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公開番号2024114461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023020252
出願日2023-02-13
発明の名称インターホン機器
出願人アイホン株式会社
代理人個人
主分類H04M 1/02 20060101AFI20240816BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ネームプレートをネーム表示部に容易に収納することができるインターホン機器を提供する。
【解決手段】収納凹部13の右部に、ネームプレート30が通過可能なプレート通路31を介して、プレート収納部材10外へと開口する挿入口22に連通するプレート入り口18を開設するとともに、収納凹部13の後壁13Eに、左右方向で収納凹部13の中央側からプレート入り口18へ向かって後方へ傾斜する傾斜面17を設ける一方、ネームカバー12における傾斜面及17びプレート入り口18の前方となる箇所に、後方へ突出する段部として形成された案内部28を設け、案内部28の後面を、傾斜面17と所定の距離を保ちながら対向するように、左右方向で収納凹部13の中央側からプレート入り口18側へ向かって後方へ傾斜するテーパ面とした。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
本体ケースの前面に、ネームプレートを前記本体ケースの側方から挿入して収納可能なネーム表示部が設けられてなるインターホン機器であって、
前記ネーム表示部が、後方へ凹んだ収納凹部と、前記収納凹部の前方を覆うように組み付けられるネームカバーとを備えてなり、
前記収納凹部における前記ネームプレートが挿入される側の側部に、前記ネームプレートが通過可能なプレート通路を介して、前記本体ケース外へと開口する挿入口に連通するプレート入り口が開設されているとともに、前記収納凹部の後壁に、左右方向で前記収納凹部の中央側から前記プレート入り口へ向かって後方へ傾斜する傾斜面が設けられている一方、
前記ネームカバーにおける前記傾斜面及び前記プレート入り口の前方となる箇所に、後方へ突出する段部として形成された案内部が設けられ、前記案内部の後面が、前記傾斜面と所定の距離を保ちながら対向するように、左右方向で前記収納凹部の中央側から前記プレート入り口側へ向かって後方へ傾斜するテーパ面とされていることを特徴とするインターホン機器。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記収納凹部内に、前記プレート入り口の上下左右を囲むように後方へ凹んだ溝が設けられ、当該溝内にパッキンが埋め込まれているとともに、
前記ネームカバーに、後方へ突出する防水リブが設けられており、
前記ネームカバーの組み付けに伴い、前記防水リブの先端側が前記溝内へ入り込んで前記パッキンを押し潰すことを特徴とする請求項1に記載のインターホン機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば本体ケースの前面に居住者の氏名等を表示するネームプレートが収納されるネーム表示部を設けてなるインターホン機器に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来周知のインターホン機器には、たとえば特許文献1に記載されているように、本体ケースの前面にネーム表示部を設けてなるものが考案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-11583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているインターホン機器のように、本体ケースの前面にネームプレートを露出させて取り付けるタイプのネーム表示部ではなく、ネームプレートを収納状態で取り付けるタイプのネーム表示部を設けることも考えられる。そして、そのようにネームプレートをネーム表示部に収納させるとなると、その収納作業が煩雑にならないような工夫が求められる。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、ネームプレートをネーム表示部に容易に収納することができるインターホン機器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、本体ケースの前面に、ネームプレートを本体ケースの側方から挿入して収納可能なネーム表示部が設けられてなるインターホン機器であって、ネーム表示部が、後方へ凹んだ収納凹部と、収納凹部の前方を覆うように組み付けられるネームカバーとを備えてなり、収納凹部におけるネームプレートが挿入される側の側部に、ネームプレートが通過可能なプレート通路を介して、本体ケース外へと開口する挿入口に連通するプレート入り口が開設されているとともに、収納凹部の後壁に、左右方向で収納凹部の中央側からプレート入り口へ向かって後方へ傾斜する傾斜面が設けられている一方、ネームカバーにおける傾斜面及びプレート入り口の前方となる箇所に、後方へ突出する段部として形成された案内部が設けられ、案内部の後面が、傾斜面と所定の距離を保ちながら対向するように、左右方向で収納凹部の中央側からプレート入り口側へ向かって後方へ傾斜するテーパ面とされていることを特徴とする。
本発明によれば、ネーム表示部が、後方へ凹んだ収納凹部と、収納凹部の前方を覆うように組み付けられるネームカバーとを備えてなり、収納凹部におけるネームプレートが挿入される側の側部に、ネームプレートが通過可能なプレート通路を介して、本体ケース外へと開口する挿入口に連通するプレート入り口を開設するとともに、収納凹部の後壁に、左右方向で収納凹部の中央側からプレート入り口へ向かって後方へ傾斜する傾斜面を設ける一方、ネームカバーにおける傾斜面及びプレート入り口の前方となる箇所に、後方へ突出する段部として形成された案内部を設け、案内部の後面を、傾斜面と所定の距離を保ちながら対向するように、左右方向で収納凹部の中央側からプレート入り口側へ向かって後方へ傾斜するテーパ面としている。したがって、挿入口からプレート通路及びプレート入り口を介して収納凹部内に到達したネームプレートを、傾斜面及び案内部によって収納凹部の左右方向で奥側へスムーズに導くことができ、ネームプレートをネーム表示部に容易に収納可能とすることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、収納凹部内に、プレート入り口の上下左右を囲むように後方へ凹んだ溝が設けられ、当該溝内にパッキンが埋め込まれているとともに、ネームカバーに、後方へ突出する防水リブが設けられており、ネームカバーの組み付けに伴い、防水リブの先端側が溝内へ入り込んでパッキンを押し潰すことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、収納凹部内に、プレート入り口の上下左右を囲むように後方へ凹んだ溝を設け、当該溝内にパッキンを埋め込むとともに、ネームカバーに、後方へ突出する防水リブを設けており、ネームカバーの組み付けに伴い、防水リブの先端側が溝内へ入り込んでパッキンを押し潰すようにしている。したがって、収納凹部内へ水が浸入しにくい上、挿入口からプレート入り口を介して収納凹部内へ水が浸入したとしても、その水が収納凹部を越えて不用意に広がる事態を防止することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ネーム表示部が、後方へ凹んだ収納凹部と、収納凹部の前方を覆うように組み付けられるネームカバーとを備えてなり、収納凹部におけるネームプレートが挿入される側の側部に、ネームプレートが通過可能なプレート通路を介して、本体ケース外へと開口する挿入口に連通するプレート入り口を開設するとともに、収納凹部の後壁に、左右方向で収納凹部の中央側からプレート入り口へ向かって後方へ傾斜する傾斜面を設ける一方、ネームカバーにおける傾斜面及びプレート入り口の前方となる箇所に、後方へ突出する段部として形成された案内部を設け、案内部の後面を、傾斜面と所定の距離を保ちながら対向するように、左右方向で収納凹部の中央側からプレート入り口側へ向かって後方へ傾斜するテーパ面としている。したがって、挿入口からプレート通路及びプレート入り口を介して収納凹部内に到達したネームプレートを、傾斜面及び案内部によって収納凹部の左右方向で奥側へスムーズに導くことができ、ネームプレートをネーム表示部に容易に収納可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
インターホン子機を正面から示した説明図である。
分解状態にあるインターホン子機を前側から示した斜視説明図である。
プレート収納部材を示した説明図であり、(a)は前側から、(b)は右側から夫々示している。
分解状態にあるプレート収納部材及びネームプレートを前側から示した斜視説明図である。
分解状態にあるプレート収納部材及びネームプレートを後側から示した斜視説明図である。
本体を前側から示した斜視説明図である。
図3中のA-A線断面を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態となるインターホン子機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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