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公開番号
2025122069
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2025083054,2022581385
出願日
2025-05-19,2021-06-29
発明の名称
アルカリ水電解用セパレータ
出願人
アグフア-ゲヴエルト,ナームローゼ・フエンノートシヤツプ
代理人
弁理士法人小田島特許事務所
主分類
C25B
13/08 20060101AFI20250813BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】高いイオン伝導性と組み合わせて十分な機械的品質を有するセパレータ、及びアルカリ水電解用セパレータの製造方法を提供する。
【解決手段】多孔質支持体(10)と、多孔質支持体の一方の側及び他方の側にそれぞれ設けられた第1の(20b)及び第2の(30b)多孔質層とを含むアルカリ電解用セパレータであって、多孔質支持体が150μm以下の厚さ(d1)を有し、セパレータの総厚さ(d2)が250μm未満であることを特徴とする、セパレータ。そのようなセパレータの調製方法も開示される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
多孔質支持体(10)と、多孔質支持体の一方及び他方の側にそれぞれ設けられた第1の(20b)及び第2の(30b)多孔質層とを含むアルカリ電解用セパレータ(1)であって、多孔質支持体が150μm以下の厚さ(d1)を有し、セパレータの厚さ(d2)が250μm未満であることを特徴とする、セパレータ。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
多孔質支持体の厚さが100μm以下である、請求項1に記載のセパレータ。
【請求項3】
セパレータの厚さが225μm未満である、請求項1又は2に記載のセパレータ。
【請求項4】
30重量%のKOH水溶液中、80℃で0.1オームcm
2
未満のイオン抵抗を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載のセパレータ。
【請求項5】
多孔質支持体の開口部が30~80%までである、請求項1~4のいずれか1項に記載のセパレータ。
【請求項6】
第1及び第2の多孔質層が、ポリマー樹脂及び親水性無機粒子を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載のセパレータ。
【請求項7】
ポリマー樹脂が、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン及びポリフェニルスルフィドからなる群から選択される少なくとも1つである、請求項6に記載のセパレータ。
【請求項8】
親水性無機粒子が、酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化チタン、水酸化チタン及び硫酸バリウムからなる群の少なくとも1つから選択される、請求項6又は7に記載のセパレータ。
【請求項9】
親水性無機粒子が、0.7μm以下の粒子サイズ粒子サイズD50を有する、請求項8に記載のセパレータ。
【請求項10】
第1の多孔質層と第2の多孔質層が同じである、請求項1~9のいずれか1項に記載のセパレータ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルカリ水電解用セパレータの製造方法及びこの方法により得られるセパレータに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
今日、水素はいくつかの工業プロセス、例えば、化学工業における原料としての、及び冶金工業における還元剤としてのその使用において使用されている。水素は、アンモニア、ひいては肥料、及び多くのポリマーの製造に使用されるメタノールの製造のための基本的な構成単位である。水素が中間油生成物の処理に使用される製油所は、別の使用分野である。
【0003】
水素はまた、重要な将来のエネルギー担体と考えられており、これは水素がエネルギーを使用可能な形態で貯蔵及び送達できることを意味する。酸素との発熱燃焼反応によってエネルギーが放出され、それにより水を形成する。このような燃焼反応の間、炭素を含む温室効果ガスは排出されない。
【0004】
低炭素社会の実現のために、太陽光及び風力等の自然エネルギーを利用した再生可能エネルギーがますます重要になってきている。
【0005】
風力及び太陽光発電システムによる発電は、気象条件に大きく左右されるため、変動が大きく、電気の需要と供給のバランスが崩れてしまう。余剰電力を蓄えるために、電力が水素等の気体燃料を生成するために使用される、いわゆる電力対ガス技術は、近年多くの関心を集めている。再生可能エネルギー源からの電気の生成が増加するにつれて、生成されたエネルギーの貯蔵及び輸送の需要も増加する。
【0006】
アルカリ水電解は、電気が水素に変換される場合がある重要な製造プロセスである。
【0007】
アルカリ水電解セルでは、いわゆるセパレータ又はダイヤフラムを使用して異なる極性の電極を分離して、これらの電子伝導部品(電極)間の短絡を防止し、ガスクロスオーバーを回避することによって(カソードで形成された)水素と(アノードで形成された)酸素との再結合を防止する。これら全ての機能を果たす一方で、セパレータは、カソードからアノードへのヒドロキシルイオンの輸送のための高イオン伝導体であるべきである。
【0008】
セパレータは、典型的には多孔質支持体を含む。このような多孔質支持体は、特許文献1(Hydrogen Systems)に開示されているように、セパレータを補強し、セパレータの操作及び電解槽へのセパレータの導入を容易にする。
【0009】
特許文献2(VITO)は、強化セパレータを調製するプロセスを開示している。このプロセスは、対称的な特性を有する膜をもたらす。このプロセスは、ウェブとしての多孔質支持体及び適切なドープ溶液を提供する工程と、ウェブを垂直位置に案内する工程と、ウェブの両側をドープ溶液で等しくコーティングして、ウェブでコーティングされた支持体を生成する工程と、ドープでコーティングされたウェブに、対称的な表面細孔形成工程及び対称的な凝固工程を適用して、強化膜を生成する工程とを含む。
【0010】
特許文献3及び特許文献4(Agfa Gevaert及びVITO)は、特許文献2に記載されているような対称特性を有する強化膜を製造するための製造方法を開示している。これらの製造方法に使用される多孔質支持体は、190μmを超える厚さを有する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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