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公開番号
2024137645
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2023191514
出願日
2023-11-09
発明の名称
光伝送装置及び光伝送方法
出願人
富士通株式会社
代理人
個人
主分類
H04J
3/00 20060101AFI20240927BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】パケットを伝送フレームに収容する際の収容効率低下を抑制する光伝送装置及び光伝送方法を提供することを目的とする。
【解決手段】光伝送装置は、複数のパケットを第1伝送フレームに収容する前に前記第1伝送フレームを変換した光信号の正常な送受信に対して影響がない特定データを前記複数のパケットから削除する第1処理回路と、前記複数のパケットの間に格納されたパディングデータを除去し、前記パディングデータの除去により空いたデータ領域を順に前記複数のパケットで前詰めした後に前記複数のパケットを前記第1伝送フレームに多重階梯を利用せずに収容する第2処理回路と、前記複数のパケットが収容された前記第1伝送フレームを前記光信号に変換して送信する第3処理回路と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のパケットを第1伝送フレームに収容する前に前記第1伝送フレームを変換した光信号の正常な送受信に対して影響がない特定データを前記複数のパケットから削除する第1処理回路と、
前記複数のパケットの間に格納されたパディングデータを除去し、前記パディングデータの除去により空いたデータ領域を順に前記複数のパケットで前詰めした後に前記複数のパケットを前記第1伝送フレームに多重階梯を利用せずに収容する第2処理回路と、
前記複数のパケットが収容された前記第1伝送フレームを前記光信号に変換して送信する第3処理回路と、
を含む光伝送装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第2処理回路は、前記複数のパケットが収容された前記第1伝送フレームの空き領域を廃棄対象データで埋め、
前記廃棄対象データは、前記光伝送装置に対向して前記光信号を受信する別の光伝送装置で廃棄される、
ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
【請求項3】
前記第2処理回路は、前記複数のパケットに属する最後尾のパケットを分割し、前記最後尾のパケットの前半部を前記第1伝送フレームの末尾に収容し、前記最後尾のパケットの後半部を前記第1伝送フレームに連続する第2伝送フレームの先頭に収容する場合、前記第1伝送フレームの先頭に収容された単一のパケットが非分割パケットであることを表す所定数値を前記第1伝送フレームのヘッダ部に格納し、前記第2伝送フレームの先頭に収容された前記最後尾のパケットの前記後半部のバイト数を前記第2伝送フレームのヘッダ部に格納する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光伝送装置。
【請求項4】
前記第3処理回路は、前記光信号を連続して受信し、最初に受信した前記光信号を前記複数のパケットが収容された前記第1伝送フレームに変換し、次に受信した前記光信号を前記複数のパケットが収容された前記第2伝送フレームに変換し、
前記第2処理回路は、前記第1伝送フレームから前記複数のパケットに属する前記最後尾のパケットの前半部を抽出して保持し、前記第2伝送フレームから前記複数のパケットに属する前記最後尾のパケットの後半部を抽出した後に、前記前半部と前記後半部とをまとめて前記第1処理回路に送信する、
ことを特徴とする請求項3に記載の光伝送装置。
【請求項5】
前記第2処理回路は、前記第3処理回路が前記光信号を連続して受信しなかった場合、保持する前記最後尾のパケットの前半部を廃棄する、
ことを特徴とする請求項4に記載の光伝送装置。
【請求項6】
前記第1処理回路は、前記光伝送装置がサーバからCXL(Compute eXpress Link)プロトコルに応じた特定パケットを受信した場合、前記光伝送装置に対向して前記光信号を受信する別の光伝送装置の接続デバイスによって発行される正式応答に代わる代理応答を前記サーバに送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
【請求項7】
前記第1処理回路は、前記別の光伝送装置から前記正式応答を受信した場合、前記正式応答と前記代理応答とを照合し、前記正式応答と前記代理応答との関係が異常である場合、前記特定パケットに対する処理のエラーを前記サーバに通知する、
ことを特徴とする請求項6に記載の光伝送装置。
【請求項8】
前記第1処理回路は、前記光信号に変換されるまでの前記第1伝送フレームを一時的に格納するバッファの格納量を監視し、前記別の光伝送装置から前記接続デバイスの処理負荷を含む特定情報を受信した際に前記格納量が閾値格納量以上である場合、前記サーバに対し、前記特定パケットの送信調整を要求するクレジット制御を通知する、
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の光伝送装置。
【請求項9】
前記特定パケットは、前記接続デバイスのメモリに書き込まれる書込対象データの書込先アドレスと前記書込先アドレス以外の非書込先アドレスとを格納するメッセージ領域を備え、
前記第1処理回路は、前記メッセージ領域からの前記書込先アドレスの抽出に基づいて、前記特定パケットを圧縮した圧縮パケットを生成し、
前記第2処理回路は、前記圧縮パケットを前記第1伝送フレームに収容する、
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の光伝送装置。
【請求項10】
複数のパケットを第1伝送フレームに収容する前に前記第1伝送フレームを変換した光信号の正常な送受信に対して影響がない特定データを前記複数のパケットから削除する第1処理と、
前記複数のパケットの間に格納されたパディングデータを除去し、前記パディングデータの除去により空いたデータ領域を順に前記複数のパケットで前詰めした後に前記複数のパケットを前記第1伝送フレームに多重階梯を利用せずに収容する第2処理と、
前記複数のパケットが収容された前記第1伝送フレームを前記光信号に変換して送信する第3処理と、
を含む光伝送方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本件は光伝送装置及び光伝送方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
光伝送ネットワークが知られている(例えば特許文献1参照)。また、100Gbpsのクライアント信号を100Gbpsの光伝送用の伝送フレームに収容する技術が知られている。伝送フレームとして例えばOTU4(Optical Channel Transport Unit 4)フレーム(112Gbps)が知られている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2018-519699号公報
特開2016-046593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、1つのデータセンターに複数のサーバが設置されてサーバ間でデータ通信が行われることがある。また、異なるデータセンターのそれぞれに設置されたサーバ間でもデータ通信が行われることがある。サーバ間でデータ通信が行われる際、サーバのプロセッサがデータ通信のために使用される。プロセッサがデータ通信のために使用された状態で、例えばサーバのアプリケーションソフトウェアが実行されると、プロセッサの負荷が増大する。
【0005】
このようなプロセッサの負荷の増大を低減することを目的として、スマートNIC(Network Interface Card)が注目されている。スマートNICはプロセッサを備えており、サーバのPCIeスロットに取り付けられて使用される。スマートNICはサーバからクライアント信号として受け取ったPCIeフレーム(又はPCIe物理パケット)からPCIeTLP(PCI express Transaction Layer Packet)と呼ばれるトランザクション層のパケットを抽出する。パケットを抽出すると、スマートNICはこのパケットをイーサネット(登録商標)フレームに収容して送信する。スマートNICはサーバとは別にデータ通信に係る処理を分担するため、サーバのプロセッサの負荷の増大が低減される。
【0006】
さらに、データ通信の低遅延化と低消費電力化を実現する場合には、スマートNICに光伝送機能を搭載することが想定される。この場合、光伝送機能を搭載するスマートNIC(以下、光伝送装置という)はイーサネット(登録商標)フレームをOTN(Optical Transport Network)フレームに収容して光伝送ネットワークに送信する。OTNフレームも光伝送用の伝送フレームであり、例えばFlexOフレームを含んでいる。
【0007】
しかしながら、イーサネット(登録商標)フレームのOTNフレームへの収容には、ITU-T(International Telecommunication Union - Telecommunication Standardization Sector:国際電気通信連合-電気通信標準化部門)勧告G.709が規定する多重階梯が求められる。多重階梯では収容効率が低下し、結果的に、データ通信に処理遅延が生じる可能性がある。
【0008】
そこで、1つの側面では、パケットを伝送フレームに収容する際の収容効率低下を抑制する光伝送装置及び光伝送方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
1つの実施態様では、光伝送装置は、複数のパケットを第1伝送フレームに収容する前に前記第1伝送フレームを変換した光信号の正常な送受信に対して影響がない特定データを前記複数のパケットから削除する第1処理回路と、前記複数のパケットの間に格納されたパディングデータを除去し、前記パディングデータの除去により空いたデータ領域を順に前記複数のパケットで前詰めした後に前記複数のパケットを前記第1伝送フレームに多重階梯を利用せずに収容する第2処理回路と、前記複数のパケットが収容された前記第1伝送フレームを前記光信号に変換して送信する第3処理回路と、を含む。
【発明の効果】
【0010】
パケットを伝送フレームに収容する際の収容効率低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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