型化すること無くスピーカーシステム全体の低音再生能力を拡大することを特徴とするスピーカーシステムを得る。
【解決手段】3Dプリンターを用いてエンクロージャを製造することにより、エンクロージャの機械的インピーダンスを調節し、エンクロージャ自体の共振周波数を下げることで、スピーカーシステムを大型化すること無くスピーカーシステム全体の低音再生能力を拡大する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
3Dプリンターを用いてエンクロージャを製造することにより、エンクロージャの機械的インピーダンスを調節し、エンクロージャ自体の共振周波数を下げることで、スピーカーシステムを大型化すること無くスピーカーシステム全体の低音再生能力を拡大することを特徴とするスピーカーシステム。
続きを表示(約 87 文字)【請求項2】
請求項1の手法により試作を行い、その結果を活用し、なおかつ、3Dプリンター以外の製造方法を用いて量産されることを特徴とするスピーカーシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、3Dプリンターを用いてエンクロージャを製造することにより、エンクロージャの機械的インピーダンスを調節し、エンクロージャ自体の共振周波数を下げることで、スピーカーシステムを大型化すること無くスピーカーシステム全体の低音再生能力を拡大することを特徴とするスピーカーシステムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
スピーカーシステムにおいて低音域の再生能力を向上するための手法は、バスレフ方式やバックロードホーン方式など、低音域での共振を利用する手法が多数考案されているが、それらは、スピーカーユニットと、エンクロージャで切り取られた空間が、エンクロージャ外部の空間の中で、どのように共振するかを制御するものであり、低音域においてエンクロージャ自体の共振を活用するものでは無かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-169747(P2022-169747A)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば上記の特許文献1のようなバスレフ方式を用いた手法では、エンクロージャは機械的インピーダンスの非常に大きな剛体として扱われており、エンクロージャ自体の共振周波数が比較的高い周波数になるため、エンクロージャ自体の共振が低音再生能力の拡大に寄与することは無かった。このような方式で低音再生能力を拡大するためには、一般的には、より大きなスピーカーユニット、より大きなエンクロージャが必要だった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明では、3Dプリンターを用いてエンクロージャを製造することにより、エンクロージャの機械的インピーダンスを調節し、エンクロージャ自体の共振周波数を下げることで、スピーカーシステムを大型化すること無くスピーカーシステム全体の低音再生能力を拡大する。3Dプリンターを用いれば、機械的インピーダンスの高い堅い材料から、機械的インピーダンスの低い柔らかい材料まで自由に使うことが可能であり、また、印刷する際の壁の厚さや壁の内部構造、印刷時のパスや印刷温度などを調整することで、出来上がり時点でのエンクロージャの機械的インピーダンスを調整することが可能である。その結果として、エンクロージャの機械的インピーダンスをより低く調整することが出来るため、エンクロージャ自体の共振周波数をより低い周波数に調整することが出来る。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、例えば最低再生周波数が70Hzのスピーカーシステムにおいて、エンクロージャの機械的インピーダンスが低くなるように調整して、エンクロージャ自体の共振周波数を例えば60Hz程度にすることで、スピーカーシステムのサイズを大型化すること無くスピーカーシステム全体の低音再生能力を60Hz程度まで拡大することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明による卵形スピーカーシステム
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1に、本発明による卵形スピーカーシステムを示す。内部構造をわかりやすくするため、エンクロージャ1のみ断面形状としている。
【符号の説明】
【0009】
1 エンクロージャ
2 スピーカーユニット
3 バスレフポート

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