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公開番号2024148281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061289
出願日2023-04-05
発明の名称プログラム、情報処理方法およびクラスタシステム
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類G06F 11/20 20060101AFI20241010BHJP(計算;計数)
要約【課題】ゾーン障害の発生を特定可能にする。
【解決手段】クラスタシステム1は、運用系ノード10と待機系ノード20とを有する。運用系ノード10は、1以上の第1データセンタを有する第1ゾーンZ1で動作する。待機系ノード20は、1以上の第2データセンタを有する第2ゾーンZ2で動作する。待機系ノード20は、運用系ノード10とのハートビートが遮断されると、運用系ノード10の強制停止を行う。待機系ノード20は、運用系ノード10の強制停止に失敗すると、運用系ノード10および待機系ノード20それぞれへタグを付与するコマンドを発行する。待機系ノード20は、当該コマンドの実行結果に基づいて、第1ゾーンZ1の障害が発生していることを特定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1以上の第1データセンタを有する第1ゾーンで動作する運用系ノードと、1以上の第2データセンタを有する第2ゾーンで動作する待機系ノードとを含むクラスタシステムのうちの前記待機系ノードとして動作するコンピュータに、
前記運用系ノードとのハートビートが遮断されると、前記運用系ノードの強制停止を行い、前記運用系ノードの強制停止に失敗すると、前記運用系ノードおよび前記待機系ノードそれぞれへタグを付与するコマンドを発行し、
前記コマンドの実行結果に基づいて、前記第1ゾーンの障害が発生していることを特定する、
処理を実行させるプログラム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記特定では、前記運用系ノードに対するタグの付与を正常に行えず、かつ、前記待機系ノードに対するタグの付与を正常に行えるか否かを判定し、判定の結果が真の場合、前記第1ゾーンの障害が発生していると判断する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載のプログラム。
【請求項3】
前記特定では、前記運用系ノードに対するタグの付与を正常に行える場合、前記第1ゾーンの障害ではなく、前記運用系ノード単体の障害が発生していると判断する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項2記載のプログラム。
【請求項4】
前記運用系ノードの強制停止に失敗すると、前記コマンドを発行する前に、前記第1ゾーンにおける、前記運用系ノードが属するネットワークに対して疎通確認を行い、前記疎通確認に対する応答があるか否かを判定し、前記疎通確認に対する応答がある場合、前記第1ゾーンの障害が発生していないと判断する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載のプログラム。
【請求項5】
前記疎通確認に対する応答がある場合、前記運用系ノードの強制停止の実行指示を受け付けるAPI(Application Programming Interface)エンドポイントの障害が発生したと判断する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項4記載のプログラム。
【請求項6】
前記疎通確認に対する応答がない場合、所定の外部ネットワークサービスにアクセスできるか否かを判定し、前記外部ネットワークサービスにアクセスできない場合、前記第2ゾーンにおける、前記待機系ノードが属するネットワークの障害が発生していると判断する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項4記載のプログラム。
【請求項7】
前記外部ネットワークサービスにアクセスできる場合に前記コマンドを発行し、
前記特定では、前記運用系ノードに対するタグの付与を正常に行えず、かつ、前記待機系ノードに対するタグの付与を正常に行えない場合、前記コマンドを受け付けるAPIエンドポイントの障害が発生したと判断する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項6記載のプログラム。
【請求項8】
前記運用系ノードの強制停止に成功すると、前記第1ゾーンの障害が発生していないと判断する、
処理を前記コンピュータに実行させる請求項1記載のプログラム。
【請求項9】
1以上の第1データセンタを有する第1ゾーンで動作する運用系ノードと、1以上の第2データセンタを有する第2ゾーンで動作する待機系ノードとを含むクラスタシステムのうちの前記待機系ノードが、
前記運用系ノードとのハートビートが遮断されると、前記運用系ノードの強制停止を行い、前記運用系ノードの強制停止に失敗すると、前記運用系ノードおよび前記待機系ノードそれぞれへタグを付与するコマンドを発行し、
前記コマンドの実行結果に基づいて、前記第1ゾーンの障害が発生していることを特定する、
情報処理方法。
【請求項10】
1以上の第1データセンタを有する第1ゾーンで動作する運用系ノードと、1以上の第2データセンタを有する第2ゾーンで動作する待機系ノードとを有し、
前記待機系ノードは、前記運用系ノードとのハートビートが遮断されると、前記運用系ノードの強制停止を行い、前記運用系ノードの強制停止に失敗すると、前記運用系ノードおよび前記待機系ノードそれぞれへタグを付与するコマンドを発行し、前記コマンドの実行結果に基づいて、前記第1ゾーンの障害が発生していることを特定する、
クラスタシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はプログラム、情報処理方法およびクラスタシステムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、アプリケーションプログラムを実行する情報処理環境をユーザが自ら所有する代わりに、サービス事業者のもつ情報処理環境をネットワーク経由で利用することが増えている。ネットワーク経由で情報処理環境を利用させる情報処理システムはクラウドシステムと言われることがある。クラウドシステムは、物理マシンや仮想マシンなどの単位計算リソースをユーザに貸し出し、ユーザが作成したアプリケーションプログラムをその単位計算リソース上で実行する。物理マシンや仮想マシンで実現される処理主体はノードと言われてもよい。
【0003】
例えば、クラウドシステムは、ユーザのアプリケーションプログラムで利用可能な種々のサービスを実行する。ユーザのアプリケーションプログラムは、サービスが提供するAPI(Application Programming Interface)を呼び出すことで、当該サービスを利用する。例えば、クラウドシステムは、アプリケーションプログラムによるAPIエンドポイントと呼ばれる識別子の指定により、バックエンドのサービスが提供するAPIの呼び出しを可能にすることがある。
【0004】
ところで、情報処理システムでは可用性の向上が図られることがある。例えば、アプリケーションを稼働系のサーバにおいて処理し、アプリケーションが異常となった場合に、異常となったアプリケーションを待機系のサーバにて処理するクラスタシステムの提案がある。提案のクラスタシステムでは、待機系のサーバは、稼働系のサーバとの間におけるハートビートにより、稼働系のサーバのアプリケーションの異常を検出する。
【0005】
また、待機系サーバが、クライアント装置がアクセスに用いるのと同じネットワーク経由で現用系サーバが提供するサービスにアクセスし、現用系サーバによるサービス提供を監視するクラスタシステムの提案もある。
【0006】
更に、異なる場所で実行しているアプリケーションのインスタンスの実行のため、データセンタを跨いで通信するインフラストラクチャーを提供するシステムの提案もある。提案のシステムは、複数のクラウドに跨って拡げられたアプリケーションを監視し、管理し、デバッグする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-103695号公報
国際公開第2019/049433号
国際公開第2012/162171号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
クラウドシステムでは、1以上のデータセンタを1つのゾーンとして管理することがある。当該ゾーンは、1以上のデータをまとめた1つの論理的な管理単位である。この場合、クラスタの要素となる運用系/待機系の各ノードを互いに異なるゾーンで動作させることが考えられる。これにより、災害やゾーン管理用のソフトウェアの不具合など、該当のゾーン全体に及ぶゾーン単位の障害(ゾーン障害)に対し、クラスタにより提供されるアプリケーションの可用性が向上され得る。
【0009】
一方、待機系ノードは、ハートビートによる運用系ノードの死活監視において、ゾーン障害以外の理由でも異常を検知し得る。運用系ノードの死活監視がゾーン障害以外の理由で異常となる場合、当該異常が一時的なものであり、比較的短時間で復旧することもある。すなわち、待機系ノードが運用系ノードとのハートビート断を検知したとしても、実際には運用系ノードのアプリケーションの稼働が継続していることもあり得る。
【0010】
したがって、待機系ノードで、単純にハートビート断に応じて該当のアプリケーションを起動してしまうと、運用系/待機系の両ノードでアプリケーションが実行される可能性がある。この場合、例えば両ノードからストレージへの同時アクセスに起因するデータ破壊などのリスクが生じ得る。
(【0011】以降は省略されています)

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