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公開番号
2024143843
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023056751
出願日
2023-03-30
発明の名称
電解セル
出願人
株式会社豊田中央研究所
,
株式会社デンソー
代理人
個人
主分類
C25B
11/032 20210101AFI20241003BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】高温の水蒸気に曝されても電極構造の変化が少ない燃料極を備えた電解セルを提供すること。
【解決手段】電解セルは、固体酸化物電解質Aを含む電解質層と、前記電解質層の一方の面に形成された燃料極と、前記電解質層の他方の面に形成された空気極と、前記電解質層と前記空気極との間に挿入された中間層とを備えている。前記燃料極は、Ni系粒子と、酸素吸蔵能を有する固体酸化物電解質Bからなる多孔質の電解質粒子とを備えている。前記燃料極の比表面積は、100m
2
/g以上である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の構成を備えた電解セル。
(1)前記電解セルは、
固体酸化物電解質Aを含む電解質層と、
前記電解質層の一方の面に形成された燃料極と、
前記電解質層の他方の面に形成された空気極と、
前記電解質層と前記空気極との間に挿入された中間層と
を備えている。
(2)前記燃料極は、
Ni系粒子と、
酸素吸蔵能を有する固体酸化物電解質Bからなる多孔質の電解質粒子と
を備えている。
(3)前記燃料極の比表面積は、100m
2
/g以上である。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記電解セルは、
細孔径が0.1μm以上0.5μm以下であるマクロ孔Aと、
細孔径が5nm以上50nm以下であるメソ孔Aと
を含み
前記マクロ孔Aの細孔容積は、0.02cc/g以上であり、
前記メソ孔Aの細孔容積は、0.2cc/g以上である
請求項1に記載の電解セル。
【請求項3】
前記燃料極は、
細孔径が0.1μm以上0.5μm以下であるマクロ孔Bと、
細孔径が5nm以上50nm以下であるメソ孔Bと
を含み、
前記マクロ孔Bの細孔容積は、0.01cc/g以上であり、
前記メソ孔Bの細孔容積は、0.2cc/g以上である
請求項1に記載の電解セル。
【請求項4】
前記固体酸化物電解質Bは、次の式(1)で表される組成を有するYCZからなる請求項1に記載の電解セル。
Y
x
Ce
y
Zr
1-x-y
O
2-δ
(1)
但し、
0<x≦0.2、0<y≦0.2、
δは電気的中性が保たれる値。
【請求項5】
次の式(2)で表される反応抵抗(Rct2)増加率が200%以下である請求項1に記載の電解セル。
反応抵抗(Rct2)増加率=(R
2
-R
1
)×100/R
1
…(2)
但し、
R
1
は、製造直後の前記燃料極の電気化学反応抵抗、
R
2
は、耐久試験後の前記燃料極の電気化学反応抵抗。
【請求項6】
前記電解質層は、前記固体酸化物電解質Aとして、
イットリア安定化ジルコニア(YSZ)、
スカンジア安定化ジルコニア(SSZ)、
サマリアドープトセリア(SDC)、又は、
ランタンストロンチウムガリウムマグネシウム酸化物(LSGM)
を含む請求項1に記載の電解セル。
【請求項7】
前記空気極は、
ランタンストロンチウムマンガナイト(LSM)、
ランタンストロンチウムコバルトフェライト(LSCF)、又は、
ランタンストロンチウムコバルタイト(LSC)、
を含む請求項1に記載の電解セル。
【請求項8】
前記中間層は、GdドープCeO
2
(GDC)を含む請求項1に記載の電解セル。
【請求項9】
前記空気極の表面に形成された空気極側集電層、及び/又は、
前記燃料極の表面に形成された燃料極側集電層
をさらに備えている請求項1に記載の電解セル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電解セルに関し、さらに詳しくは、高温の水蒸気に曝されても電極構造の変化が少ない燃料極を備えた電解セルに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、電解質として酸化物イオン伝導体を用いた燃料電池である。SOFCのアノード(燃料極)に、H
2
、CO、CH
4
などの燃料ガスを供給し、カソード(酸素極)にO
2
を供給すると、電極反応が進行し、電力を取り出すことができる。電極反応により生成したCO
2
やH
2
Oは、SOFC外に排出される。
一方、固体酸化物形電解セル(SOEC)は、SOFCと構造は同じであるが、SOFCとは逆の反応を起こさせるものである。すなわち、SOECのカソード(燃料極)にCO
2
やH
2
Oを供給し、電極間に電流を流すと、COやH
2
を生成させることができる。
【0003】
SOECは、電解質の一方の面にアノード(空気極)が接合され、他方の面にカソード(燃料極)が接合された単セルを備えている。このようなSOECを構成する部材の材料として、一般的には、以下のような材料が用いられている(非特許文献1~6参照)。
(a)電解質: イットリア安定化ジルコニア(YSZ)、スカンジア安定化ジルコニア(SSZ)、サマリアドープトセリア(SDC)、ランタンストロンチウムガリウムマグネシウム酸化物(LSGM)など。
(b)空気極: ランタンストロンチウムマンガナイト(LSM)、ランタンストロンチウムコバルトフェライト(LSCF)、ランタンストロンチウムコバルタイト(LSC)など。
(c)燃料極: Ni/YSZ、Ni/SDC、Ni-Fe/SDCなど。
【0004】
SOECの燃料極には、一般に、Ni/YSZサーメットが用いられる。しかし、燃料極には、水素製造の原料となる水蒸気が高温下(700℃以上)で供給される。そのため、燃料極に含まれるNiが容易に酸化され、電極構造が変化する。その結果、電解特性が低下する。
【0005】
この問題を解決するために、特許文献1には、Ni含有粒子と、A
2
O
3
(但し,A=Y、La、及び/又は、Sc)、CeO
2
及びZrO
2
の複合酸化物(ACZ)からなるACZ粒子とを含む燃料極が提案されている。
また、特許文献2には、Ni含有粒子と、Y、Sc、及びCeがドープされたZrO
2
からなるYScCZ粒子とを含むサーメットからなる活性層が提案されている。
しかしながら、燃料極に使用される材料の最適化のみによって、SOECの耐久性を向上させるのは限界がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-181976号公報
特開2022-074189号公報
【非特許文献】
【0007】
Ebbesen, S. D.; Hansen, J. B.; Morgensen, M. B. ECS Trans. 2013, 57, 3217.
Jensen, S. H.; Larsen, P. H.; Mogensen, M. Int. J. Hydrogen Energy 2007, 32, 3253.
Katahira, K.; Kohchi, Y.; Shimura, T.; Iwahara, H. Solid State Ionics 2000, 138, 91.
Languna-Bercero, M. A.; Skinner, S. J.; Kilner, J. A. J. Power Sources 2009, 192, 126.
O'Brien, J. E.; Stoots, C. M.; Herring, J. S.; Lessing, P. A.; Hartvigsen, J. J.; Elangovan, S. J. Fuel Cell Sci. Technol. 2005, 2, 156.
Sune Dalgaard Ebbesen, Soren Hojgaard Jensen, Anne Hauch, and Morgens Bjerg Morgensen, Chem. Rev. 2014, 114, 1069
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、高温の水蒸気に曝されても電極構造の変化が少ない燃料極を備えた電解セルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明に係る電解セルは、以下の構成を備えている。
(1)前記電解セルは、
固体酸化物電解質Aを含む電解質層と、
前記電解質層の一方の面に形成された燃料極と、
前記電解質層の他方の面に形成された空気極と、
前記電解質層と前記空気極との間に挿入された中間層と
を備えている。
(2)前記燃料極は、
Ni系粒子と、
酸素吸蔵能を有する固体酸化物電解質Bからなる多孔質の電解質粒子と
を備えている。
(3)前記燃料極の比表面積は、100m
2
/g以上である。
【発明の効果】
【0010】
電解セルの燃料極は、一般に、Ni系粒子と、電解質粒子とを含むサーメットからなる。電解質粒子には、通常、共沈法などの方法により製造された緻密な粒子(細孔の少ない粒子)が用いられる。緻密な電解質粒子を用いた燃料極は、低比表面積であり、燃料極の比表面積が100m
2
/gを超えることはない。
(【0011】以降は省略されています)
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