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公開番号
2024143710
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023056509
出願日
2023-03-30
発明の名称
通信装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04L
47/24 20220101AFI20241003BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】複数の実行単位で任意の優先度を使用できる通信装置を提供すること。
【解決手段】ECUは、通信インターフェースを含むオペレーティングシステムと、他ECUとの通信処理を制御するためのプラットフォームと、オペレーティングシステムおよびプラットフォームを利用するアプリケーションとを有したソフトウェアと、ソフトウェアを実行する処理装置とを備えている。アプリケーションは、ソケットを共有する複数の実行単位を有している。ECUは、各実行単位が呼び出す送信システムコールイーサネットフレームに含まれるデータの優先度情報を設定する(S15~S17)。そして、ECUは、設定した優先度情報を含むイーサネットフレームを生成する(S18)。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
通信インターフェースを含むオペレーティングシステムと、他通信装置との通信処理を制御するためのプラットフォームと、前記オペレーティングシステムおよび前記プラットフォームを利用するアプリケーションとを有したソフトウェアと、前記ソフトウェアを実行する処理装置とを備え、
前記アプリケーションは、ソケットを共有する複数の実行単位を有し、
前記プラットフォームは、
各実行単位が呼び出す送信システムコールで通信フレームに含めるデータの優先度情報を設定する設定部(S15~S17)と、
前記設定部で設定した前記優先度情報を含む前記通信フレームを生成する生成部(S18)と、を備えている通信装置。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記実行単位は、サービスインスタンスである請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記実行単位は、イベントグループである請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記ソケットとしてUDPソケットを共有する場合、通信層バッファに前記優先度情報を格納する格納部(S22)を備え、
前記生成部は、前記通信層バッファに格納された前記優先度情報を含む前記通信フレームを生成する請求項1~3のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項5】
前記優先度情報は、通信層バッファに格納されるものであり、
前記ソケットとしてTCPソケットを共有する場合、前記優先度情報が異なるごとに格納する前記通信層バッファを分割する分割部(S36)を備えている請求項1~3のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項6】
TCPセグメントを構成する際に、前記優先度情報が同一である前記データのみを送信用バッファへ格納する格納部(S41~S44)を備えている請求項5に記載の通信装置。
【請求項7】
前記生成部は、前記通信フレームとしてのイーサネットフレームにおけるIEEE802.1Qのヘッダに前記優先度情報を設定する請求項1に記載の通信装置。
【請求項8】
前記プラットフォームは、AUTOSAR Adaptive Platformである請求項1に記載の通信装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、通信装置の一例として、特許文献1に開示された技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-129270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、通信装置は、複数のサービスインスタンスなどの実行単位でトランスポートレイヤーのポート番号を共有する場合、それぞれで使用する別の優先度を使い分けることができない可能性がある。また、通信装置では、たとえば、アプリケーションに優先度が異なるデータを提供する二つのサービスインスタンスが存在するシステムが考えられる。よって、通信装置は、一つのアプリケーションに対して一つのポート番号しか解放できない場合、サービスインスタンスごとに優先度が異なっていても同じ優先度を共有する必要がある。
【0005】
開示される一つの目的は、複数の実行単位で任意の優先度を使用できる通信装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示された通信装置は、
通信インターフェースを含むオペレーティングシステムと、他通信装置との通信処理を制御するためのプラットフォームと、オペレーティングシステムおよびプラットフォームを利用するアプリケーションとを有したソフトウェアと、ソフトウェアを実行する処理装置とを備え、
アプリケーションは、ソケットを共有する複数の実行単位を有し、
プラットフォームは、
各実行単位が呼び出す送信システムコールで通信フレームに含めるデータの優先度情報を設定する設定部(S15~S17)と、
設定部で設定した優先度情報を含む通信フレームを生成する生成部(S18)と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
ここに開示された通信装置は、各実行単位が呼び出す送信システムコールで通信フレームに含めるデータの優先度情報を設定する。そのため、通信装置は、ソケットを共有する複数の実行単位で任意の優先度情報を使用できる。
【0008】
この明細書において開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ECUの概略構成を示すブロック図である。
ソフトウェアの概略構成を示すブロック図である。
バッファの概略構成を示すイメージ図である。
レイヤ3の送信処理を示すフローチャートである。
UDPの送信処理を示すフローチャートである。
TCPの送信処理を示すフローチャートである。
TCPのストリーム送信処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下において、図面を参照しながら、本開示を実施するための形態を説明する。本実施形態では、ECU100,200に通信装置を適用する。また、本実施形態では、車両に搭載可能なECU100,200を採用する。ECU100,200は、通信装置を備えているともいえる。
(【0011】以降は省略されています)
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