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公開番号
2025042333
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149281
出願日
2023-09-14
発明の名称
水素飲料生成装置
出願人
株式会社ワールドテック
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C25B
9/65 20210101AFI20250319BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】水溶性有機化合物を含有する飲料にマイナスの電荷を印可することで発生させた水素を飲料の中に多量に溶存させることができ、これによって、時間経過によっても水素が抜け難く、製造時のエネルギー効率が良い水素飲料生成装置の提供を課題とする。
【解決手段】容器に入れられた水溶性有機化合物を含有する飲料にマイナス電荷を印可するための陰極で構成される電極部11と、電極部11に電圧を供給する電源部Dとを少なくとも備え、電極部11は、容器20の金属製導電体で形成される底面と接触する導電性材料で形成される接触型電極部で構成される水素飲料生成装置である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器に入れられた水溶性有機化合物を含有する飲料にマイナス電荷を印可するための陰極で構成される電極部と、前記電極部に電圧を供給する電源部とを少なくとも備え、前記電極部は、前記容器が金属製導電体で形成される場合においては、前記金属製導電体と接触する導電性材料で形成される接触型電極部で構成され、前記容器が絶縁体で形成される場合においては、前記容器に浸漬する導電性材料で形成される浸漬型電極部で構成されることを特徴とする水素飲料生成装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
水溶性有機化合物を含有する飲料を入れるためのポット型の容器を更に備え、前記容器は、内壁面及び前記内壁面と導通する底面が金属製導電体で形成され、電源部は、前記容器を載置可能な本体内に配設されており、前記本体は、前記容器を載置させることで前記容器の底面の金属製導体と接触して導通する接触型電極部を備えることを特徴とする請求項1に記載の水素飲料生成装置。
【請求項3】
電源部は、コップ型の絶縁体で形成される容器の開口内に収まる大きさの本体内に配設されており、前記本体は、前記容器の上縁に係止させて本体を前記容器内に保持可能な係止部と、外方に延出される浸漬型電極部と、生成された水素飲料の水素濃度や温度等を計測可能な外方に延出される浸漬型計測部とを備えると共に、前記浸漬型計測部で計測されたデータを表示する表示部を上面に備えることを特徴とする請求項1に記載の水素飲料生成装置。
【請求項4】
電源部は、水溶性有機化合物を含有する飲料が充填された市販のペットボトル飲料の容器に螺合可能な本体内に配設されていると共に、前記本体は、底面から下方に延出される浸漬型電極部を備えることを特徴とする請求項1に記載の水素飲料生成装置。
【請求項5】
電極部は、金属製導電体で形成される容器の上縁を挟持可能な一対の挟持片で形成される接触型電極部で構成されると共に、前記接触型電極部を1乃至複数個備えることを特徴とする請求項1に記載の水素飲料生成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水溶性有機化合物を含有する飲料にマイナスの電荷を印可することで水素を多量に含む水素飲料を生成することが可能な水素飲料生成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、体内の活性酸素を中和することにより、健康増進、老化の防止、体質の改善、病気の治療等を図るために、飲料水、特に水に水素を混在させた水素水が各種販売されており、このような水素水を生成する生成装置も各種販売されている。
このような水素水を生成する従来の生成装置を示す従来技術として、例えば、下記特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6906255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1は、水素水生成装置に関する発明で、電気分解により長期保存が可能な高濃度のナノバブル水素水を生成することができるというメリットがある。
しかしながら、上記特許文献1に示すような従来の水素水生成装置においては、あくまで電気分解によって発生させた水素を水に物理的に混在させる構成のものであることから、時間経過とともに水素が抜け易く、また、製造時のエネルギー効率が悪いという問題があった。
また、従来の水素水生成装置や市販されている水素水に関する商品は、あくまで対象が水であり、水以外の飲料に水素を含有させることが可能な装置や商品の開発が望まれるところであった。
【0005】
そこで、本発明は上記従来における問題点を解決し、水溶性有機化合物を含有する飲料にマイナスの電荷を印可することで発生させた水素を飲料の中に多量に溶存させることができ、これによって、時間経過によっても水素が抜け難く、製造時のエネルギー効率が良い水素飲料生成装置の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を達成するため、本発明の水素飲料生成装置は、容器に入れられた水溶性有機化合物を含有する飲料にマイナス電荷を印可するための陰極で構成される電極部と、前記電極部に電圧を供給する電源部とを少なくとも備え、前記電極部は、前記容器が金属製導電体で形成される場合においては、前記金属製導電体と接触する導電性材料で形成される接触型電極部で構成され、前記容器が絶縁体で形成される場合においては、前記容器に浸漬する導電性材料で形成される浸漬型電極部で構成されることを第1の特徴としている。
また、本発明の水素飲料生成装置は、上記第1の特徴に加えて、水溶性有機化合物を含有する飲料を入れるためのポット型の容器を更に備え、前記容器は、内壁面及び前記内壁面と導通する底面が金属製導電体で形成され、電源部は、前記容器を載置可能な本体内に配設されており、前記本体は、前記容器を載置させることで前記容器の底面の金属製導体と接触して導通する接触型電極部を備えることを第2の特徴としている。
また、本発明の水素飲料生成装置は、上記第1の特徴に加えて、電源部は、コップ型の絶縁体で形成される容器の開口内に収まる大きさの本体内に配設されており、前記本体は、前記容器の上縁に係止させて本体を前記容器内に保持可能な係止部と、外方に延出される浸漬型電極部と、生成された水素飲料の水素濃度や温度等を計測可能な外方に延出される浸漬型計測部とを備えると共に、前記浸漬型計測部で計測されたデータを表示する表示部を上面に備えることを第3の特徴としている。
また、本発明の水素飲料生成装置は、上記第1の特徴に加えて、電源部は、水溶性有機化合物を含有する飲料が充填された市販のペットボトル飲料の容器に螺合可能な本体内に配設されていると共に、前記本体は、底面から下方に延出される浸漬型電極部を備えることを第4の特徴としている。
また、本発明の水素飲料生成装置は、上記第1の特徴に加えて、電極部は、金属製導電体で形成される容器の上縁を挟持可能な一対の挟持片で形成される接触型電極部で構成されると共に、前記接触型電極部を1乃至複数個備えることを第5の特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
上記第1の特徴による水素飲料生成装置によれば、水溶性有機化合物を含有する飲料にマイナスの電荷を印可することで発生させた水素を飲料の中に多量に溶存させることができる。よって、時間経過によっても水素が抜け難い水素飲料を生成することができると共に、製造時のエネルギー効率が良い水素飲料生成装置とすることができる。
また、陰極だけを備える構成とすることで、電極部が腐食することを防止することができ、耐久性に優れた水素飲料生成装置とすることができる。
【0008】
また、上記第2の特徴による水素飲料生成装置によれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、ポット型容器を備えることで、ある程度の量の水素飲料を生成可能であると共に、生成された水素飲料を溜めおくことができ、利便性の高い水素飲料生成装置とすることができる。
【0009】
また、上記第3の特徴による水素飲料生成装置によれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、係止部をコップ型の絶縁体で形成される容器に係止させるだけで、水素飲料生成装置を容器に保持させることができ、使い勝手の良い水素飲料生成装置とすることができる。また、浸漬型計測部を備えることで、生成された水素飲料の水素濃度や温度等、水素飲料の状態を効果的に計測できる。
【0010】
また、上記第4の特徴による水素飲料生成装置によれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、水溶性有機化合物を含有する飲料が充填された市販のペットボトル飲料に取り付けるだけで、いつでもどこでも水素飲料を生成することができる。よって、一段と利便性の高い水素飲料生成装置とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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