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公開番号2024111507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023016057
出願日2023-02-06
発明の名称画像読取装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/191 20060101AFI20240809BHJP(電気通信技術)
要約【課題】読取画像の見読性及び完全性を確保することができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置は、原稿を搬送するADF(200)と、ADF(200)により搬送される原稿を読み取る表面読取部103と、表面読取部103による原稿の読取画像に発生した異常画像を検知することができる表面ゴミスジ検知部(403)と、表面ゴミスジ検知部(403)が異常画像を検知した場合に、ADF(200)による原稿の搬送を停止して異常画像の発生を通知するCPU301と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
原稿を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される原稿を読み取る読取手段と、
前記読取手段による前記原稿の読取画像に発生した異常画像を検知することができる検知手段と、
前記検知手段が前記異常画像を検知した場合に、前記搬送手段による前記原稿の搬送を停止して前記異常画像の発生を通知する制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像読取装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記異常画像を補正する補正処理手段と、
ユーザにより動作モードが設定される操作手段と、をさらに備え、
前記制御手段は、前記検知手段が前記異常画像を検知した場合に、前記操作手段により第1動作モードが設定されていれば前記補正処理手段により該異常画像を補正し、前記操作手段により第2動作モードが設定されていれば前記搬送手段による前記原稿の搬送を停止して前記異常画像の発生を通知することを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記読取画像から、前記原稿のコンテンツが形成されたコンテンツ領域と前記検知手段により前記異常画像が検知された異常画像領域とを検出する像域分離手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記第2動作モードが設定され且つ前記コンテンツ領域と前記異常画像領域とが重なっている場合に、前記搬送手段による前記原稿の搬送を停止して前記異常画像の発生を通知することを特徴とする、
請求項2記載の画像読取装置。
【請求項4】
ユーザにより前記異常画像の検知レベルが設定される操作手段をさらに備え、
前記制御手段は、第1検知レベルが設定されている場合、前記検知手段が前記異常画像を検知すると前記コンテンツ領域と前記異常画像領域とが重なっていると判定し、第2検知レベルが設定されている場合、前記コンテンツ領域をマスクする第1画像と前記異常画像領域をマスクする第2画像とが重なっていれば、前記コンテンツ領域と前記異常画像領域とが重なってると判定することを特徴とする、
請求項3記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記第1画像と前記第2画像の画素毎の位置を比較することで、前記第1画像と前記第2画像の重なりを判定することを特徴とする、
請求項4記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記第1画像と前記第2画像とを比較し、画素の位置が所定数以上同じであれば、前記第1画像と前記第2画像とが重なっていると判定することを特徴とする、
請求項5記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記第2動作モードで前記コンテンツ領域と前記異常画像領域とが重なっている場合に、該原稿の読取画像を破棄することを特徴とする、
請求項3記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記検知手段が前記異常画像を検知した場合に、前記読取手段による前記原稿の読取位置の清掃を促すことを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記検知手段が前記異常画像を検知した場合に、前記読取手段による前記原稿の再読み取りを促すことを特徴とする、
請求項8記載の画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿から画像を読み取る画像読取装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置は、原稿から画像を読み取る画像読取装置を備える。このような画像読取装置は、複数枚の原稿を連続して読み取るために、自動原稿搬送装置(以下、「ADF:Auto Document feeder」という)を備えることが多い。ADFは、原稿を1枚ずつ画像読取装置の読取位置へ搬送する。原稿は、読取位置に設けられるガラス(以下、「流し読みガラス」という)の上を通過する際に光が照射される。照射された光は、原稿により反射されて読取センサにより受光される。読取センサは、反射光の受光結果を電気信号に変換し、該電気信号に所定の処理を行って、読み取った画像(以下、「読取画像」という)を表す画像データを生成する。原稿の読み取りは、このように行われる。
【0003】
読取センサと流し読みガラスとの少なくとも一方に異物(ここではゴミ)が付着した場合、読取画像に、原稿の画像に加えてゴミの画像が含まれる。ゴミの画像は、読取画像内で、例えば原稿の搬送方向にスジ状の画像(以下、「ゴミスジ」という)となる。特許文献1、2は、ゴミスジを低減する画像読取装置を開示する。これらの画像読取装置は、ゴミスジを検知して、検知したゴミスジに隣接する画素の読取値によりゴミスジとなる異常画素の読取値を置き換えることでゴミスジを補正する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-117090号公報
特開2016-066836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
e-文書法等の電子文書の取り扱いを定めた法令では、紙の文書であったときと同様に、文字や図表が読めること(見読性)、及び紙の文書と読取画像が同一であること(完全性)、が必要である。しかし、読取画像の文字上にゴミスジが生じた場合、ゴミスジを補正すると文字も補正されてしまい、見読性を保証することができない。また、ゴミスジの補正により元の文字とは異なる文字に変化する可能性もあり、完全性を保証することができない。このようにゴミスジが発生すると、見読性及び完全性が保証されない。
【0006】
図25は、ゴミスジの説明図である。図25(a)はゴミスジが発生していない読取画像を示す。図25(b)はゴミスジが発生した読取画像を示す。ゴミスジは、原稿の搬送方向に直線状に発生する。図25(c)、図25(d)、図5(e)は、ゴミスジの補正により見読性及び完全性が損なわれる例を示す。図25(c)は、原稿に印刷されている元の文字を示す。図25(d)は、図25(c)の文字上にゴミスジが発生した状態を示す。ゴミスジを補正する場合、ゴミスジの異常画素1の読取値が隣接画素2a、2bの読取値により補正される。図25(e)は、補正後の文字を示す。補正により元の文字の縦線が消去されるため、補正後の文字は、元の文字とは異なる文字となっている。このように、ゴミスジが文字と重なった場合、見読性、完全性を保証することが困難になる。
【0007】
本発明は、上述の問題に鑑み、読取画像の見読性及び完全性を確保することができる画像読取装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の画像読取装置は、原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される原稿を読み取る読取手段と、前記読取手段による前記原稿の読取画像に発生した異常画像を検知することができる検知手段と、前記検知手段が前記異常画像を検知した場合に、前記搬送手段による前記原稿の搬送を停止して前記異常画像の発生を通知する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、読取画像に異常画素が生じた場合に原稿の再読み取りを促すことで、読取画像の見読性及び完全性を確保する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の構成図。
画像読取装置の外観斜視図。
画像読取装置の構成図。
コントローラの構成図。
画像データの送信経路の説明図。
(a)、(b)は、ゴミスジの説明図。
ゴミ位置情報の説明図。
ゴミスジ検知処理を表すフローチャート。
読取画像の例示図。
表面ゴミスジ検知部内及び裏面ゴミスジ検知部内のメモリ構成の説明図。
表面ゴミスジ検知部内及び裏面ゴミスジ検知部内のメモリ構成の説明図。
流し読み処理を表すフローチャート。
ジョブ入力画面の例示図。
動作モード設定画面の例示図。
ジャム通知画面の例示図。
再読み取り画面の例示図。
流し読み処理を表すフローチャート。
流し読み処理を表すフローチャート。
ジョブ入力画面の例示図。
動作モード設定画面の例示図。
ゴミ重なり判定処理を表すフローチャート。
(a)~(d)は、ゴミ重なり判定処理の説明図。
(a)~(d)は、ゴミ重なり判定処理の説明図。
流し読み処理を表すフローチャート。
(a)~(e)は、ゴミスジの説明図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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