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公開番号
2024154864
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069055
出願日
2023-04-20
発明の名称
送信装置及び受信装置
出願人
日本放送協会
代理人
弁理士法人キュリーズ
主分類
H04N
21/238 20110101AFI20241024BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 エンハンスメントレイヤに対応する伝送路のエラー発生率が一定である条件下においても、エンハンスメントレイヤに関する再生品質を向上し得る送信装置及び受信装置を提供する。
【解決手段】 送信装置は、ベースレイヤ及び前記ベースレイヤを拡張するエンハンスメントレイヤを符号化する符号化部と、第1伝送路を介して第1パケットを送信する第1送信部と、第2伝送路を介して第2パケットを送信する第2送信部と、前記エンハンスメントレイヤを構成するユニットのうち、特定重要度を有する特定ユニットを前記第1伝送路に振り分け、前記特定ユニット以外のユニットを前記第2伝送路に振り分ける制御部と、を備え、前記第1パケットは、前記ベースレイヤを構成するユニット及び前記特定ユニットを含み、前記第2パケットは、前記エンハンスメントレイヤを構成するユニットのうち、前記特定ユニット以外のユニットを含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ベースレイヤ及び前記ベースレイヤを拡張するエンハンスメントレイヤを符号化する符号化部と、
第1伝送路を介して第1パケットを送信する第1送信部と、
第2伝送路を介して第2パケットを送信する第2送信部と、
前記エンハンスメントレイヤを構成するユニットのうち、特定重要度を有する特定ユニットを前記第1伝送路に振り分け、前記特定ユニット以外のユニットを前記第2伝送路に振り分ける制御部と、を備え、
前記第1パケットは、前記ベースレイヤを構成するユニット及び前記特定ユニットを含み、
前記第2パケットは、前記エンハンスメントレイヤを構成するユニットのうち、前記特定ユニット以外のユニットを含む、送信装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御部は、パラメータセットを含むユニットを前記特定ユニットとして前記第1伝送路に振り分ける、請求項1に記載の送信装置。
【請求項3】
前記制御部は、先頭ピクチャを構成するユニットを前記特定ユニットとして前記第1伝送路に振り分ける、請求項1に記載の送信装置。
【請求項4】
前記制御部は、他のピクチャから参照されないピクチャを構成するユニットを前記特定ユニット以外のユニットとして前記第2伝送路に振り分ける、請求項1に記載の送信装置。
【請求項5】
前記第1伝送路及び前記第2伝送路を介して送信されるパケットを生成するパケタイズ部を備え、
前記パケタイズ部は、前記符号化部からユニットが出力される順序に基づいて、シーケンス番号、パケットカウンタの値、拡張カウンタの値及びタイムスタンプの少なくともいずれか1つを前記パケットに付与する、請求項1に記載の送信装置。
【請求項6】
第1伝送路を介して受信する第1パケットを蓄積する第1バッファと、
第2伝送路を介して受信する第2パケットを蓄積する第2バッファと、
ベースレイヤ及び前記ベースレイヤを拡張するエンハンスメントレイヤを復号する復号部と、
前記第1パケット及び前記第2パケットに付与されたシーケンス番号、パケットカウンタの値、拡張カウンタの値及びタイムスタンプの少なくともいずれか1つに基づいて、前記第1パケット及び前記第2パケットを前記復号部に出力するデパケタイズ部と、を備え、
前記シーケンス番号、パケットカウンタの値、拡張カウンタの値及び前記タイムスタンプの少なくともいずれか1つは、符号化部からユニットが出力される順序に基づいて付与され、
前記第1パケットは、前記ベースレイヤを構成するユニットに加えて、前記エンハンスメントレイヤを構成するユニットのうち、特定重要度を有する特定ユニットを含み、
前記第2パケットは、前記エンハンスメントレイヤを構成するユニットのうち、前記特定ユニット以外のユニットを含む、受信装置。
【請求項7】
前記第1パケットは、前記エンハンスメントレイヤを構成するパケットのうち、パラメータセットを含むユニットを含む、請求項6に記載の受信装置。
【請求項8】
前記第1パケットは、前記エンハンスメントレイヤを構成するパケットのうち、先頭ピクチャを構成するユニットを含む、請求項6に記載の受信装置。
【請求項9】
前記第2パケットは、前記エンハンスメントレイヤを構成するパケットのうち、他のピクチャから参照されないピクチャを構成するユニットを含む、請求項6に記載の受信装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、送信装置及び受信装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
映像コンテンツの放送及び配信に関する技術の高度化、受信端末の性能及び受信環境の多様化に伴って、受信端末の性能及び受信環境に応じて、映像コンテンツの再生品質を最適化するスケーラブルな映像サービスに対する要求が高まっている。このような映像サービスの実現方法として、マルチレイヤ符号化に対応する映像符号化方式の利用が期待されている。
【0003】
例えば、マルチレイヤ符号化に対応する映像符号化方式では、2K解像度の映像をベースレイヤとして符号化し、2K解像度の映像を4K解像度の映像にアップコンバートするための差分情報をエンハンスメントレイヤとして符号化する。
【0004】
例えば、ベースレイヤを放送伝送路で伝送し、エンハンスメントレイヤを通信伝送路で伝送してもよい。このような構成によれば、通信伝送路を介して信号を受信せずに放送伝送路を介して信号を受信する受信端末は、2K解像度の映像を再生することができ、放送伝送路及び通信伝送路を介して信号を受信する受信端末は、4K解像度の映像を再生することができる。
【0005】
マルチレイヤ符号化に対応する映像符号化方式としては、MPEGによって標準化されたVVC(Versatile Video Codec)が知られている。VVCでは、2K/4Kの2レイヤの解像度に関するスケーラビリティに加えて、2K/4K/8Kの3レイヤの解像度に関するスケーラビリティがサポートされ、アップコンバートではなくエンハンスメントレイヤをテロップ等の付加情報の重畳に用いることもサポートされている(例えば、非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
ISO/IEC 23090-3、”Information technology - Coded representation of immersive media - Part 3: Versatile video coding”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般的に、マルチレイヤ符号化に対応する映像符号化方式では、ベースレイヤを第1エラー耐性の伝送路で送信し、エンハンスメントレイヤを第1エラー耐性よりも低い第2エラー耐性で送信することが考えられる。すなわち、エンハンスメントレイヤは、ベースレイヤよりもエラーを生じる可能性が高い。
【0008】
このような背景下において、発明者等は、鋭意検討の結果、エンハンスメントレイヤでエラーが生じた場合に、エラーが生じた部位によって再生品質に与える影響が異なることに着目し、エンハンスメントレイヤに対応する伝送路のエラー発生率が一定である条件下においても、エンハンスメントレイヤに関する再生品質を向上し得ることを見出した。
【0009】
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、エンハンスメントレイヤに対応する伝送路のエラー発生率が一定である条件下においても、エンハンスメントレイヤに関する再生品質を向上することを可能とする送信装置及び受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
開示の一態様は、ベースレイヤ及び前記ベースレイヤを拡張するエンハンスメントレイヤを符号化する符号化部と、第1伝送路を介して第1パケットを送信する第1送信部と、第2伝送路を介して第2パケットを送信する第2送信部と、前記エンハンスメントレイヤを構成するユニットのうち、特定重要度を有する特定ユニットを前記第1伝送路に振り分け、前記特定ユニット以外のユニットを前記第2伝送路に振り分ける制御部と、を備え、前記第1パケットは、前記ベースレイヤを構成するユニット及び前記特定ユニットを含み、前記第2パケットは、前記エンハンスメントレイヤを構成するユニットのうち、前記特定ユニット以外のユニットを含む、送信装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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