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公開番号
2024131864
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042350
出願日
2023-03-16
発明の名称
再生装置及びプログラム
出願人
日本放送協会
代理人
個人
主分類
H04N
21/431 20110101AFI20240920BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ユーザ操作に従って視聴倍率または視聴領域が変更された場合であっても、途切れることなく映像を表示することができ、かつ、映像データの伝送量及び復号化の処理負荷が増えないように、視聴領域の位置及び大きさを表示するサムネイル映像を再生する。
【解決手段】再生装置3の再生制御部21は、ユーザ操作に従い、視聴ストリーム識別子a、視聴倍率x及び視聴領域rからなる視聴状況A1を生成し、視聴領域表示制御部22は、視聴倍率x等に基づいて、受信ストリーム指示、再生位置指示及びサムネイル表示指示からなる再生指示A2を生成する。再生制御部21は、再生位置指示及びサムネイル表示指示に従い、切り替え用映像ストリームの受信及び復号処理が完了するまでの間、切り替え前から受信している映像ストリームの再生位置(表示層)を変更すると共に、サムネイル表示を変更する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
配信サーバから、解像度の異なるn個(nは2以上の整数)の視聴映像及び1個のサムネイル映像のうちのn個の映像をそれぞれ映像ストリームとして受信し、任意の視聴倍率及び視聴領域の視聴映像をサムネイル映像と共に画面表示することができる再生装置であって、
ユーザが視聴しようとする視聴映像の識別子、並びに前記視聴映像の視聴倍率及び視聴領域からなる視聴状況情報に基づき、前記n個の映像のそれぞれについての、視聴映像であるかサムネイル映像であるか、並びに前記視聴映像の視聴倍率及び視聴領域を示す受信ストリーム指示情報と、解像度に応じた前記視聴映像を再生する表示層または前記サムネイル映像を再生するサムネイル表示層を示す再生位置指示情報と、前記視聴映像の視聴領域の位置情報からなるサムネイル表示指示情報と、を含む再生指示情報を生成する視聴領域表示制御部と、
ユーザ操作に従って前記視聴状況情報を生成し、前記再生指示情報に従って、前記受信ストリーム指示情報に基づいて前記n個の映像を前記配信サーバから映像ストリームとして受信して復号して、前記再生位置指示情報及び前記サムネイル表示指示情報に基づいて、前記n個の映像を用いて、前記視聴倍率及び前記視聴領域の映像を前記表示層で再生して画面表示すると共にサムネイル映像を前記サムネイル表示層で再生して前記視聴領域の位置を示して画面表示する再生制御部と、を備え、
前記再生制御部は、画面表示中の視聴映像と異なる視聴倍率または視聴領域を含む前記視聴状況情報を生成した場合に、前記視聴状況情報に基づいて前記視聴領域表示制御部により生成された前記再生指示情報に含まれる前記受信ストリーム指示情報に基づいた映像ストリームの受信及び復号が完了するまで、前記画面表示中の視聴映像またはサムネイル映像を、前記視聴状況情報における視聴倍率及び視聴領域に変更して画面表示する、ことを特徴とする再生装置。
続きを表示(約 3,400 文字)
【請求項2】
前記視聴領域表示制御部は、前記視聴状況情報の前記視聴倍率または前記視聴領域が画面表示中の視聴映像と異なる場合に、前記再生指示情報を、前記画面表示中の視聴映像をさらに含めた映像についての前記受信ストリーム指示情報を含む準備用再生指示情報として生成し、前記再生制御部による前記再生指示情報に基づいた映像ストリームの受信及び復号が完了した後に、前記視聴状況情報における視聴映像と1個のサムネイル映像とについての前記再生指示情報をさらに生成し、
前記再生制御部は、前記準備用再生指示情報に含まれる前記受信ストリーム指示情報に基づいて映像ストリームを受信して復号し、その後に入力した前記再生指示情報に含まれる前記再生位置指示情報及び前記サムネイル表示指示情報に基づき、前記映像ストリームを復号した映像を用いて、生成した前記視聴状況情報の前記視聴倍率及び前記視聴領域の視聴映像を前記表示層で再生して画面表示すると共に前記サムネイル映像を前記サムネイル表示層で再生して画面表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
【請求項3】
前記再生制御部により、視聴倍率x=x1及び視聴領域r=r1の映像が画面表示されると共に、前記視聴領域r=r1の位置及び大きさを特定するための情報を示すサムネイル表示指示情報が反映されたサムネイル映像が画面表示されている状態にて、
前記視聴倍率xをx1からx2に切り替えるユーザ操作があった場合に、視聴倍率x=x2及び視聴領域r=r2の映像の映像ストリームを切り替え用映像ストリームとして、
前記再生制御部は、
前記ユーザ操作に従い、前記視聴倍率x=x2及び前記視聴領域r=r2を含む視聴状況情報を生成し、当該視聴状況情報を出力し、
前記視聴領域表示制御部は、
前記視聴状況情報を入力すると、前記視聴倍率x=x1の前記視聴領域r=r1に対応する解像度の映像種別及び前記視聴倍率x=x2の前記視聴領域r=r2に対応する解像度の映像種別を含む受信ストリーム指示情報、及び前記視聴倍率x=x1の映像を再生するための表示層を含む再生位置指示情報を決定して再生指示情報を生成し、
前記再生制御部は、
前記視聴倍率x=x1及び前記視聴領域r=r1の映像を、前記再生指示情報に含まれる前記再生位置指示情報に従い前記表示層にて再生して画面表示し、
前記切り替え用映像ストリームの復号が完了したときに、前記復号完了を出力し、
前記視聴領域表示制御部は、
前記復号完了を入力すると、前記視聴倍率x=x2の前記視聴領域r=r2に対応する解像度の映像種別及び前記サムネイル映像の映像種別を含む受信ストリーム指示情報、前記視聴倍率x=x2及び前記視聴領域r=r2の映像を再生するための表示層及び前記サムネイル映像を再生するためのサムネイル表示層を含む再生位置指示情報、並びに、前記視聴領域r=r2の位置及び大きさを特定するための情報を示すサムネイル表示指示情報を決定して再生指示情報を生成し、
前記再生制御部は、
前記視聴倍率x=x2及び前記視聴領域r=r2の映像を、前記再生指示情報に含まれる前記再生位置指示情報に従い前記表示層にて再生して画面表示し、
前記サムネイル映像を、前記再生指示情報に含まれる前記再生位置指示情報に従い前記サムネイル表示層にて再生し、前記再生指示情報に含まれる前記サムネイル表示指示情報に従い、前記視聴領域r=r2の位置及び大きさを特定するための情報を含む前記サムネイル映像を画面表示する、ことを特徴とする請求項2に記載の再生装置。
【請求項4】
前記再生制御部により、視聴倍率x及び視聴領域r=r3の映像が画面表示されると共に、前記視聴領域r=r3の位置及び大きさを特定するための情報を示すサムネイル表示指示情報が反映されたサムネイル映像が画面表示されている状態にて、
前記視聴領域rをr3からr4に切り替えるユーザ操作があった場合に、前記視聴倍率x及び視聴領域r=r4の映像の映像ストリームを切り替え用映像ストリームとして、
前記再生制御部は、
前記ユーザ操作に従い、前記視聴倍率x及び前記視聴領域r=r4を含む視聴状況情報を生成し、当該視聴状況情報を出力し、
前記視聴領域表示制御部は、
前記視聴状況情報を入力すると、前記視聴倍率xの前記視聴領域r=r4に対応する解像度の映像種別及び前記サムネイル映像の映像種別を含む受信ストリーム指示情報、及び所定の解像度の表示層を含む再生位置指示情報を決定して再生指示情報を生成し、
前記再生制御部は、
前記サムネイル映像を、前記再生指示情報に含まれる前記再生位置指示情報に従い前記表示層にて再生し、前記サムネイル映像における前記視聴領域r=r4の映像を画面表示し、
前記切り替え用映像ストリームの復号が完了したときに、前記復号完了を出力し、
前記視聴領域表示制御部は、
前記復号完了を入力すると、前記視聴倍率xの視聴領域r=r4に対応する解像度の映像種別及び前記サムネイル映像の映像種別を含む受信ストリーム指示情報、前記視聴倍率xの映像を再生するための表示層及び前記サムネイル映像を再生するためのサムネイル表示層を含む再生位置指示情報、並びに、前記視聴領域r=r4の位置及び大きさを特定するための情報を示すサムネイル表示指示情報を決定して再生指示情報を生成し、
前記再生制御部は、
前記視聴倍率x及び前記視聴領域r=r4の映像を、前記再生指示情報に含まれる前記再生位置指示情報に従い前記表示層にて再生して画面表示し、
前記サムネイル映像を、前記再生指示情報に含まれる前記再生位置指示情報に従い前記サムネイル表示層にて再生し、前記再生指示情報に含まれる前記サムネイル表示指示情報に従い、前記視聴領域r=r4の位置及び大きさを特定するための情報を含む前記サムネイル映像を画面表示する、ことを特徴とする請求項2に記載の再生装置。
【請求項5】
配信サーバから、解像度の異なるn個(nは2以上の整数)の視聴映像及び1個のサムネイル映像のうちのn個の映像をそれぞれ映像ストリームとして受信し、任意の視聴倍率及び視聴領域の視聴映像をサムネイル映像と共に画面表示することができる再生装置を構成するコンピュータを、
ユーザが視聴しようとする視聴映像の識別子、並びに前記視聴映像の視聴倍率及び視聴領域からなる視聴状況情報に基づき、前記n個の映像のそれぞれについての、視聴映像であるかサムネイル映像であるか、並びに前記視聴映像の視聴倍率及び視聴領域を示す受信ストリーム指示情報と、解像度に応じた前記視聴映像を再生する表示層または前記サムネイル映像を再生するサムネイル表示層を示す再生位置指示情報と、前記視聴映像の視聴領域の位置情報からなるサムネイル表示指示情報と、を含む再生指示情報を生成する視聴領域表示制御部、及び、
ユーザ操作に従って前記視聴状況情報を生成し、前記再生指示情報に従って、前記受信ストリーム指示情報に基づいて前記n個の映像を前記配信サーバから映像ストリームとして受信して復号して、前記再生位置指示情報及び前記サムネイル表示指示情報に基づいて、前記n個の映像を用いて、前記視聴倍率及び前記視聴領域の映像を前記表示層で再生して画面表示すると共にサムネイル映像を前記サムネイル表示層で再生して前記視聴領域の位置を示して画面表示する再生制御部として機能させ、
前記再生制御部は、画面表示中の視聴映像と異なる視聴倍率または視聴領域を含む前記視聴状況情報を生成した場合に、前記視聴状況情報に基づいて前記視聴領域表示制御部により生成された前記再生指示情報に含まれる前記受信ストリーム指示情報に基づいた映像ストリームの受信及び復号が完了するまで、前記画面表示中の視聴映像またはサムネイル映像を、前記視聴状況情報における視聴倍率及び視聴領域に変更して画面表示する、ことを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動画再生における再生装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、視聴端末がディスプレイの画面解像度(例えば2K)と等しい解像度の映像データ(例えば2K)を受信している場合に、ユーザが映像の一部の領域を拡大して視聴すると、ディスプレイに表示される映像の解像度が低下する。
【0003】
一方、視聴端末がディスプレイの画面解像度(例えば2K)より高い解像度の映像データ(例えば8K)を受信している場合に、ユーザが映像の一部の領域を拡大して視聴するときには、ディスプレイに表示される映像の解像度を維持することができる。しかし、伝送量が大きくなり、視聴端末による復号化の負荷も大きくなることが問題となり得る。
【0004】
そこで、この問題を解決するために、領域分割した映像を配信サーバに用意しておき、視聴領域に対応する部分の映像のみを配信することが考えられる。例えば、映像を異なる解像度に変換し、各解像度の映像を異なる切り出し位置で分割した映像の中から、視聴領域に対応する映像を配信する技術が提案されている(例えば、特許文献1、非特許文献1を参照)。
【0005】
この特許文献1及び非特許文献1の技術は、視聴端末が視聴領域を含む複数のストリーム(2または3種類)を同時に受信し合成表示するものである。これにより、符号化の処理負荷及び映像データの伝送量を削減することができ、ユーザは、解像度を維持した状態で映像の一部の領域を拡大して視聴することができる。
【0006】
また、例えば、ヘッドマウントディスプレイを用いた全天周映像の視聴において、映像を分割し、各領域で異なる品質の映像を配信する技術が提案されている(例えば、非特許文献2を参照)。この非特許文献2の技術によれば、全天周映像内の注視点の領域を高解像度で提示し、その他の領域を低解像度で提示することができる。
【0007】
ところで、ユーザが映像の一部の領域を拡大して視聴する場合、拡大された一部の領域のみが画面表示されたときには、視聴領域が全領域内のどの位置及び大きさであるかについて把握することはできない。
【0008】
ユーザが視聴領域の位置及び大きさを把握するためには、視聴する映像とは別に、ダウンスケーリング(低解像度化)された映像の全領域を縮小表示した映像(サムネイル映像)を用意し、サムネイル映像上に視聴領域の位置及び大きさを表示することが考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2021-22773号公報
【非特許文献】
【0010】
“8K映像を活用した高解像度ズーム視聴技術”、[online]、NHK放送技術研究所、[令和4年12月2日検索]、インターネット<URL: https://www.nhk.or.jp/strl/publica/annual/2019/3/3.html>
R.Skupin、Y.Sanchez、C.Hellge、T.Schierl、“Tile based HEVC video for head mounted displays”、Proceedings of 2016 IEEE International Symposium on Multimedia、2016年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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