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公開番号2024107622
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2023011642
出願日2023-01-30
発明の名称回路システム
出願人国立大学法人大阪大学
代理人個人
主分類H04B 5/48 20240101AFI20240802BHJP(電気通信技術)
要約【課題】物理的なサイズ、及び機能の両方が制限されにくい回路システムを提供すること。
【解決手段】回路システム100は、互いに異なる2以上の機能をそれぞれ有する2以上のチップ1を含む複数のチップ1を備える。複数のチップ1の各々は、誘導結合電力線通信(Inductive-Coupling Power-Line Communication:IC-PLC)により、他のチップ1との間で電力及び信号のうちの少なくとも一方を送信又は受信するコイル2を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに異なる2以上の機能をそれぞれ有する2以上のチップを含む複数のチップを備え、
前記複数のチップの各々は、誘導結合電力線通信により、他のチップとの間で電力及び信号のうちの少なくとも一方を送信又は受信するコイルを有する、
回路システム。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記複数のチップは、電力供給機能を有する1以上のチップと、信号送信機能を有する1以上のチップと、信号受信機能を有する1以上のチップと、を含み、
前記信号送信機能を有する1以上のチップ、及び前記信号受信機能を有する1以上のチップは、いずれも前記電力供給機能を有する1以上のチップからの電力供給を受ける、
請求項1に記載の回路システム。
【請求項3】
前記複数のチップの各々は、流動性を有する、
請求項1又は2に記載の回路システム。
【請求項4】
前記複数のチップの各々は、直方体状であって、
前記複数のチップの各々において、2つ以上の交差する面に前記コイルがそれぞれ配置されている、
請求項1又は2に記載の回路システム。
【請求項5】
前記複数のチップは、蓄電素子を備えた電力供給機能を有する1以上のチップを含む、
請求項1又は2に記載の回路システム。
【請求項6】
前記蓄電素子は、キャパシタである、
請求項5に記載の回路システム。
【請求項7】
前記電力供給機能を有する1以上のチップは、前記蓄電素子の充電電圧に応じて一定電圧を出力するステップダウンコンバータ回路を有する、
請求項6に記載の回路システム。
【請求項8】
前記複数のチップは、センサを備えたセンシング機能を有する1以上のチップを含む、
請求項1又は2に記載の回路システム。
【請求項9】
前記センサは、センシング性能を監視する機能を有しており、前記センシング性能が低下した場合に動作を停止する又は検知結果を除外する、
請求項8に記載の回路システム。
【請求項10】
前記センサは、バンドギャップリファレンス回路の温度依存性を利用した温度センサであって、前記バンドギャップリファレンス回路における基準電圧に基づいて、前記センシング性能の低下を検知する、
請求項9に記載の回路システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のチップを備えた回路システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1には、0.05mm×0.05mmのRFID(Radio Frequency Identification)チップが開示されている。
【0003】
非特許文献2には、1mm

のダイ積層型のセンシングプラットフォームが開示されている。
【0004】
非特許文献3には、小型(0.125mm

)のワイヤレスニューラルセンサが開示されている。
【0005】
非特許文献4には、超音波ニューラルダストが開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
M. Usami, et al., "A 0.05x0.05mm2 RFID Chip with Easily Scaled-Down ID-Memory," ISSCC Dig. Tech. Papers, pp.482-483, Feb. 2007.
Y. Lee, et al., "A Modular 1mm3 Die-Stacked Sensing Platform with Optical Communication and Multi-Modal Energy Harvesting," ISSCC Dig. Tech. Papers, pp.402-403, Feb. 2012.
W. Biederman, et al., "A Fully-Integrated, Miniaturized (0.125 mm2) 10.5 μW Wireless Neural Sensor," JSSC, vol. 48, no. 4, pp.960-970, Apr. 2013.
D. Seo, et al., "Wireless Recording in the Peripheral Nervous System with Ultrasonic Neural Dust," Neuron, vol. 91, no. 3, pp.529-539, Aug. 2016.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、物理的なサイズ、及び機能の両方が制限されにくい回路システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る回路システムは、互いに異なる2以上の機能をそれぞれ有する2以上のチップを含む複数のチップを備える。前記複数のチップの各々は、誘導結合電力線通信により、他のチップとの間で電力及び信号のうちの少なくとも一方を送信又は受信するコイルを有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の回路システムによれば、物理的なサイズ、及び機能の両方が制限されにくい、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態に係る回路システムを示す概要図である。
図2は、実施の形態に係る回路システムのスケールの説明図である。
図3は、実施の形態に係るチップのダイシングの説明図である。
図4は、レーザーステルスダイシングの説明図である。
図5は、実施の形態に係る回路システムにおける電力及び信号の送受信の説明図である。
図6は、実施の形態に係るチップの構成を示す概要図である。
図7は、実施の形態に係る回路システムの動作をシミュレートした結果を示す波形図である。
図8は、実施の形態に係る回路システムの通信性能の測定に用いた送信側のチップ、及び受信側のチップの構成を示す概要図である。
図9は、実施の形態に係る回路システムの通信性能の測定に用いたプローブステーションの概要図である。
図10は、実施の形態に係る回路システムの通信性能の測定結果を示す図である。
図11は、実施の形態に係る回路システムの通信性能の他の測定結果を示す図である。
図12は、実施の形態に係る回路システムの通信性能の更に他の測定結果を示す図である。
図13は、実施の形態に係る回路システムの電力供給性能の測定に用いた電力供給機能を有するチップの構成を示す概要図である。
図14は、実施の形態に係る電力供給機能を有するチップの外観を示す図である。
図15は、実施の形態に係る回路システムの電力供給性能の説明図である。
図16は、実施の形態に係るセンシング機能を有するチップの構成を示す概要図である。
図17は、実施の形態に係るセンシング機能を有するチップの外観を示す図である。
図18は、実施の形態に係るセンサのセンシング性能の説明図である。
図19は、実施の形態に係るセンサの測定結果の説明図である。
図20は、実施の形態に係るセンサの性能の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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