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公開番号2024148994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062612
出願日2023-04-07
発明の名称音声出力装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04R 3/12 20060101AFI20241010BHJP(電気通信技術)
要約【課題】簡単な構成や処理によって、利用者よりも前方に音像を定位させることができる音声出力装置を提供すること。
【解決手段】音声出力装置1は、前方の利用者Aに向けて音声信号Vaに対応する音を、後方の利用者Bに向けて音声信号Vbに対応する音を出力しており、利用者Aに向けて音声信号Vaの低域成分の音と、利用者Bに向けて音声信号Vbの高域成分の音とを出力するスピーカ50と、利用者Bに向けて音声信号Vbの低域・中域成分の音を出力するスピーカ60とを備える。スピーカ50を利用者Aの近傍に設置し、スピーカ60を利用者Bの近傍に設置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前方の第1の利用者に向けて第1の音声信号に対応する音を、後方の第2の利用者に向けて第2の音声信号に対応する音を出力する音声出力装置であって、
前記第1の利用者に向けて前記第1の音声信号の低域成分の音と、前記第2の利用者に向けて前記第2の音声信号の高域成分の音とを出力する第1のスピーカと、
前記第2の利用者に向けて前記第2の音声信号の低域・中域成分の音を出力する第2のスピーカと、
を備え、前記第1のスピーカを前記第1の利用者の近傍に設置し、前記第2のスピーカを前記第2の利用者の近傍に設置することを特徴とする音声出力装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記第1の音声信号から低域成分を分離する低域分離手段と、
前記第2の音声信号から高域成分を分離する高域分離手段と、
前記低域分離手段によって分離された前記第1の音声信号の低域成分と、前記高域分離手段によって分離された前記第2の音声信号の高域成分とを加算して前記第1のスピーカに向けて出力する加算手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の音声出力装置。
【請求項3】
前記第1のスピーカを前記第2の利用者に向けて設置することを特徴とする請求項1に記載の音声出力装置。
【請求項4】
前記第1のスピーカは、前記第1の利用者が座る座席のヘッドレスト内に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の音声出力装置。
【請求項5】
前記第1のスピーカのサイズは、前記高域分離手段によって高域成分を分離する際のハイパスカットオフ周波数よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の音声出力装置。
【請求項6】
前記第1のスピーカは、前記第1の利用者が座る座席のヘッドレスト内に設けられており、
前記低域分離手段によって低域成分を分離する際のローパスカットオフ周波数は、その波長が前記ヘッドレストの短手方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項2に記載の音声出力装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等に前後に配置された複数の座席の各利用者に向けて音声信号を出力する音声出力装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、座席のヘッドレスト部に左右のスピーカを実装し、音像定位フィルタ部とトランスオーラルシステムフィルタ部を通した音声信号をこれらのスピーカから出力することにより、音像を所定位置に定位させるようにした音響処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-111200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に開示された音響処理装置では、ヘッドレストの形状や利用者の耳の位置などを考慮した正確な音像の定位が可能になるが、音声を聴取する利用者よりも前方に音像を定位させるためには、構成や処理が複雑になるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、簡単な構成や処理によって、利用者よりも前方に音像を定位させることができる音声出力装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の音声出力装置は、前方の第1の利用者に向けて第1の音声信号に対応する音を、後方の第2の利用者に向けて第2の音声信号に対応する音を出力する音声出力装置であって、第1の利用者に向けて第1の音声信号の低域成分の音と、第2の利用者に向けて第2の音声信号の高域成分の音とを出力する第1のスピーカと、第2の利用者に向けて第2の音声信号の低域・中域成分の音を出力する第2のスピーカとを備え、第1のスピーカを第1の利用者の近傍に設置し、第2のスピーカを第2の利用者の近傍に設置する。
【0007】
第1の利用者の近傍に設けた第1のスピーカから、第1の利用者に向けた第1の音声信号の低域成分の音とともに、第2の利用者に向けて第2の音声信号の高域成分の音を提供しており、第2の音声信号についてはその一部(高域成分)を第2の利用者の前方から出力することで、簡単な構成および処理で、第2の利用者よりも前方に音像を定位させることが容易となる。
【0008】
また、上述した第1の音声信号から低域成分を分離する低域分離手段と、第2の音声信号から高域成分を分離する高域分離手段と、低域分離手段によって分離された第1の音声信号の低域成分と、高域分離手段によって分離された第2の音声信号の高域成分とを加算して第1のスピーカに向けて出力する加算手段とをさらに備えることが望ましい。これにより、第1の音声信号から低域成分を分離し、第2の音声信号から高域成分を分離した後に加算するだけで第1のスピーカから出力する音を生成することができ、そのための構成や処理を簡略化することが可能となる。
【0009】
また、上述した第1のスピーカを第2の利用者に向けて設置することが望ましい。これにより、波長が短く直進性がある第2の音声信号の高域成分の音を第2の利用者に伝達するとともに、波長が長く球状に広がる第1の音声信号の低域成分の音を第1の利用者に伝達することが可能となる。
【0010】
また、上述した第1のスピーカは、第1の利用者が座る座席のヘッドレスト内に設けられていることが望ましい。これにより、利用者の耳元の近くで音を出すことができ、複数の音声信号の音が混在することを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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