特許ウォッチ

公開番号2024148697
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062051
出願日2023-04-06
発明の名称画像送信装置及び画像送信方法
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 7/18 20060101AFI20241010BHJP(電気通信技術)
要約【課題】一部のアイテムのみを送信対象の画像として送信することができる画像送信装置を提供する。
【解決手段】カメラ1a～1cは所定の空間を撮影して撮影画像を生成する。記憶部5は、空間内のアイテムごとに常時送信アイテムと一時送信アイテムとを設定し、常時送信アイテムとして少なくとも空間内に位置するユーザを含むアイテムテーブルを記憶している。接触検出部32は、撮影画像に基づいて、ユーザがアイテムに触れたか否かを検出する。画像生成部(ボリュメトリック画像生成部2)は、ユーザによって触れられたアイテムが、アイテムテーブルにおいて一時送信アイテムに設定されているとき、アイテムテーブルにおいて設定されている常時送信アイテムを示す画像と、ユーザによって触れられた一時送信アイテムを示す画像とを送信先への送信対象の画像として送信画像を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
１またはそれ以上のカメラによって所定の空間を撮影した撮影画像に基づいて、送信先へと送信される送信画像を生成する画像生成部と、
前記空間内のアイテムごとに、前記送信先に常時送信する常時送信アイテムと一時的に送信する一時送信アイテムとを設定し、前記常時送信アイテムとして少なくとも前記空間内に位置するユーザを含むアイテムテーブルを記憶する記憶部と、
前記撮影画像に基づいて、前記ユーザが前記空間内のいずれかのアイテムに触れたか否かを検出する接触検出部と、
を備え、
前記画像生成部は、前記接触検出部が、前記ユーザがいずれかのアイテムに触れたことを検出し、前記ユーザによって触れられたアイテムが、前記アイテムテーブルにおいて前記一時送信アイテムに設定されているとき、前記アイテムテーブルにおいて設定されている前記常時送信アイテムを示す画像と、前記ユーザによって触れられた前記一時送信アイテムを示す画像とを前記送信先への送信対象の画像として前記送信画像を生成する
画像送信装置。
続きを表示（約 690 文字）【請求項２】
前記画像生成部は、前記ユーザが前記一時送信アイテムを触れている期間、前記一時送信アイテムを前記送信対象のアイテムとし、前記ユーザが前記一時送信アイテムへの接触を解除すると、前記一時送信アイテムを前記送信対象のアイテムから除外する請求項１に記載の画像送信装置。
【請求項３】
前記画像生成部は、前記送信画像として、複数のカメラによって前記空間を撮影した撮影画像に基づいて３次元のボリュメトリック画像を生成する請求項１または２に記載の画像送信装置。
【請求項４】
１またはそれ以上のカメラによって所定の空間を撮影して撮影画像を生成し、
記憶部に記憶されているアイテムテーブルによって、前記空間内のアイテムごとに、少なくとも前記空間内に位置するユーザを含む、送信先に常時送信する常時送信アイテムと、一時的に送信する一時送信アイテムとを設定し、
接触検出部が、前記撮影画像に基づいて、前記ユーザが前記空間内のいずれかのアイテムに触れたか否かを検出し、
前記接触検出部が、前記ユーザがいずれかのアイテムに触れたことを検出し、前記ユーザによって触れられたアイテムが、前記アイテムテーブルにおいて前記一時送信アイテムに設定されているとき、画像生成部が、前記アイテムテーブルにおいて設定されている前記常時送信アイテムを示す画像と、前記ユーザによって触れられた前記一時送信アイテムを示す画像とを送信先への送信対象の画像として送信画像を生成し、
送信部が、前記送信画像を前記送信先に送信する
画像送信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像送信装置及び画像送信方法に関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
各種のアイテムを含む空間全体を撮影した３次元画像であるボリュメトリック画像を生成するボリュメトリック技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１６１６１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
画像送信装置によってボリュメトリック画像を送信するとき、空間内に存在する全てのアイテムを送信対象の画像とするのではなく、一部のアイテムのみを送信対象の画像として送信したいという要望がある。画像送信装置によってボリュメトリック画像を送信する場合に限らず、２次元画像を送信する場合にも同様の要望がある。
【０００５】
本発明は、一部のアイテムのみを送信対象の画像として送信することができる画像送信装置及び画像送信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、１またはそれ以上のカメラによって所定の空間を撮影した撮影画像に基づいて、送信先へと送信される送信画像を生成する画像生成部と、前記空間内のアイテムごとに、前記送信先に常時送信する常時送信アイテムと一時的に送信する一時送信アイテムとを設定し、前記常時送信アイテムとして少なくとも前記空間内に位置するユーザを含むアイテムテーブルを記憶する記憶部と、前記撮影画像に基づいて、前記ユーザが前記空間内のいずれかのアイテムに触れたか否かを検出する接触検出部とを備え、前記画像生成部は、前記接触検出部が、前記ユーザがいずれかのアイテムに触れたことを検出し、前記ユーザによって触れられたアイテムが、前記アイテムテーブルにおいて前記一時送信アイテムに設定されているとき、前記アイテムテーブルにおいて設定されている前記常時送信アイテムを示す画像と、前記ユーザによって触れられた前記一時送信アイテムを示す画像とを前記送信先への送信対象の画像として前記送信画像を生成する画像送信装置を提供する。
【０００７】
本発明は、１またはそれ以上のカメラによって所定の空間を撮影して撮影画像を生成し、記憶部に記憶されているアイテムテーブルによって、前記空間内のアイテムごとに、少なくとも前記空間内に位置するユーザを含む、送信先に常時送信する常時送信アイテムと、一時的に送信する一時送信アイテムとを設定し、接触検出部が、前記撮影画像に基づいて、前記ユーザが前記空間内のいずれかのアイテムに触れたか否かを検出し、前記接触検出部が、前記ユーザがいずれかのアイテムに触れたことを検出し、前記ユーザによって触れられたアイテムが、前記アイテムテーブルにおいて前記一時送信アイテムに設定されているとき、画像生成部が、前記アイテムテーブルにおいて設定されている前記常時送信アイテムを示す画像と、前記ユーザによって触れられた前記一時送信アイテムを示す画像とを送信先への送信対象の画像として送信画像を生成し、送信部が、前記送信画像を前記送信先に送信する画像送信方法を提供する。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の画像送信装置及び画像送信方法によれば、一部のアイテムのみを送信対象の画像として送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、一実施形態に係る画像送信装置を示すブロック図である。
図２は、カメラが撮影する被写体である空間の一例を示す図である。
図３は、一実施形態に係る画像送信装置が備える記憶部に記憶されているアイテムテーブルの一例を示す図である。
図４Ａは、一実施形態に係る画像送信装置が備える記憶部に記憶されている送信管理テーブルに常時送信アイテムのみが登録されている状態を示す図である。
図４Ｂは、一実施形態に係る画像送信装置が備える記憶部に記憶されている送信管理テーブルに常時送信アイテム及び一時送信アイテムが登録されている状態を示す図である。
図５Ａは、送信管理テーブルが図４Ａの状態のときに一実施形態に係る画像送信装置が備えるボリュメトリック画像生成部が生成する送信対象のボリュメトリック画像を概念的に示す図である。
図５Ｂは、送信管理テーブルが図４Ｂの状態のときに一実施形態に係る画像送信装置が備えるボリュメトリック画像生成部が生成する送信対象のボリュメトリック画像を概念的に示す図である。
図６は、一実施形態に係る画像送信装置が備える制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、一実施形態に係る画像送信装置及び画像送信方法について、添付図面を参照して説明する。図１に示すように、一実施形態に係る画像送信装置１０は、３次元画像であるボリュメトリック画像を生成して、ネットワーク１５を介して画像受信装置２０にボリュメトリック画像を送信する。画像送信装置１０は、３次元画像を生成することに限定されず、２次元画像を生成してもよい。典型的には、ネットワーク１５はインターネットである。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許