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公開番号2024104560
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2023008845
出願日2023-01-24
発明の名称画像読取装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/19 20060101AFI20240729BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザビリティを低下させることなく、ユーザにとって好ましい出力画像を出力する画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置は、原稿から読み取った読取画像を出力する読取ユニット202と、読取画像に画像処理を行うことができる画像処理部261と、ユーザによる入力を受け付ける操作部304と、ユーザが、操作部304により読取画像に画像処理を行っていない第1読取画像と読取画像に画像処理を行った第2読取画像との少なくとも一方の出力の指示を入力すると、当該指示に基づいて第1読取画像と第2読取画像との少なくとも一方を出力するCPU251と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
原稿から読み取った読取画像を出力する読取手段と、
前記読取画像に画像処理を行うことができる画像処理手段と、
ユーザによる入力を受け付ける受付手段と、
ユーザが、前記受付手段により前記読取画像に前記画像処理を行っていない第1読取画像と前記読取画像に前記画像処理を行った第2読取画像との少なくとも一方の出力の指示を入力すると、当該指示に基づいて前記第1読取画像と前記第2読取画像との少なくとも一方を出力する制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像読取装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記第1読取画像と前記第2読取画像を所定のディスプレイに表示して、前記ユーザによる前記指示の入力を待機すること特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記画像処理手段は、前記第1読取画像と前記第2読取画像のそれぞれのサムネイル画像を生成し、
前記制御手段は、前記それぞれのサムネイル画像を所定のディスプレイに表示して、前記ユーザによる前記指示の入力を待機すること特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記原稿を搬送する搬送手段をさらに備えており、
前記読取手段は、前記搬送手段により搬送される前記原稿を読み取り、
前記画像処理手段は、前記画像処理により、前記読取画像に生じるスジ状の画像となる異常画素を補正することを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記画像処理手段は、前記異常画素を検知する検知手段と、
前記検知手段で検知された前記異常画素を補正する補正手段と、を備えることを特徴とする、
請求項4記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記画像処理手段は、前記異常画素を補正していない前記第1読取画像と前記異常画素を補正した前記第2読取画像のそれぞれのサムネイル画像を生成し、
前記制御手段は、前記それぞれのサムネイル画像を所定のディスプレイに表示して、前記ユーザによる前記指示の入力を待機すること特徴とする、
請求項4記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記指示に基づいて前記第1読取画像と前記第2読取画像との少なくとも一方を出力する第1モードと、前記指示を受け付けずに前記第1読取画像と前記第2読取画像との一方を出力する第2モードが切り替え可能となっていることを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記画像処理手段は、前記画像処理により、前記読取画像の解像度を変換することを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記画像処理手段は、前記解像度を変換していない前記第1読取画像と前記解像度を変換した前記第2読取画像のそれぞれのサムネイル画像を生成し、
前記制御手段は、前記それぞれのサムネイル画像を所定のディスプレイに表示して、前記ユーザによる前記指示の入力を待機すること特徴とする、
請求項8記載の画像読取装置。
【請求項10】
リーダとコントローラとを備え、
前記リーダは、
原稿から読み取った読取画像を出力する読取手段と、
前記読取画像に画像処理を行うことができる画像処理手段と、
前記読取画像に前記画像処理を行っていない第1読取画像と前記読取画像に前記画像処理を行った第2読取画像とを格納する格納手段と、
前記コントローラからの指示に基づいて、前記第1読取画像と前記第2読取画像との少なくとも一方を前記格納手段から前記コントローラへ出力する第1制御手段と、を備え、
前記コントローラは、
ユーザによる指示を受け付ける受付手段と、
ユーザが、前記受付手段により前記第1読取画像と前記第2読取画像との少なくとも一方の出力の指示を入力すると、当該指示に基づいて、前記第1制御手段に、前記第1読取画像と前記第2読取画像との少なくとも一方の出力をする指示する第2制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿から画像を読み取る画像読取装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置は、原稿に形成された画像(以下、「原稿画像」と呼ぶ)を光学的に読み取って画像データを生成するスキャナ等の画像読取装置を備える。画像読取装置は、原稿台ガラスに載置された原稿の他に、自動原稿搬送装置(以下、「ADF:Auto Document Feeder」と呼ぶ)により搬送される原稿から、画像を読み取ることができる。ADFを用いる場合、画像読取装置は、ADFにより連続して搬送される複数枚の原稿から連続して複数の原稿画像を読み取ることができる。
【0003】
画像読取装置は、原稿から読み取った画像(以下、「読取画像」と呼ぶ)に対して各種の画像処理を行う。例えば、画像読取装置の読取位置にゴミが付着している場合、ADFを用いて読み取った読取画像にスジ状の画像となる異常画素(以下、「スジ画素」と呼ぶ)が発生する。特許文献1には、このような異常画素を検知する技術(以下、「スジ検知」と呼ぶ)が記載されている。検知された異常画素は、周囲の画素で補間する等の画像処理により補正される。スジ画素の補正を、以下、「スジ補正」と呼ぶ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-147783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スジ画素が原稿画像に含まれる線(例えば罫線や文字の一部)に重なる場合、重なった部分がスジ補正される。そのために補正後に出力される画像(以下、「出力画像」と呼ぶ)は、原稿のコンテンツが損なわれることになる。このような場合、スジ補正を行わないことで、スジ画素が残るもののコンテンツが損なわれない出力画像を得ることができる。
【0006】
スジ補正を行った出力画像とスジ補正を行っていない出力画像とのどちらがユーザにとって好ましいかは、画像読取装置側では判断できない。いずれか一方の出力画像のみを出力する場合、ユーザは、出力された出力画像が所望する画像と異なっていれば、スジ補正の実行の要否の設定を変更した上で、再度、画像読取装置により原稿を読み取る必要がある。両方の出力画像を出力する場合、ユーザは、一方の出力画像のみを所望していると、不要な出力画像の出力までの時間がかかり、不要な出力画像の削除を行う手間が発生する。いずれの場合も、ユーザビリティの低下につながる。
【0007】
また、画像読取装置は、例えば、解像度の異なる複数の出力画像を出力可能である。この場合もスジ補正の場合と同様に、画像読取装置側ではユーザにとって好ましい解像度は判断できない。
【0008】
本発明は、上記の問題に鑑み、ユーザビリティを低下させることなく、ユーザにとって好ましい出力画像を出力する画像読取装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の画像読取装置は、原稿から読み取った読取画像を出力する読取手段と、前記読取画像に画像処理を行うことができる画像処理手段と、ユーザによる入力を受け付ける受付手段と、ユーザが、前記受付手段により前記読取画像に前記画像処理を行っていない第1読取画像と前記読取画像に前記画像処理を行った第2読取画像との少なくとも一方の出力の指示を入力すると、当該指示に基づいて前記第1読取画像と前記第2読取画像との少なくとも一方を出力する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ユーザビリティを低下させることなく、ユーザにとって好ましい出力画像を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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