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公開番号
2025109046
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002731
出願日
2024-01-11
発明の名称
抗菌部材及び抗菌製品
出願人
三井化学株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
C25D
11/04 20060101AFI20250716BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】抗菌作用の発現に適した表面を有する抗菌部材及び抗菌製品を提供する。
【解決手段】下記の条件A又は条件Bの少なくとも一方を満たす、抗菌部材。条件A:開口部の径が100nm以下である凹部を表面に有する条件B:開口部の平均径が50nm以下である凹部を表面に有する
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
開口部の径が100nm以下である凹部を表面に有する、抗菌部材。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
開口部の平均径が50nm以下である凹部を表面に有する、抗菌部材。
【請求項3】
前記凹部間の平均中心間距離が100nm以下である、請求項1又は請求項2に記載の抗菌部材。
【請求項4】
前記凹部の数が100個/μm
2
以上である領域を有する、請求項1又は請求項2に記載の抗菌部材。
【請求項5】
開口部の平均径が10nm以下である凹部を表面に有する、請求項1又は請求項2に記載の抗菌部材。
【請求項6】
前記凹部の周縁部は酸化アルミニウムを含む、請求項1又は請求項2に記載の抗菌部材。
【請求項7】
前記凹部はアルミニウムを含む基材の上に配置される陽極酸化皮膜に存在する、請求項1又は請求項2に記載の抗菌部材。
【請求項8】
前記陽極酸化皮膜の厚みは500nm以上である、請求項7に記載の抗菌部材。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載の抗菌部材を含む、抗菌製品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、抗菌部材及び抗菌製品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
物品の表面に微細な三次元構造が形成されていると、当該表面に抗菌作用が発現することが知られている。例えば、特許文献1には、物品の表面にディンプル状の微小な凹部を無数に形成することで抗菌作用を持たせる方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、ディンプル状の凹部のピッチが0.4μm~8.0μmであることが抗菌作用の発現において有効であることが記載されているが、個々の凹部の状態(凹部の径など)と抗菌作用との関係については検討されていない。
物品の表面が抗菌作用を発現するためにはどのような状態が適しているかについては、いまだ検討の余地がある。
上記事情に鑑み、本開示の一実施形態は、抗菌作用の発現に適した表面を有する抗菌部材及び抗菌製品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための手段には、以下の実施態様が含まれる。
<1>開口部の径が100nm以下である凹部を表面に有する、抗菌部材。
<2>開口部の平均径が50nm以下である凹部を表面に有する、抗菌部材。
<3>前記凹部間の平均中心間距離が100nm以下である、<1>又は<2>に記載の抗菌部材。
<4>前記凹部の数が100個/μm
2
以上である領域を有する、<1>~<3>のいずれか1項に記載の抗菌部材。
<5>開口部の平均径が10nm以下である凹部を表面に有する、<1>~<4>のいずれか1項に記載の抗菌部材。
<6>前記凹部の周縁部は酸化アルミニウムを含む、<1>~<5>のいずれか1項に記載の抗菌部材。
<7>前記凹部はアルミニウムを含む基材の上に配置される陽極酸化皮膜に存在する、<1>~<6>のいずれか1項に記載の抗菌部材。
<8>前記陽極酸化皮膜の厚みは500nm以上である、<7>に記載の抗菌部材。
<9><1>~<8>のいずれか1項に記載の抗菌部材を含む、抗菌製品。
【発明の効果】
【0006】
本開示の一実施形態によれば、抗菌作用の発現に適した表面を有する抗菌部材及び抗菌製品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1で作製した抗菌部材の表面の電子顕微鏡写真である。
実施例1で作製した抗菌部材の断面の電子顕微鏡写真である。
実施例2で作製した抗菌部材の表面の電子顕微鏡写真である。
実施例2で作製した抗菌部材の断面の電子顕微鏡写真である。
実施例3で作製した抗菌部材の表面の電子顕微鏡写真である。
実施例3で作製した抗菌部材の断面の電子顕微鏡写真である。
【0008】
本開示において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。
本開示に段階的に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよく、また、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本開示において、材料中の各成分の量は、材料中の各成分に該当する物質が複数存在する場合は、特に断らない限り、材料中に存在する複数の物質の合計量を意味する。
【0009】
<第1実施形態>
本開示の第1実施形態は、下記の条件A又は条件Bの少なくとも一方を満たす抗菌部材である。
条件A:開口部の径が100nm以下である凹部を表面に有する
条件B:開口部の平均径が50nm以下である凹部を表面に有する
【0010】
後述する実施例に示すように、条件A又は条件Bの少なくとも一方を満たす物体は、当該表面において優れた抗菌作用を発現する。すなわち、条件A又は条件Bの少なくとも一方を満たす物体は抗菌部材として有用である。
(【0011】以降は省略されています)
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